テラプローブの平均年収
テラプローブとは
企業名 | テラプローブ |
---|---|
本社所在地 | 横浜市港北区新横浜二丁目7番17号 |
売上高 | 76.6億円 |
社員数 | 249人 |
平均年収 | 704万円 |
推定初任給 | 31万円 |
年収偏差値 | 62.1 |
平均年齢 | 43.8歳 |
平均勤続年数 | 8.3年 |
有価証券報告書によるとテラプローブの事業内容は次の通りです。
世界有数のOSAT(Outsourced Semiconductor Assembly and Test)企業であるPowertech Technology Inc.(以下「PTI」といいます。)グループの一員である当社グループは、当社(株式会社テラプローブ)及び海外連結子会社(TeraPower Technology Inc. 以下「TPW」といいます。)により構成されており、半導体製造工程におけるウエハテスト及びファイナルテスト受託を主たる業務としております。
一般的に半導体製造工程は、ウエハ(*1)上に半導体チップを作り込む前工程(*2)と、半導体チップを組み立ててパッケージングする後工程(*3)に分類されます。この前工程で行う検査をウエハテストといい、後工程で行う検査をファイナルテストといいます。当社グループでは、どちらのテスト工程も受託しております。
ウエハテストとは、ダイシング(*4)前のウエハ状態で、ウエハ上に作り込まれた半導体チップの電気特性を検査し、良品・不良品の判別を行うものです。具体的には、回路が作り込まれたウエハ上の半導体チップにあるパッド(*5)の一つ一つに、プローブと呼ばれる細い探針を当てて電気信号を流し、半導体回路が設計どおりに機能しているかをテスタ(*6)、プローバ(*7)等の装置を用いて電気的に検査します。
さらに当社は、蓄積したノウハウを利用した、プログラム開発やプローブカード(*8)設計の受託、デバイスの評価から量産までの一貫サポート、及びテスト効率向上の提案によって、顧客のウエハテストのコスト低減に貢献しております。
ファイナルテストには、組立終了後のパッケージ状態で設計どおりに機能するかどうかの検査のほか、最終製品の外観異常の有無を検査するパッケージ外観検査などを含みます。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
当社グループの事業は国内外の半導体メーカー、ファブレス等からロジック、マイコン(*9)、イメージセンサ(*10)、アナログ(*11)、メモリなどの半導体製品のウエハテスト業務の受託が中心で、その他にファイナルテスト業務も受託しており、九州事業所及びTPWで行っています。さらに、九州事業所とTPWの双方において、自動車産業向け品質マネジメントシステム(IATF16949)の認証を取得しており、日本と台湾の両拠点で、高品質が要求される車載半導体のテスト受託を強化しております。一般的にウエハテスト、ファイナルテストともに、顧客から支給されたテストプログラムを使用して検査し、半導体の特性について、良品・不良品の判別を行い、その結果を顧客に提供して業務が完了します。製品によりテスト機器やテスト環境が異なるため、顧客の様々なニーズに対応していく技術力と柔軟性が求められております。また、当社グループは、PTIやその他OSAT企業との連携により、後工程まで含めたターンキーサービスによるソリューションも提供しています。
[半導体製造工程]
(注) 上記工程図内のテスト工程(6~8、10~12)は、当社で受託しているロジック製品のテスト工程の一例を記載しております。
(※) 6、11はいずれか一方を実施。
以上に述べた事項を事業系統図に示すと次のとおりです。
[事業系統図]
2022年12月31日現在
(注) 1.上記事業系統図内の「取引関係」と「モノの動き」とには、様々な組み合わせの形があります。
2.当社は、2022年7月1日付で、当社の100%子会社である㈱テラプローブ会津を吸収合併いたしました。
用語解説
(*1)ウエハ:ウエハは単結晶シリコンの塊(インゴット)から薄く切り出された円盤状のものの表面を研磨した薄い板で、半導体チップを製造するための直接材料となるものです。このウエハ上にトランジスタ、キャパシタ(電荷を蓄える部品:コンデンサ)、配線などを作り込み、電子回路を形成します。
直径は200mm(8インチ)、300mm(12インチ)が一般的で、大口径化するにつれウエハ1枚当たりから取れる半導体チップ数が多くなりコストダウンにつながります。半導体チップ面積が同じであれば、300mmウエハは200mmウエハの2倍程度のチップの生産が可能です。
(*2)前工程:一般的に半導体製造工程のうち、ウエハ上に半導体チップを作り込み、ウエハ状態で検査し、良品・不良品の判別をするまでの工程を指します。
(*3)後工程:一般的に半導体製造工程のうち、前工程以降の半導体チップをパッケージングし、個々の半導体デバイスを検査し、不良品を除去するまでの工程を指します。
(*4)ダイシング:ウエハ上に作られた半導体チップを、ダイヤモンド刃のカッターなどで個々の半導体チップに切り離すことを指します。
(*5)パッド:半導体チップ上に形成された端子(電極)を指します。この端子に探針(プローブ)を当て、半導体の電気特性を測定します。
(*6)テスタ:半導体の電気特性を検査するための装置です。テストプログラムに基づき、直流、交流特性並びに機能について検査を行います。
(*7)プローバ:プローブカードを装着し、テスタに接続して使用します。ウエハを1枚ずつ出し入れし、ウエハを移動しながら半導体チップのパッドにプローブを接触させる装置です。
(*8)プローブカード:ウエハテストにおいて、半導体チップの電気的検査をするために用いられる接続治具(探針)です。半導体チップのパッド(電極)とテスタとを接続する役割を持ち、パッドに探針(プローブ)を接触させることにより、半導体チップの電気的検査を行い、良否判定をします。
半導体チップのパッド位置に合わせてプローブの配置も変わるため、製品毎に専用のプローブカードが必要となります。
(*9)マイコン:家電製品や電子機器の制御などに使われる、一つの半導体チップにコンピュータシステム全体を集積した半導体で、パソコンなどに内蔵されるマイクロプロセッサに比べ機能はシンプルで性能も低いが、安価でシステム全体の基板面積や部品点数、消費電力を少なく抑えることができます。
(*10)イメージセンサ:画像を電気信号に変換する半導体素子を指します。スマートフォンやデジタルカメラなどに広く使用されています。CCD、CMOSなど構造によりいくつかの種類があります。
(*11)アナログ:無線通信用半導体や電源制御用半導体、アナログデータをデジタルデータに変換するコンバータなど多くの種類があります。
テラプローブの平均年収は704万円
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、テラプローブの生涯収入はおよそ2.60億円と推定されます。
年 | 平均年収 |
---|---|
2013 | 591万円 |
2014 | 647万円 |
2015 | 684万円 |
2016 | 630万円 |
2017 | 633万円 |
2018 | 619万円 |
2019 | 632万円 |
2020 | 614万円 |
2021 | 620万円 |
2022 | 704万円 |
平均年収と社数のヒストグラム上ではテラプローブは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではテラプローブは1226位(全4687社)で、年収偏差値は62.1でした。
テラプローブの年齢別年収
年齢 | 想定平均年収 | 月額給与 |
---|---|---|
20-24歳 | 402万円 | 31万円 |
25-29歳 | 592万円 | 46万円 |
30-34歳 | 685万円 | 53万円 |
35-39歳 | 737万円 | 57万円 |
40-44歳 | 789万円 | 61万円 |
45-49歳 | 837万円 | 64万円 |
50-54歳 | 887万円 | 68万円 |
55-59歳 | 870万円 | 67万円 |
60-64歳 | 678万円 | 52万円 |
テラプローブの賞与・ボーナス
年 | 平均賞与額 |
---|---|
2013 | 87万円 |
2014 | 67万円 |
2015 | 72万円 |
2016 | 79万円 |
2017 | 33万円 |
2018 | 28万円 |
2019 | 33万円 |
2020 | 30万円 |
2021 | 59万円 |
2022 | 38万円 |
テラプローブの業種・地域
テラプローブの従業員数は249人
年 | 従業員数 |
---|---|
2013 | 433人 |
2014 | 410人 |
2015 | 365人 |
2016 | 274人 |
2017 | 291人 |
2018 | 249人 |
2019 | 205人 |
2020 | 202人 |
2021 | 224人 |
2022 | 249人 |
テラプローブの売上、純利益
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JACリクルートメント
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ランスタッド
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参考書籍
テラプローブの歴史
2005年8月 | 東京都中央区に当社設立。資本金1,000万円。 |
2005年10月 | 広島事業所にてDRAM(注1)のウエハテスト事業(注2)を開始。開発センターにてテスト技術等の開発受託事業を開始。 |
2006年5月 | 広島事業所にてエルピーダメモリ株式会社以外のウエハテスト事業を開始。 |
2006年9月 | 九州事業所を開設。ロジック製品のファイナルテスト事業(注2)を開始。 |
2006年11月 | 九州事業所にてロジック製品のウエハテスト事業を開始。 |
2007年9月 | 九州事業所B棟操業開始。 |
2008年8月 | 台湾新竹縣に、台湾における事業拡大を目的として、Powertech Technology Inc.と合弁で連結子会社TeraPower Technology Inc.を設立。 |
2010年12月 | 東京証券取引所マザーズに株式を上場。エルピーダメモリ株式会社の持株比率低下により持分法適用会社となる。 |
2011年10月 | カシオ計算機株式会社より株式会社テラミクロスの全株式を取得、連結子会社として、ウエハレベルパッケージの受託を開始。 |
2016年1月 | 会津富士通セミコンダクター株式会社との合弁会社である会津富士通セミコンダクタープローブが事業を開始。 |
2021年5月 | 東京証券取引所マザーズから同取引所市場第二部へ市場変更。 |
2022年4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部から同取引所スタンダード市場へ移行。 |
テラプローブの子会社
名称 | 事業内容 |
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Powertech Technology Inc. | 半導体の開発、設計、製造、販売 |
力成科技日本合同会社 | 株式の保有による事業活動の支配及び管理等 |
TeraPower Technology Inc. | 半導体ウエハテスト、ファイナルテスト受託 |
テラプローブの類似企業
テラプローブと平均年収が近い企業
企業名 | 平均年収 |
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トーエネック | 710万円 |
九電工 | 685万円 |
ヤマハモーターロボティクスHD | 656万円 |
ミネベアミツミ | 729万円 |
ザインエレクトロニクス | 776万円 |
千代田工販 | 649万円 |
昭和真空 | 681万円 |
レスターHD | 787万円 |
富士通ゼネラル | 697万円 |
日本リーテック | 637万円 |
テラプローブと売上高が近い企業
企業名 | 売上高 |
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北川工業 | 75.2億円 |
十六フィナンシャルグループ | 73.8億円 |
菊水電子工業 | 75.6億円 |
シーシーエス | 79.3億円 |
翻訳センター | 78.1億円 |
エヌ・デーソフトウェア | 80.3億円 |
デジタルガレージ | 76.4億円 |
ユニバーサル園芸社 | 76.3億円 |
小津産業 | 77.5億円 |
北海道曹達 | 73.4億円 |