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RS Technologiesの平均年収

2024年02月22日 09:18

RS Technologiesとは

RS Technologiesとは、電気・電子業を営む東京都の上場企業です。
企業名 RS Technologies
本社所在地 品川区大井一丁目47番1号
売上高 165億円
社員数 280人
平均年収 597万円
推定初任給 27万円
年収偏差値 56.5
平均年齢 39.3歳
平均勤続年数 7.1年

有価証券報告書によるとRS Technologiesの事業内容は次の通りです。

当社グループは、当社、連結子会社(株式会社ユニオンエレクトロニクスソリューション、株式会社DG Technologies、台湾の艾爾斯半導體股份有限公司、中国の北京有研RS半導体科技有限公司、有研半導体硅材料股份公司、山東有研半導体材料有限公司、他2社)、持分法適用関連会社(山東有研RS半導体材料有限公司)、非連結子会社(福建倉元投資有限公司)と合わせて11社により構成されております。(※1)

当社グループは「地球環境を大切にし、世界の人々に信頼され、常に創造し挑戦する。」という経営理念に基づき事業活動を展開しております。

当社グループの主要な事業であるシリコンウェーハ再生事業は、ラサ工業株式会社が25年間世界の半導体製造会社にサービスを提供してきた事業を引き継いだものであり、半導体製造過程で発生するモニタウェーハ(※2)の再生を行う事業であります。シリコンウェーハの再生は、半導体製造工程の特徴及び製造コストの面から需要が発生するものであり、新興国の経済発展及び先進国の更なるデバイス用途(車・医療・環境・家・町・データセンター・M2M(※3)・IoT)の広がり等を背景とした半導体需要の増加とともに需要が拡大しております。当社グループは、国内外の半導体製造会社を取引先とし、大手ファウンドリ(※4)を含めグローバルに販売活動を実施しており、艾爾斯半導體股份有限公司(連結子会社)と両社で行っております。また、シリコンウェーハ再生事業の他、主要な事業では2018年1月に設立した合弁会社の北京有研RS半導体科技有限公司を通じて、有研半導体材料有限公司(現:有研半導体硅材料股份公司)を連結化したことにより、新たにプライムシリコンウェーハ(※5)製造販売事業に参入しております。

ウェーハ事業のその他として、シリコンウェーハ販売事業、酸化膜成膜加工サービス事業を行って、半導体関連装置・部材等の販売事業、その他の事業として太陽光発電事業等を実施しております。

 

※1 当社は、2019年12月18日開催の取締役会において、有研科技集団有限公司、徳州滙達半導体股権投資基金パー
トナー企業及び当社が出資の上、山東省徳州市政府を加えた4者間で山東有研RS半導体材料有限公司を設立することを決議し、2020年7月30日に出資を行い、持分法適用関連会社といたしました。

※2 モニタウェーハ : 半導体製造過程のモニタリングを実施するために使用するウェーハ

  ※3  M2M : Machine to Machine(マシーン・ツー・マシーン)の省略形で、機器間の通信を意味

  ※4 ファウンドリ : 半導体産業において、実際に半導体デバイス(半導体チップ)を生産する工場のこと

※5 プライムシリコンウェーハ: カッティングされICチップとして製品化されるウェーハ

 

 

当社グループの事業とセグメント情報の区分との関連は下表の通りです。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

セグメントの名称

事業の内容

ウェーハ再生事業

シリコンウェーハ再生事業及び販売事業

酸化膜成膜加工サービス事業

プライムシリコンウェーハ製造販売事業

プライムシリコンウェーハの製造及び販売事業

新品のモニターウェーハ、ダミーウェーハ及びシリコンインゴット等の製造販売

半導体関連装置・部材等

中古の半導体関連装置、消耗材の販売事業

その他

ソーラー事業、技術コンサルティング等

 

 

 

それぞれの主要な事業の特徴は以下の通りであります。

 

(1)ウェーハ再生事業

① シリコンウェーハ再生事業

シリコンウェーハ再生事業は、半導体製造会社から使用済みのシリコンウェーハを預かって加工し、使用可能な状態にする事業です。加工は主に「ストリッピング・エッチング(ウェーハ表面膜の除去)」、「プレソート検査(中間検査)」、「ポリッシング(研磨)」、「1次洗浄」、「2次洗浄」、「最終検査」、という工程を経て実施されます。加工によりほぼ新品と同等の品質で再生できるため、いわばシリコンウェーハのクリーニング事業といえます。

当社グループのシリコンウェーハ再生事業のビジネスモデルを示すと下図のとおりであります。

 


 

 

シリコンウェーハの再生は、半導体製造過程の以下のような特徴から需要が発生します。

すなわち、半導体製造会社において、半導体は数百もの工程を経て製造されていますが、数百ある工程のある一箇所で不良が生じ、そのまま最終工程まで加工した場合、不良品が発生することにより、多大な損害が生じる可能性があります。これを防止するため、各工程で加工状態をモニタリングする必要があります。そこで半導体製造会社は、製品用シリコンウェーハ(プライムシリコンウェーハ)と同時にモニタ用シリコンウェーハ(モニタウェーハ)を工程に投入し加工しています。プライムシリコンウェーハは最終工程でチップとしてカッティングされますが、モニタウェーハは各工程で抜き取りがされる為、円盤のまま形状が残ります。円盤形状を維持しているものの、加工済みのモニタウェーハには様々な情報が組み込まれているため、 そのままの状態では工程へ再投入することはできず、破棄されることになります。一方、1枚のモニタウェーハは10回から20回程度再生が可能であり、半導体製造会社にとっては、加工済みのモニタウェーハを再生加工することにより、新品のウェーハと同等品質のモニタウェーハを低コストで利用することができます。

 

② シリコンウェーハ販売事業

シリコンウェーハ販売事業は、当社が仕入れたモニタウェーハ及びダミーウェーハ(※6)(8インチ(200mm)、12インチ(300mm)) を再生し、ニ-ズに合わせて販売する事業であります。

 

※6 ダミーウェーハ: 製造装置の立ち上げで装置の安定性を上げたり、確認するために投入され、通常は搬送チェックや加工形状の評価において使用される。ウェーハの電気特性や極度の精度(たとえば平坦度)が必要とされず、ウェーハのサイズや厚みが合っていれば良いのでダミー(替え玉、身代わり)と呼ばれる。

 

③ 酸化膜成膜加工サービス事業

絶縁膜として使用される酸化膜の生成を行うもので、主に製品用シリコンウェーハ(プライムシリコンウェーハ)の表面を加工するものであります。半導体製造における標準的な最初の工程を請け負うサービスであります。

 

(2) プライムシリコンウェーハ製造販売事業

当社グループの1社である北京有研RS半導体科技有限公司の子会社の有研半導体硅材料股份公司及び山東有研半導体材料有限公司が製造及び販売を行う半導体用シリコンウェーハは、半導体メーカーが半導体を製造する上で基板材料として用いられるものであります。有研半導体硅材料股份公司及び山東有研半導体材料有限公司は中国国内の半導体メーカーのニーズに合わせて主に125mm、150mm、200mmのシリコンウェーハを製造販売しております。

 

(3) 半導体関連装置・部材等

半導体関連装置・部材等は主に中古の半導体関連機械装置(新品及び半導体以外も可)、消耗材を対象とするもので、解体・搬出・陸送・海運・搬入・組立を一括してプロデュースし、主に中国市場へ販売する事業であります。

 

(4) その他

ソーラー事業は、2012年から開始した再生エネルギー推進政策を基に、同年、本事業への参入を決定し、当社の経営理念の一つ“地球環境を大切に”を実践すべく2013年10月より約1MWの発電を開始し、2015年12月の増設により約1.59MWの発電事業を行っております。

技術コンサルティングは、半導体ウェーハ製造工程の技術コンサルティング事業として技術指導、教育サービスを提供しています。

 

 

[事業系統図]

       下図は、2022年12月末現在の当社グループの事業系統図を示しております。

※画像は省略されています

RS Technologiesの平均年収は597万円

RS Technologiesの平均年収は597万円です。 去年の全国平均年収430万円より38.8%高いです。 過去のデータを見ると368万円(最低)から597万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、RS Technologiesの生涯収入はおよそ2.21億円と推定されます。
平均年収
2014 368万円
2015 382万円
2016 406万円
2017 423万円
2018 468万円
2019 493万円
2020 519万円
2021 532万円
2022 597万円

RS Technologiesの平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上ではRS Technologiesは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではRS Technologiesは2419位(全4687社)で、年収偏差値は56.5でした。
RS Technologiesの年収ヒストグラム

RS Technologiesの年齢別年収

RS Technologiesの20代の想定平均年収は432万円、30代の想定平均年収は603万円でした。 RS Technologiesの初任給はおよそ27万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 356万円 27万円
25-29歳 508万円 39万円
30-34歳 582万円 45万円
35-39歳 624万円 48万円
40-44歳 665万円 51万円
45-49歳 704万円 54万円
50-54歳 744万円 57万円
55-59歳 730万円 56万円
60-64歳 576万円 44万円
RS Technologiesの年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


RS Technologiesの賞与・ボーナス

有価証券報告書の賞与引当金によると、RS Technologiesの 平均年間賞与額は13万円でした。前述の平均年収にはこの賞与額が含まれます。
平均賞与額
2014 6万円
2015 8万円
2016 8万円
2017 9万円
2018 10万円
2019 10万円
2020 12万円
2021 11万円
2022 13万円


RS Technologiesの業種・地域

RS Technologiesの本社所在地は東京都です。東京都を含む関東地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 関東地方内での年収ランキングは1666位(全2845社)でした。
RS Technologiesの年収ヒストグラム(関東地方内)
RS Technologiesは、業種カテゴリとしては 電気・電子業に属します。 電気・電子業内での年収ランキングは 205位(全275社) でした。

電気・電子業内での年収ランキング
RS Technologiesの年収ヒストグラム(電気・電子業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

RS Technologiesの従業員数は280人

RS Technologiesの従業員数は280人でした。
従業員数
2014 181人
2015 192人
2016 206人
2017 222人
2018 247人
2019 264人
2020 261人
2021 263人
2022 280人
RS Technologiesの従業員数

RS Technologiesの売上、純利益

RS Technologiesの最新の売上高は165億円(売上ランキング2193位)でした。 従業員一人当たりの売上高は5893万円(一人当たり売上ランキング2008位)です。
RS Technologiesの売上高
RS Technologiesの最新の純利益は29.2億円(純利益ランキング1237位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約1042万円(一人当たり純利益ランキング925位)です。
RS Technologiesの純利益

【広告】RS Technologiesに転職するには?

RS Technologiesに転職したり、年収アップを考えるなら、まず転職サイトへの登録が第一です。 転職サイトではエージェントに相談することはもちろん、適正年収のシミュレーションができるので、まずは転職サイトに登録することをおすすめします。

転職サイトはサイトごとに特色があり、2〜3サイトを登録してそれぞれの良い部分を利用するのが賢い利用方法です。年収マスターイチオシのサイトを紹介します。

JACリクルートメント

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ハイクラス案件をメインで扱うJACリクルートメントのみでしか得られない案件情報も多数あります。 上昇志向があり、現在のポジションからステップアップしてよりハイキャリアを目指す方にはイチオシのサイトです。


ランスタッド

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そのため案件の質も高く、JACリクルートメントと同様に高年収案件に強い印象です。800万円や1200万円を超える案件も多数あり、 ハイキャリアを目指す方には心強いパートナーです。ランスタッドのみでしか公開されてない案件もかなり多いので、 一度無料登録して相談してみることをオススメします。


参考書籍

RS Technologiesの歴史

RS Technologiesの歴史について年表形式でご紹介します。
2010年12月東京都品川区において、シリコンウェーハ再生事業を主たる事業として株式会社RS Technologiesを設立ラサ工業株式会社からシリコンウェーハ再生事業に関する装置を購入し、三本木工場の工業棟を賃貸借契約を締結するとともに、ラサ工業株式会社を退職した従業員の一部を雇用
2011年1月三本木工場において操業開始
2013年3月東京都公安委員会より古物商許可証を取得半導体生産設備の買取・販売を開始
2013年10月三本木工場においてソーラー事業を開始
2014年2月台湾に子会社として艾爾斯半導體股份有限公司を設立
2015年3月東京証券取引所マザーズに株式を上場
2016年9月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
2018年1月中国北京市に北京有色金属研究総院及び福建倉元投資有限公司との合弁会社である北京有研RS半導体科技有限公司を設立するとともに、有研半導体材料有限公司を連結子会社化
2018年8月中国徳州市に子会社として山東有研半導体材料有限公司を設立
2020年2月中国上海市に子会社として上海悠半導体有限公司を設立
2020年3月中国徳洲市に山東有研RS半導体材料有限公司を設立並びに中国北京市に子会社として有研艾唯特科技有限公司を設立
2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
2022年11月有研半導体硅材料股份公司が上海証券取引所科創板市場に株式を上場

RS Technologiesの子会社

RS Technologiesの子会社や、資本関係等の関連企業はこちらです。
名称 事業内容
艾爾斯半導體股份有限公司 ウェーハ再生事業
北京有研RS半導体科技有限公司 プライムシリコンウェーハ製造販売事業
有研半導体硅材料股份公司 プライムシリコンウェーハ製造販売事業
山東有研半導体材料有限公司 プライムシリコンウェーハ製造販売事業
株式会社ユニオンエレクトロニクスソリューション 半導体関連装置・部材等
株式会社DG Technologies 半導体関連装置・部材等
山東有研RS半導体材料有限公司 プライムシリコンウェーハ製造販売事業

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