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黒谷の平均年収

2024年02月22日 09:18

黒谷とは

黒谷とは、土石製品業を営む富山県の上場企業です。
企業名 黒谷
本社所在地 射水市奈呉の江12番地の2
売上高 891億円
社員数 127人
平均年収 570万円
推定初任給 25万円
年収偏差値 55.0
平均年齢 43.2歳
平均勤続年数 13.7年

有価証券報告書によると黒谷の事業内容は次の通りです。

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(黒谷株式会社)、連結子会社1社及び持分法適用関連会社1社により構成されており、非鉄金属事業と美術工芸事業を主たる業務としております。

非鉄金属事業は、銅を中心とした非鉄金属関連ビジネスとして、インゴットの製造・販売とスクラップの加工・販売を2本柱として事業展開を図っております。

美術工芸事業は、美術工芸品に関する製造販売を行っております。

当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。

なお、当該2事業は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

1.非鉄金属事業

当社グループの非鉄金属事業における大きな特徴は、インゴットとスクラップを同時に取り扱っていることにより、雑多な非鉄金属を一括買いすることが可能であることです。通常、インゴット製造のみを行っている場合であれば、その製造に必要なスクラップ原材料のみを仕入れることになりますが、当社グループの場合、あらゆるスクラップを取り扱うことが可能であります。

(1) インゴット

インゴットについては、国内外から集荷した銅スクラップ及び銅合金スクラップを原材料として配合、溶解し、得意先各社のニーズ、用途に合わせた形状・重量の製品約50品種を生産しております。

仕入れたスクラップは、製品ごとの要求規格に合致する成分割合になるよう製造し、国内外の販売先(造船メーカー、住宅設備メーカー等)に販売しておりますが、製造を行う上で、それぞれの元素の地金同士を組成する場合であれば、製造技術上大きな困難はありません。一方、合金化されたスクラップ原材料を用いてこれら複数の金属元素の組成を行うことは技術的要素が必要となります。当社は、各スクラップの分析ができる技術と環境を有しており、国内外の規格や取引先が指定する独自の規格に適合するインゴットを製造しております。

<中心となる品種>

①船舶のスクリュー原材料として用いられる「アルミ青銅」(販売品名:CACIn703等)

②水栓金具、止水栓、産業用バルブ等、主に住宅産業向けに販売する「青銅」(販売品名:CACIn406, LOW

LEAD,CACIn902等)、「黄銅」(販売品名:YBsC等)

 

(2) スクラップ

スクラップは、国内外の仕入先(スクラップ回収業者、メーカー等)から仕入れた約150品種の非鉄金属スクラップについて選別・プレス等を行い、国内外の販売先(電線メーカー、銅精錬メーカー等)に販売しているほか、自社インゴット製造のための溶解用材料として利用しております。スクラップに係る処理は内製化によって行っていますが、一部外注利用も行っております。

<中心となる品種>

①主に電線、銅板条・銅管、銅箔の各メーカー向けに販売する「純銅スクラップ(注1)」(販売品名:ピカ

線、赤ナゲット等)

②主に銅精錬メーカー向けに販売する「銅スクラップ(注2)」(販売品名:銅屑、銅滓等)

③主に住宅設備や各種産業バルブ業界向けに販売する「銅合金スクラップ(注3)」(販売品名:真中粉、セパ、メッキセパ等)

④アルミメーカー(軽圧、板条、二次合金)やステンレスメーカー向けに販売する「アルミ・ステンレス系スクラップ(注4)」(販売品名:写真板、サッシ、ビス付サッシ、アルミ缶、ステンレス等)

 

(注1)純銅スクラップ

ピカ線(径又は、厚さ1.3ミリ上の銅線で被覆ビニールをむいた純良なもの)や赤ナゲット(径が1.3ミリ以上の銅線の純良な切れ端、ナゲット処理品)などが該当します。

発生源は電気設備工事により発生する端材や設備解体時に回収した電線の被服を除去したもの及びナゲット加工(粉砕処理加工)したものが多く、需給動向は企業などの設備投資額、建設土木の公共投資額に左右されます。

品質のバラツキが少なく扱いやすい品種であるため、多くのスクラップ業者が扱っている他、海外からの輸入もあり安定した調達が可能です。

 

(注2)銅スクラップ

上故銅(無酸素銅、リン脱酸銅、タフピッチ銅などの銅品を金型より打抜いた純良な物)や並銅(上故銅、上故銅パイプに該当しない銅板、銅条、銅棒、銅管の純良屑)、込銅(上故銅、並銅等に該当しない銅線、銅板、銅条、銅棒、銅管、銅鋳物材)などが該当します。

銅スクラップは、設備解体時に回収する電気設備部品、弱電部品メーカーの工場で発生する材料屑など純銅に近いスクラップで、需給動向は企業の設備投資額の他、メーカーの生産量、材料消費量に大きく左右されます。

産業構造の変化に対応した工場の海外移転が進んでおり、国内での発生量は減少傾向にありますが、工場移転先の海外からの購入が増えております。

 

(注3)銅合金スクラップ

砲金コロや砲金粉、真中粉、棒中、キュープロなどが該当します。

a.砲金コロ

青銅製の水道メーター、ポンプのケース、各種バルブ、水栓金具などが該当します。

水道メーターなどは法律により定期交換が定まっているため、安定的に発生する原料といえますが、住宅など建築物の解体により発生するスクラップについては、新築戸数の増減に左右され、昨今の建築不況で減少傾向にあります。

b.砲金粉

青銅削り粉などが該当します。

c.真中粉

黄銅削り粉などが該当します。

黄銅削り粉については、基本的に棒メーカーが大手ユーザーでの発生品を買い取る仕組みができていますが、中小メーカー発生分などは市中に多量に出回っています。

d.棒中

黄銅製のガスコック、黄銅棒の端材などが該当します。

法律により定期交換が定まっているガスコックなどは安定的に発生する原料といえます。

黄銅棒などは水栓金具、自動車部品、電気設備、各種バルブなどの部品として使用されており、各種産業の生産量によって端材や削り粉の発生量が影響を受けます。

e.キュープロ

銅とニッケルの合金であり、耐食性がよく、また耐熱性に優れ比較的高温の使用に適することから、船舶の復水器や熱交換器などに利用されます。また、硬度、耐摩耗性(傷がつきにくい)にも優れていることからコインにも利用されます。このような利用形態であることを背景として、船舶の解体や造幣局による使用済みコインの回収を通じてスクラップ市場に流通します。特に、船舶の解体については、比較的人件費の安い中国、ベトナム、インドなどで行われることから、輸入による調達がメインとなっております。

 

(注4)アルミ・ステンレス系スクラップ

印刷工場から出る写真板や、製造工場からの端材、建築解体物から出るサッシ屑(アルミ)・ステンレス屑、廃車のアルミホイール、アルミ缶など飲料容器等、発生源は多岐に亘ります。

アルミは鉄に次いで流通量の多い金属であり、昨今のゴミの分別回収の推進などにより需給動向は比較的安定しております。

 

(3) その他

その他の主なものとしては、伸銅品等の商品を仕入、販売しております。

 

2.美術工芸事業

当社グループの美術工芸事業では、美術工芸品の製造販売を行っており、貴金属製の置物や仏像・仏具が主な販売品目となっております。当事業では高度な鋳造技術と精緻な仕上げで、付加価値の高い製品を創り出しております。

 

[非鉄金属事業 材料受入から出荷までのフロー図]

 

(注)1.上図のようにインゴットとスクラップを同時に取り扱っていることにより、入荷されたスクラップに関しては、インゴット製造用原材料として利用するほか、国内・海外販売先に出荷しております。

2.スクラップの選別、プレスに関しては、ごく一部ではありますが外注利用しております。

3.スクラップに関しては、選別後、プレス作業を要せずに梱包するものもあります。

※画像は省略されています

黒谷の平均年収は570万円

黒谷の平均年収は570万円です。 去年の全国平均年収430万円より32.6%高いです。 過去のデータを見ると422万円(最低)から570万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、黒谷の生涯収入はおよそ2.11億円と推定されます。
平均年収
2013 422万円
2014 439万円
2015 423万円
2016 478万円
2017 485万円
2018 461万円
2019 457万円
2020 516万円
2021 570万円

黒谷の平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上では黒谷は赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングでは黒谷は2799位(全4687社)で、年収偏差値は55.0でした。
黒谷の年収ヒストグラム

黒谷の年齢別年収

黒谷の20代の想定平均年収は400万円、30代の想定平均年収は576万円でした。 黒谷の初任給はおよそ25万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 321万円 25万円
25-29歳 479万円 37万円
30-34歳 555万円 43万円
35-39歳 598万円 46万円
40-44歳 640万円 49万円
45-49歳 680万円 52万円
50-54歳 721万円 55万円
55-59歳 707万円 54万円
60-64歳 549万円 42万円
黒谷の年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


黒谷の賞与・ボーナス

有価証券報告書の賞与引当金によると、黒谷の 平均年間賞与額は17万円でした。前述の平均年収にはこの賞与額が含まれます。
平均賞与額
2013 20万円
2014 18万円
2015 17万円
2016 47万円
2017 16万円
2018 18万円
2019 28万円
2020 45万円
2021 17万円


黒谷の業種・地域

黒谷の本社所在地は富山県です。富山県を含む中部地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 中部地方内での年収ランキングは258位(全574社)でした。
※こちらは、実際の企業数とは大きく異なる点に注意してください。多くの企業が本社所在地を東京にしているため、それ以外の地域では企業数が少なくなります。
黒谷の年収ヒストグラム(中部地方内)
黒谷は、業種カテゴリとしては 土石製品業に属します。 土石製品業内での年収ランキングは 55位(全90社) でした。

土石製品業内での年収ランキング
黒谷の年収ヒストグラム(土石製品業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

黒谷の従業員数は127人

黒谷の従業員数は127人でした。
従業員数
2013 132人
2014 133人
2015 122人
2016 122人
2017 122人
2018 119人
2019 121人
2020 126人
2021 127人
黒谷の従業員数

黒谷の売上、純利益

黒谷の最新の売上高は891億円(売上ランキング780位)でした。 従業員一人当たりの売上高は7.02億円(一人当たり売上ランキング74位)です。
黒谷の売上高
黒谷の最新の純利益は5.44億円(純利益ランキング2580位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約428万円(一人当たり純利益ランキング1759位)です。
黒谷の純利益

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参考書籍

黒谷の歴史

黒谷の歴史について年表形式でご紹介します。
1986年1月 本社を富山県高岡市内免町から同市西町に移転。事業拡大のため、富山県小杉町に小杉営業所を開設
1986年10月 本社及び本社工場を富山県新湊市に新築移転 営業拠点として東京営業所及び新潟営業所を開設
1992年4月 美術工芸品の販売拡大を図るため、大阪営業所を開設(2008年8月閉鎖)
1993年3月 ㈱テクノキャストを設立

黒谷の子会社

黒谷の子会社や、資本関係等の関連企業はこちらです。
名称 事業内容
KUROTANI NORTH AMERICA INC. 非鉄金属事業
THAI KUROTANI CO.,LTD. 非鉄金属事業

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神戸製鋼所 606万円 11368人
イボキン 458万円 134人
三井金属鉱業 779万円 2252人
リバーHD 723万円 42人
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三菱マテリアル 697万円 5450人

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トーヨーアサノ 557万円
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