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識学の平均年収

2024年02月22日 09:18

識学とは

識学とは、広告業を営む東京都の上場企業です。
企業名 識学
本社所在地 品川区大崎二丁目9番3号大崎ウエストシティビル1階
売上高 40.2億円
社員数 230人
平均年収 608万円
推定初任給 29万円
年収偏差値 57.0
平均年齢 36.9歳
平均勤続年数 1.96年

有価証券報告書によると識学の事業内容は次の通りです。

   はじめに 

 識学とは、ヒトの意識構造を分析し、行動を阻害する誤解や錯覚の発生原因を研究した、当社が独自開発した理論です。ヒトの思考の癖から生じる誤解や錯覚が個人の行動の質及び量を低下させ、さらに、個人の集合である組織内で誤解や錯覚が複雑に絡まった結果、組織のパフォーマンスを阻害します。識学はこの誤解や錯覚の発生要因と解決策を体系化しており、組織運営に活用することで組織の生産性を高めます。

               (組織パフォーマンスを低下させる誤解・錯覚)

 


 

 ヒトの意識は、大きく5つの領域(位置、結果、変化、恐怖、目標)に分けることができると識学では考えています。そして、ヒトはその5領域を認識した後、行動を起こします。いずれかの領域で、間違った認識が発生すると行動の質及び量にズレが発生します。

 充実した環境を構築することも、個々人の能力向上を行うことも、それぞれの5領域を正しく認識する前提がなければ、十分な効果は発揮できず、状況によっては生産性を阻害することにもなりかねません。

 

(ヒトの意識に関する5つの領域)

 


 

 

 (ビジネスにおける5つの領域事例)

 


 

 

(識学メソッドと一般的な研修の対比) 


 

事業の特徴

当社は、識学の原理に基づき、抽象度の高い知見から日々の組織運営に適用可能な形に開発したサービスを展開し、さまざまな組織の生産性の向上に寄与すると考えております。当社の事業は以下の特徴を有しております。

 

(1) さまざまな組織に適用可能であると考えられる識学の汎用性の高さ

識学はヒトが行動する際の意識構造を研究している理論であるため、汎用性が高く、さまざまな組織に適用可能であると考えております。そのため、顧客獲得にあたり、さまざまな組織規模・多業種の企業への適用がサービスの大幅な改変なく可能であると考えております。これまでの実績では、顧客は成長企業を中心に、プロスポーツチームや大学の部活等のスポーツ分野、歯科医院・整骨院などの小規模事業者から大企業におよびますが、内容の大幅な調整・変更を必要とせず展開を行っております。

 

(2) 顧客ニーズを深耕するサービス展開によるリピート獲得

当社サービスはそれぞれ独立して導入可能な単発のサービスながら、組織の生産性向上をさらに加速するため経営者へのマンツーマントレーニングを入り口として、組織幹部、管理者層、新入社員と、複数回のサービス提供を必要とする顧客が多く、リピート獲得に繋がっております。人事異動のタイミングで定期的なサービス提供を行うケースもあります。また、評価制度構築サービスによる識学の定着・仕組化やウェブによるプラットフォームサービスによる顧客接点の増加で、中長期的な取引関係構築・収益貢献を実現しております。

 

(3) 識学に基づく自社の効率的な経営及び講師育成

当社は、当社自身も識学に基づく経営を実践し、日々生産性を高める事業運営を行っております。採用された講師候補者が講師認定され、一定の品質のサービス提供ができるまでにかかる期間は平均107日程度の実績であります。また、結果にフォーカスする評価体系を構築し、従業員へ成長の場を提供することで、講師の離脱防止を行っております。具体的には、組織メンバーの責任と権限の範囲を明確にし、権限の範囲内で自らの創意工夫により施策を実行することができ、自己決定感、成長感、達成感等の内発的動機(注1)が自己発生する体制を構築しております。さらに、その結果を報酬に反映させることで、内発的動機と外発的動機(注2)が一致する制度を運用しております。

 (注1) 内発的動機とは、好奇心や関心によってもたらされる動機を指します。

 (注2) 外発的動機とは、義務、賞罰、強制などによってもたらされる動機を指します。

 

 

(4) 自社でサービス開発を実施

ヒトの意識構造まで掘り下げているため識学それ自体は抽象度が高く、基礎理論だけでは日常の組織運営に適用することは困難です。当社は自社で識学を日常組織運営に適用可能とするプログラムを開発することで組織の生産性を改善するサービスを提供しております。

 

(5) 識学の独自性と一貫したロジックによる集客下地の醸成

識学は自社開発の独自の理論であり、従来の個人のやる気を重視する手法とは逆のアプローチ手法です。このため、当社の広告や口コミは潜在顧客に強いインプレッションを与えています。また、識学は抽象度、汎用性が高いため、多くの人が漠然とではあっても、自己に適用した場合のイメージを描きやすいという特徴があります。ウェブ広告、顧客からの紹介及び代理店紹介のすべての販売チャネルで、識学の独自性、事例紹介の提示によって潜在顧客への印象づけを重ねていくことで、集客の下地を醸成しております。

 

当社ではこのような事業の特徴を活かし、「組織コンサルティング事業」のマネジメントコンサルティングサービス及びプラットフォームサービスを提供しており、これらのサービスの関係性を図で示すと以下のとおりです。当社は「組織コンサルティング事業」、「スポーツエンタテインメント事業」、「VCファンド事業」、「ハンズオン支援ファンド事業」の4つのセグメントで構成されておりますが、主要な「組織コンサルティング事業」のサービス内容について記載しております。なお、当連結会計年度より、従来報告セグメントとしていた「受託開発事業」について、同事業からの撤退を決定したことにより重要性が乏しくなったため、報告セグメントから除いております。


 

(1) マネジメントコンサルティングサービス

マネジメントコンサルティングサービスとは、マンツーマントレーニングであるマスタートレーニングを始めとした識学に基づく組織運営を導入・浸透させ、組織の生産性を上げるサービスであります。主なマネジメントコンサルティングサービスは以下のとおりであります。

 

① マスタートレーニング

組織長(経営者)に対して識学を導入し、生産性の高い組織運営を実現するサービスです。マスタートレーニングでは、当社の講師が3か月間(全12回)、1回1時間程度のマンツーマントレーニングを行い、トレーニングの期間中、知識習得及び課題を設定し行動変化を追跡します。当社のマスタートレーニングでは、当社が独自開発した識学のフレームワークを用いて、課題の実践や行動を通じてポイントを習得していきます。組織の生産性を高めるために、ヒトの意識構造を理解し、実際に組織経営を変化させるまで順を追ったカリキュラムになります。

 

 

② 集合研修

管理職、新入社員等への階層別集合型研修により、識学を組織に浸透し、生産性の高い組織運営を実現するサービスです。集合研修では、講義及びワーク形式での研修を行います。

 

③ 浸透パック

管理職向け動画と集合型トレーニング(全6回)を組み合わせ、識学の理解を促すことで、組織に浸透および定着化を図り、継続的に生産性の高い組織運営を実現するサービスです。

 

④ 評価制度構築

評価制度を構築し、識学を組織に定着・仕組化するサービスです。評価制度構築では、評価の対象を結果にフォーカスし、評価制度で起こりがちな上司と部下との評価の認識違いを無くし、自走する組織への変化を実現します。

 

⑤ 経営者のためのM&Aトレーニング

企業の経営者のM&Aに対する"誤解"と"錯覚"を取り除き、経営者がM&Aを正しく実行できる状態を作り出すことを目的とするサービスです。

 

(2) プラットフォームサービス

プラットフォームサービスとは、識学による組織運営が定着するために継続的な運用支援を行う「識学 基本サービス」、ウェブ上で顧客の識学実践を支援するクラウドサービスである「識学クラウド」と低額で識学トレーニングを継続、識学会員同士の交流等によって識学による組織運営の浸透・定着を図るサービスである「識学基本サービスライト(旧識学会員)」の3つで構成されます。主なプラットフォームサービスは以下のとおりであります。

 

① 識学 基本サービス

識学の導入にあたり必須となるサービスで、マネジメントコンサルティングのアウトプットフォローや識学クラウド機能、定期勉強会を含めた総合パッケージであります。

 

② 識学クラウド

a.識学クラウド組織診断

組織の状態を診断するサービスであり、識学導入後は、自組織の改善状況の確認を行うことが可能になります。識学クラウド組織診断では、顧客の組織メンバーに対してウェブ上でアンケートを実施します。そのアンケート結果で、組織の一員として生産性高く業務に取り組める状態にあるか、また生産性が阻害されているとすれば、どの意識構造が誘引しているのかを判断し、その総合結果を用いて対象組織の現在の状態を把握します。

 

b.識学クラウド動画復習

時間の経過により行動が元に戻ってしまうことを防ぎ、識学実践の質を維持するサービスであります。識学クラウド動画復習では、マスタートレーニングでお伝えする理論をウェブ上の動画で復習することができます。理論の理解度を維持すると同時に、自組織に照らし合わせながら、動画閲覧することでさらなる理解を促進します。

 

c.識学クラウド評価制度運用支援

主に、評価制度構築サービスの後、制度の実践運用を支援するサービスであります。個人に割り振る目標項目及びその比率や目標の基準点となる尺度を決定し、ウェブ上に登録しておく形式で、構築された評価制度を日常的に実践し、担当者まで漏れなく、遅滞なく、少ない事務負担で実践まで浸透させるクラウドサービスとなっております。

 

 

d.識学クラウド日常業務支援

日常のマネジメントの補助ツール(タスク管理)サービスであります。同時並行で多種多様なタスク管理を行うと、多くの工数を要します。さらに、管理をマンパワーに依存すると、結果的に、抜け漏れが発生し、マネジメントが行き届いていない状況となる可能性があります。識学クラウド日常業務支援機能では、ウェブ上でのタスク管理機能を用いて、上司と部下が共通の認識を持っている状態を当たり前化し、その工数を削減するとともに、抜け漏れのないマネジメントの実現が可能です。

 

③識学基本サービスライト(旧識学会員)

a.継続的な識学利用のサポート

識学基本サービスライトの契約企業は、通常よりも低額でマネジメントコンサルティングサービスの受講が可能となります。顧客の組織規模の拡大に伴い幹部層・管理職の人員数が増加した場合、「識学」に基づく組織運営を維持するために、新たな幹部・管理職に対する識学のトレーニングの受講に対する需要の発生が想定されます。このようなケースの場合に、識学会員の契約企業の場合には通常よりも低額で受講が可能であるため、コストを抑えつつ識学に基づく組織運営を維持していくことが可能になります。

 

b.定期イベント

集合型勉強会、懇親会、識学導入企業の事例共有会を実施し、識学に基づく組織運営にあたっての情報収集や識学会員同士でのビジネス交流が可能です。

 

c.定期面談

定期的(1か月又は3か月に1回)に講師が顧客へ訪問し、継続的な識学に基づく組織運営の浸透と定着のためのサポートを行います。

 

当社の事業を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。


(注)パートナーとは、当社とパートナー契約を締結した企業の役職員が識学の講師となり、識学サービスを提供する企業のことを指します。

※画像は省略されています

識学の平均年収は608万円

識学の平均年収は608万円です。 去年の全国平均年収430万円より41.4%高いです。 過去のデータを見ると608万円(最低)から745万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、識学の生涯収入はおよそ2.25億円と推定されます。
平均年収
2017 735万円
2018 745万円
2019 614万円
2020 688万円
2021 649万円
2022 608万円

識学の平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上では識学は赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングでは識学は2259位(全4687社)で、年収偏差値は57.0でした。
識学の年収ヒストグラム

識学の年齢別年収

識学の20代の想定平均年収は448万円、30代の想定平均年収は614万円でした。 識学の初任給はおよそ29万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 374万円 29万円
25-29歳 522万円 40万円
30-34歳 594万円 46万円
35-39歳 634万円 49万円
40-44歳 674万円 52万円
45-49歳 712万円 55万円
50-54歳 751万円 58万円
55-59歳 738万円 57万円
60-64歳 588万円 45万円
識学の年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


識学の賞与・ボーナス

有価証券報告書の賞与引当金によると、識学の 平均年間賞与額は81万円でした。前述の平均年収にはこの賞与額が含まれます。
平均賞与額
2017 13万円
2018 99万円
2019 82万円
2020 92万円
2021 87万円
2022 81万円


識学の業種・地域

識学の本社所在地は東京都です。東京都を含む関東地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 関東地方内での年収ランキングは1558位(全2845社)でした。
識学の年収ヒストグラム(関東地方内)
識学は、業種カテゴリとしては 広告業に属します。 広告業内での年収ランキングは 27位(全68社) でした。

広告業内での年収ランキング
識学の年収ヒストグラム(広告業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

識学の従業員数は230人

識学の従業員数は230人でした。
従業員数
2017 40人
2018 43人
2019 68人
2020 114人
2021 186人
2022 230人
識学の従業員数

識学の売上、純利益

識学の最新の売上高は40.2億円(売上ランキング3475位)でした。 従業員一人当たりの売上高は1750万円(一人当たり売上ランキング4150位)です。
識学の売上高
識学の最新の純利益は-2.74億円(純利益ランキング4189位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約-119万円(一人当たり純利益ランキング4106位)です。
識学の純利益

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識学に転職したり、年収アップを考えるなら、まず転職サイトへの登録が第一です。 転職サイトではエージェントに相談することはもちろん、適正年収のシミュレーションができるので、まずは転職サイトに登録することをおすすめします。

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JACリクルートメント

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そのため案件の質も高く、JACリクルートメントと同様に高年収案件に強い印象です。800万円や1200万円を超える案件も多数あり、 ハイキャリアを目指す方には心強いパートナーです。ランスタッドのみでしか公開されてない案件もかなり多いので、 一度無料登録して相談してみることをオススメします。


参考書籍

識学の歴史

識学の歴史について年表形式でご紹介します。
2015年3月東京都渋谷区渋谷二丁目に株式会社識学を設立(資本金500千円)マスタートレーニング2nd、3rd、集合研修(マネジメントコンサルティングサービス)を企業向けに提供開始
2017年3月評価制度構築(マネジメントコンサルティングサービス)を提供開始
2017年5月マネジメントコンサルティングサービスをプロスポーツチーム等のスポーツ分野向けに提供開始
2017年7月識学クラウド組織診断(プラットフォームサービス)を提供開始
2018年3月識学クラウド(プラットフォームサービス)有料契約を提供開始
2018年8月識学クラウドの組織診断機能を活用した事業承継やM&A領域向けサービス 組織デューデリジェンスサービス(プラットフォームサービス)を提供開始
2019年2月東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2019年6月経営者がM&Aを正しく実行できる状態を作り出すことを目的とする「M&A顧問サービス」を提供開始
2019年7月株式会社シキラボを設立
2019年7月識学導入済み企業を活用したM&Aと資本提携実現のプラットフォーム「識学マッチングプラットフォーム」を提供開始
2019年10月投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、識学理論の実践による事業拡大の実現のサポートを目的としたファンドを設立
2019年10月働き方改革推進型の有料職業紹介サービス「識学キャリア」を提供開始
2020年8月組織コンサルティング事業に関するサービスリニューアル、「識学 基本サービス」を提供開始
2021年6月投資先企業に対する資金面でのサポートに加え、識学理論の実践による事業拡大の実現のサポートを目的とした2つ目のファンドを設立
2021年6月投資先企業の成長支援を目的としたファンドを設立
2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、上場金融商品取引所をマザーズ市場からグロース市場に変更

識学の子会社

識学の子会社や、資本関係等の関連企業はこちらです。
名称 事業内容
(連結子会社)識学1号投資事業有限責任組合 ベンチャーキャピタル業務
(連結子会社)福島スポーツエンタテインメント株式会社 プロバスケットボールチーム"福島ファイヤーボンズ"の運営
(連結子会社)識学2号投資事業有限責任組合 ベンチャーキャピタル業務
(持分法適用関連会社)新生識学パートナーズ株式会社 ハンズオン支援ファンドの運営業務
(持分法適用関連会社)新生識学成長支援1号投資事業有限責任組合 ハンズオン支援ファンドの運営業務

識学の類似企業

識学を見ている人は他にこのような企業を見ています。
企業名 平均年収 従業員数
日本エンタープライズ 621万円 85人
ナレッジスイート 453万円 139人
レアジョブ 638万円 64人
キューブシステム 510万円 640人
エル・ティー・エス 585万円 308人
ベース 607万円 843人
ランドコンピュータ 545万円 506人
インソース 480万円 356人
クシム 404万円 5人
エクスモーション 754万円 69人

識学と平均年収が近い企業

識学と売上高が近い企業

企業名 売上高
Chatwork 42.2億円
城南進学研究社 41.2億円
WDBココ 40.7億円
伊豆箱根鉄道 40.0億円
秋田放送 40.1億円
セイヒョー 41.9億円
センチュリー21・ジャパン 38.0億円
大盛工業 39.4億円
日本M&AセンターHD 38.4億円
山田クラブ21 41.5億円