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サンセイランディックの平均年収

2024年02月22日 09:18

サンセイランディックとは

サンセイランディックとは、不動産業を営む東京都の上場企業です。
企業名 サンセイランディック
本社所在地 千代田区丸の内二丁目5番1号
売上高 153億円
社員数 179人
平均年収 758万円
推定初任給 35万円
年収偏差値 64.9
平均年齢 38.5歳
平均勤続年数 8.5年

有価証券報告書によるとサンセイランディックの事業内容は次の通りです。

当社グループは、当社及び連結子会社2社(株式会社サンセイランディックファンディング、八幡平観光活性化合同会社)により構成されており、旧借地法・借家法(注1  以下、「旧法」という。)の適用される底地等に係る「不動産販売事業」を主たる業務として行っております。当社グループの事業の内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分についてはセグメントと同一の区分であります。

ただし、戸建注文住宅などの「建築事業」については、2022年3月31日付で当社の連結子会社であった株式会社One’s Life ホームの全株式を譲渡したことに伴い、株式会社One’s Life ホームを連結の範囲から除外し、当社グループとしての事業運営を取りやめました。

 

(1) 不動産販売事業

当事業におきましては、当社が、主にひとつの不動産に複数の権利者がいるため、自由な活用が制限されていたり、資産価値が低くなっている物件を土地所有者から買取り、権利関係を調整(以下、「権利調整」※という。)することにより、不動産の価値を高めた上で販売する事業を行っております。物件情報は不動産仲介業者等からの紹介によって収集しており、物件の法的規制や権利関係などの調査を実施し、土地所有者と仕入交渉を行って物件を買取っております。

なお、当事業において取扱う具体的な物件は以下の通りでありますが、案件によって単体の場合と、①~③が混在している場合があります。

※以下の「①底地」「②居抜き」文中の下線部が、当社による権利調整に該当します。

① 底地

底地とは、主に「借地権負担付土地」であり、土地所有者が第三者に土地を貸し、賃借料(以下「地代」という。)収入を得ている土地を指します。一般的な土地には、土地所有者に「土地の所有権と利用権」(以下、「完全所有権」という。)がありますが、土地所有者が、その土地を第三者に貸し、第三者がその土地に家を建てると、当該第三者は、地代を支払う義務を負う代わりに「土地の利用権」(「借地権」)を得ます(以下、この第三者を「借地権者」という。)。一方、土地所有者は、土地の利用権を一時的に失った状態となり、「土地の所有権と地代徴収権」(「底地権」)を持つことになります。

当社は、主に旧法が適用される底地を土地所有者より買取り、隣地との境界確定、借地区画ごとの分筆や借地権者との交渉の後、借地権者のニーズに合わせて、以下のように対応します。

イ  借地権者への底地の販売(借地権者の完全所有権化)

ロ  借地権者からの借地権の買取り等による当社の完全所有権化後、不動産仲介業者を通じての不動産会社や事業会社、個人に販売

このように、当社が当事者(土地所有者)として様々な権利を適切に調整することで、借地権者との間におけるトラブルを回避し、満足頂けるようなソリューションを提供しております。また、当社が取得した底地を販売するまでの期間は、借地権者から地代を得ております。

② 居抜き

居抜きとは、老朽化して十分に収益を上げることができないアパートやビルなどの借家権付土地建物のことをいいます。

当社は、土地建物所有者より居抜きを買取り、借家権者(その建物の一部を借りている建物賃借人)に退去の依頼をして、必要に応じて新しい移転先の紹介や移転費用の負担などを行った上で(以下、「明渡し交渉」という。)、賃貸借契約を合意解約して当社の完全所有権とします。借家権者の退去後、空き物件となった土地建物(必要に応じて建物解体後の更地)を、不動産仲介業者を通じて不動産会社や事業会社、個人に販売しております。

③ 所有権

所有権とは、土地建物に係る所有者の完全所有権のことであり、当社が所有者から所有権物件を買取り、不動産仲介業者を通じて不動産会社や事業会社、個人に販売しております。

 

当社は、東京本社を含め札幌支店・仙台支店・武蔵野支店・名古屋支店・京都支店・関西支店・福岡支店の全国8ヶ所に営業拠点を設け、底地及び居抜きを主体に取扱う不動産会社として、積極的に事業を展開しております。

不動産の売買の他に、不動産の仲介、土地活用のコンサルティングサービスや、地代の集金業務の代行や土地賃貸借契約期間の更新手続など、土地所有者から土地賃貸管理業務を一括して請け負うサービスである「オーナーズパートナー」(注2)を展開しております。また、オフィスビル・マンション・アパート等の賃貸不動産を所有し、賃料収入を得ております。

 

(注1) 「旧借地法・借家法」について

わが国の近代における土地所有制度の歴史的変革は、明治政府により実施された土地の自由売買容認と地租改正に始まります。しかし当時は、税負担が大きく、借地形態での居住が中心であり、土地所有者の権利が強い時代でした。明治から大正にかけて、農村部から都市部への人口流入が進む中で、借地権者の権利保護が求められるようになり、1921年に借地法・借家法が制定されました。そして、1923年に発生した関東大震災により、多くの被災者が発生しましたが、迅速かつ円滑な復興を目的として、翌年、借地借家臨時処理法を制定し、被災前の借家権者であった者に借地権者の権利を主張できるようにしました。これにより、借地の供給が大幅に増加したといえます。この後も都市部への人口流入が続いて不動産価格の高騰がおき、賃借人の保護を行う必要が高まったため、1941年に借地法・借家法の改正がなされ、土地所有者側の正当な事由なしに土地賃貸借契約解約の申入れ、更新の拒絶ができなくなりました。

戦後においても、戦後復興を進めるため罹災法(罹災都市借地借家臨時処理法)が制定され、借地の供給がなされました。高度経済成長期には地価の大幅な上昇を招いたことや都市部への人口流入が続いたこともあり、住宅難の時代が続きました。また、多くの借地権建物も老朽化が進み、建替えの必要があるが、土地所有者が建替えを認めないなど問題が発生したことから、1966年に借地法・借家法の改正がなされ、借地権者の建替え、増改築に関して、土地所有者が承諾を出さない場合は、借地権者は裁判所から地主の承諾に代る許可をとれるという内容が盛り込まれました。

このような経過を辿った末に、1992年に土地所有者と借地権者・借家権者の権利関係を有期の契約とする「定期借地権」の新しい概念が盛り込まれた借地借家法の新法が施行されました。

旧法は、戦前戦後の混乱の中で、借地や借家が大量に発生した事情や、道路の問題や隣地境界、契約内容、権利関係の不明朗さが残されたまま、土地の需要の拡大に取り込まれてしまった経緯があります。

1992年の新法施行以後に借地契約が成立した借地は新法の適用となりましたが、日本全国には現在でも旧法が適用される相当数の借地が存在することが推測されます。特に、戦前戦後の混乱期に生じた底地は、現在、相続等による権利継承が行われる時期にきていることや現代の状況に見合わない旧法の解消を求めることなどが、底地の流動化の大きな要因となっております。

 

(注2) 「オーナーズパートナー」について

土地所有者の底地管理・運営のサポートを目的として、地代集金・滞納督促連絡・土地賃貸借契約期間の更新手続など、土地賃貸管理業務を一括して請け負うサービスです。

底地は、長い年月の間、土地を貸し借りしていることにより、契約内容が曖昧なまま、土地所有者・借地権者ともに世代交代が進み権利関係が複雑化していることや、経済情勢の変化に対応した地代改定が行われていないなど、底地を資産として有効に活用できていないケースが多く見受けられます。当社が土地所有者を代行して借地権者の管理を行うことにより、土地所有者の管理に係る負担が軽減されるとともに、底地の有効な資産活用が可能となります。

 

 

不動産販売事業の標準的な流れは以下の通りとなります。

それぞれ単体の場合と、底地・居抜き・所有権が混在している場合があります。

 


 

 

不動産販売事業における底地を仕入れた場合の流れ・権利調整方法は、以下のようになります。

 

 


 

(注1)接道義務とは、建築基準法第43条において、原則、建築物の敷地は幅員4m以上の道路(同法第42条第1項に規定する道路)に2m以上接しなければならないとされています。

(注2)位置指定道路とは、建築基準法第42条1項5号に定められる特定行政庁から道路位置の指定を受けた私道のことです。

 

 

(2) 建築事業

当事業におきましては、デザイナーズフルオーダー戸建注文住宅・デザイナーズリフォームの企画設計・施工及び管理業務を行っております。

ただし、2022年3月31日付で当社の連結子会社であった株式会社One’s Life ホームの全株式を譲渡したことに伴い、株式会社One’s Life ホームを連結の範囲から除外し、当社グループとしての事業運営を取りやめました。

 

事業の系統図は次のとおりです。

(不動産販売事業)

※画像は省略されています

サンセイランディックの平均年収は758万円

サンセイランディックの平均年収は758万円です。 去年の全国平均年収430万円より76.2%高いです。 過去のデータを見ると668万円(最低)から758万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、サンセイランディックの生涯収入はおよそ2.80億円と推定されます。
平均年収
2013 668万円
2014 669万円
2015 676万円
2016 689万円
2017 689万円
2018 743万円
2019 692万円
2020 696万円
2021 720万円
2022 758万円

サンセイランディックの平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上ではサンセイランディックは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではサンセイランディックは820位(全4687社)で、年収偏差値は64.9でした。
サンセイランディックの年収ヒストグラム

サンセイランディックの年齢別年収

サンセイランディックの20代の想定平均年収は554万円、30代の想定平均年収は765万円でした。 サンセイランディックの初任給はおよそ35万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 459万円 35万円
25-29歳 648万円 50万円
30-34歳 739万円 57万円
35-39歳 791万円 61万円
40-44歳 842万円 65万円
45-49歳 890万円 68万円
50-54歳 939万円 72万円
55-59歳 923万円 71万円
60-64歳 732万円 56万円
サンセイランディックの年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


サンセイランディックの賞与・ボーナス

サンセイランディックの年間賞与額は101万円程度と推定されます。 なお、サンセイランディック社は有価証券報告書に賞与引当金の記載が無いため、 類似企業や年収マスターが保持しているデータから推測した値となります。
平均賞与額
2013 89万円
2014 89万円
2015 90万円
2016 92万円
2017 92万円
2018 99万円
2019 92万円
2020 93万円
2021 96万円
2022 101万円


サンセイランディックの業種・地域

サンセイランディックの本社所在地は東京都です。東京都を含む関東地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 関東地方内での年収ランキングは603位(全2845社)でした。
サンセイランディックの年収ヒストグラム(関東地方内)
サンセイランディックは、業種カテゴリとしては 不動産業に属します。 不動産業内での年収ランキングは 59位(全242社) でした。

不動産業内での年収ランキング
サンセイランディックの年収ヒストグラム(不動産業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

サンセイランディックの従業員数は179人

サンセイランディックの従業員数は179人でした。
従業員数
2013 102人
2014 115人
2015 129人
2016 129人
2017 129人
2018 146人
2019 154人
2020 160人
2021 168人
2022 179人
サンセイランディックの従業員数

サンセイランディックの売上、純利益

サンセイランディックの最新の売上高は153億円(売上ランキング2263位)でした。 従業員一人当たりの売上高は8553万円(一人当たり売上ランキング1293位)です。
サンセイランディックの売上高
サンセイランディックの最新の純利益は10.5億円(純利益ランキング2025位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約588万円(一人当たり純利益ランキング1421位)です。
サンセイランディックの純利益

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参考書籍

サンセイランディックの歴史

サンセイランディックの歴史について年表形式でご紹介します。
1976年2月不動産の売買仲介及びマンション・アパート・ビル等の賃貸、仲介事業を目的として、株式会社サンセイサービスを東京都中央区に設立
1991年6月底地の取扱いを開始
1993年8月東京都千代田区に不動産販売・仲介事業を目的として、株式会社サンセイ住宅販売を設立
2005年3月東京都千代田区に戸建分譲を目的として、株式会社One’s Life ホームを設立し、建築事業を開始
2008年1月当社において底地の管理業務「オーナーズパートナー」を開始
2011年12月大阪証券取引所JASDAQに株式を上場
2014年1月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
2014年12月東京証券取引所市場第一部に銘柄指定
2019年10月東京都千代田区に資金調達等を目的として、株式会社サンセイランディックファンディングを設立
2021年11月東京都千代田区に宿泊施設の運営を目的として、八幡平観光活性化合同会社を設立
2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。

サンセイランディックの子会社

サンセイランディックの子会社や、資本関係等の関連企業はこちらです。
名称 事業内容
㈱サンセイランディックファンディング 不動産販売事業
八幡平観光活性化合同会社 不動産販売事業

サンセイランディックの類似企業

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企業名 平均年収 従業員数
アズ企画設計 538万円 43人
ロードスターキャピタル 1166万円 64人
大東建託 849万円 8128人
三栄建築設計 549万円 534人
ビーロット 646万円 129人
中道リース 596万円 169人
京阪神ビルディング 1071万円 53人
大英産業 535万円 269人
トーセイ 804万円 244人
LeTech 877万円 73人

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企業名 平均年収
フォーライフ 772万円
エー・ディー・ワークス 740万円
積水ハウス 834万円
プロパティエージェント 758万円
エスリード 872万円
ランドビジネス 972万円
阪急阪神HD 829万円
イーグランド 638万円
gooddaysHD 716万円
近鉄グループHD 712万円

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企業名 売上高
トミタ 149億円
トルク 145億円
毎日コムネット 158億円
静岡鉄道 155億円
KSK 161億円
キーパー 158億円
住江織物 150億円
テレビ東京HD 149億円
オハラ 145億円
カーメイト 155億円