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データホライゾンの平均年収

2024年02月22日 09:18

データホライゾンとは

データホライゾンとは、医療・製薬業を営む広島県の上場企業です。
企業名 データホライゾン
本社所在地 広島市西区草津新町一丁目21番35号 広島ミクシス・ビル
売上高 28.4億円
社員数 279人
平均年収 495万円
推定初任給 22万円
年収偏差値 51.1
平均年齢 41.3歳
平均勤続年数 6.6年

有価証券報告書によるとデータホライゾンの事業内容は次の通りです。

当社グループの事業の目的は、我が国で少子高齢化が進み医療費の増加が大きな社会問題となるなか、国民の健康と医療費適正化に貢献し続けることであり、当社グループは、当社および子会社3社で構成されております。

当社グループが営む医療関連情報サービス事業は、自社で制作している医療関連データベース(*1)を利用したソフトウエアを開発し、このソフトウエアを利用したデータヘルス(*2)関連サービスを保険者等に提供することを主としております。なお、当社グループは医療関連情報サービス事業の単一セグメントであります。

 

1.医療関連情報サービス

 当社グループの医療関連情報サービスは、主に保険者(*3)に提供するデータヘルス関連の保険者向け情報サービスとなっております。

 保険者向け情報サービスは、保険者から預かったレセプト(*4)と健診のデータを分析し、医療費適正化のために、データヘルス計画作成と保健事業の支援、ジェネリック医薬品普及促進のための通知、レセプト点検システムの提供、ポリファーマシー(*5)対策サービスの提供を行っております。

 レセプトは、医科・調剤の全てに対応しており、紙レセプトの画像データをレセプトOCR変換技術(*6)でコード化し、電子レセプトは未コード化病名(*7)をコード化したうえで、分析を行っております。

 コード化と分析については、長年にわたって開発してきた医療関連データベースと、特許を取得している三つの技術(傷病ごとの医療費を把握する医療費分解(*8)、傷病のステージ別の患者を抽出・階層化する傷病管理システム(*9)、現在治療中の傷病名だけを判定することが出来るレセプト分析システムおよび分析方法(*10))を、活用しております。

 

(1)データヘルス計画作成支援

 データヘルス計画を作成するために、保険者の現状の把握、課題の抽出、課題に応じた事業の選定、目標の設定〈ポテンシャル分析〉から製本まで、保険者のニーズに合わせた支援を行っております。

 

(2)保健事業支援

 医療費適正化のための保健事業(重症化予防指導、生活習慣病放置者受診勧奨通知・指導、頻回受診者指導、重複受診者指導、重複服薬者指導、薬剤併用禁忌対象者抽出)の対象者のリスト作成や、保険者がリストを作成するためのシステム〈保健事業支援システム〉の提供および、リスト作成を含めたアウトソーシングサービスとして保健事業(指導と通知書の発送など)を代行して被保険者とその扶養家族に行うものであります。

 また、保健事業の結果をレセプトを分析することで、モニタリング・チェック・成果測定を行い、PDCAサイクルに乗ったアウトカムの見える事業として提供しております。

 なお、重症化予防指導は、慢性疾患(現在は主に糖尿病を対象)に罹患された方に対し、適切な情報および問題解決技法等の提供を通じ、病気の進行の防止や健康なライフスタイルの維持を図るものであり、連結子会社㈱DPPヘルスパートナーズは、この指導を行っております。また、2022年5月より当社グループ内の業務分担を見直し、タブレット端末を活用した遠隔重症化予防指導業務の人員強化を行うことで、重症化予防指導量の増加に対応しております。

 

(3)ジェネリック医薬品普及促進のための通知〈ジェネリック医薬品通知サービス〉

 保険者の医療費負担(薬剤費)を削減するため、被保険者とその扶養家族に対して、処方された先発医薬品から変更可能なジェネリック医薬品(*11)の紹介とジェネリック医薬品に変更した場合の薬代の削減額を記載した案内文を送付し、ジェネリック医薬品の普及を促進するサービスであります。

 

(4)レセプト点検システム

 保険者のレセプト二次点検業務の効率化を図るため、全レセプトから点検の必要性の高いレセプトを絞り込むために、点検のノウハウをシステム化したものであります。

 

(5)ポリファーマシー対策サービス

 保険者から受け取ったレセプトデータの分析により、薬剤の見直しが必要と思われる患者に服薬情報を記載した通知書を送付し、患者がその通知書を薬局に持参することで、薬剤師と医師が連携して患者の服薬指導を行うサービスであります。

 

  [事業系統図]

  以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 ※2022年10月に㈱ディー・エヌ・エーの子会社であるDeSCヘルスケア㈱を子会社化する予定です。

 

  (注)  日本の医療保険制度の解説

 日本では、国民皆保険制度により、日本国民ならだれでも、健康保険(会社で働く人が加入する組合管掌健康保険と全国健康保険協会)、共済組合(公務員等)、船員保険、後期高齢者医療制度(75歳以上の全ての人)、国民健康保険(自営業、無職の人を中心に前記制度に加入していない全ての人)のいずれかの医療保険制度に加入することになっております。

 次の図は、医療保険制度に加入した国民(被保険者)が保険料を支払い、医療機関が診療報酬を受けとる流れを表したものであります。

①  被保険者は、保険者に毎月、保険料を支払います。

健康保険組合、全国健康保険協会の加入者は事業主を通じて保険者に支払い、後期高齢者医療制度、国民健康保険の加入者は直接保険者に支払います。

②  患者(被保険者とその扶養家族)は、病気やケガをすると、医療機関で診察・投薬等を受けます。

③  患者は医療機関に自己負担分(多くは3割)を支払います。

④  医療機関は診療報酬の請求のために毎月患者ごとにレセプトを作成し、審査支払機関(*12)に提出します。

⑤  審査支払機関は、レセプトに誤りがないかを審査し、誤ったレセプトは医療機関に差し戻します。

⑥  審査支払機関は、合格した審査済レセプトを保険者に送付します。

⑦  保険者は、レセプトの合計金額を審査支払機関に支払います。

⑧  審査支払機関は、診療報酬を医療機関ごとに支払います。

⑨  保険者は、被保険者に健康診断と保健指導を行います。なお、2008年4月から40歳以上の被保険者に対して、特定健診、特定保健指導が義務付けられました。

 (注)  用語の解説

*1 医療関連データベース

  1996年から蓄積してきた、2022年6月30日現在の当社グループの10万件におよぶ傷病、診療行為辞書データベース、530万件におよぶ傷病と診療行為、医薬品チェックデータベース、そして年間約6億5,824万件のレセプト分析情報などの医療関連データベースは当社グループの主要な製品・サービスに使用されています。

*2 データヘルス

  データヘルスとは、レセプトや特定健康診査(特定健診)などから得られるデータの分析に基づいて、PDCAサイクルで実施する効率のよい保健事業です。

*3 保険者

 保険者とは,保険制度を運営する主体のことで、全国健康保険協会、健康保険組合、共済組合(公務員等)、後期高齢者医療広域連合、市町村および特別区(国民健康保険)などです。

*4 レセプト

  レセプトは、医療機関から、月に一度、審査支払機関へ提出する患者ごとの請求書のことで、診療報酬明細書とも言われます。

  その内容は、診療報酬点数表に基づき、薬、処置、検査などを点数化して、医療費を計算したものです。

*5 ポリファーマシー

 多くの薬を服用(多剤併用)することにより副作用等の薬物有害事象を起こすことをいいます。ポリファーマシー対策のためには服薬情報の一元管理が求められています。

*6 レセプトOCR変換技術

 画像データを単にテキスト化することは他社でも可能であります。しかし、レセプトの画像から文字だけを抜き出し、その文字を病名、診療行為、医薬品などに分類し、病名と診療行為および医薬品を結びつけてテキスト化するのは困難です。

 これを、当社グループでは、医療関連データベースを基にした技術で自動的にテキスト化しています。

*7 未コード化病名

 いわゆるワープロ病名で、傷病名マスターに収載されていない病名を使用する場合に、未コード化傷病名コードを使用して、病名がワープロ入力されたものです。

*8 医療費分解

 レセプトには、複数の傷病名が記載され、使用した医薬品、検査、処置、保険点数は傷病名ごとに分類されることなく記載されており、傷病名ごとの医療費は明確ではありません。

 医療費分解とは、傷病名ごとに医薬品、検査、処置などの保険点数を分解し、傷病名ごとの医療費を計算することと当社グループで定義しております。

 また、当社グループは、医療費分解解析装置、医療費分解解析方法およびコンピュータプログラムに関する特許を日本国内において、設定登録(特許第4312757号)しております。

*9 傷病管理システム

 傷病管理システムは、レセプト(診療報酬明細書)に記載の傷病識別情報、医薬品識別情報および診療行為識別情報に基づき、傷病のステージ別の患者を抽出・階層化するもので、傷病管理システムに関する特許を日本国内において、設定登録(特許第5203481号)しております。

*10 レセプト分析システムおよび分析方法

 レセプト分析技術および分析方法は、レセプトに記載されている傷病名のうち、現在治療中の傷病名だけを判定することができ、高精度な保健事業対象者の抽出を可能にするもので、レセプト分析システムおよび分析方法に関する特許を日本国内において、設定登録(特許第5992234号)しております。

*11 ジェネリック医薬品

  ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、成分そのものやその製造方法を対象とする特許権が消滅した先発医薬品について、特許権者ではなかった製薬会社がその特許の内容を利用して製造した、同じ主成分を含んだ医薬品です。

  ジェネリック医薬品は新薬に比べ実施する試験項目が少ないため、開発費が少なく、価格は先発医薬品に対して2割~8割の価格になっています。

 

*12 審査支払機関

  審査支払機関は、レセプトの審査と、医療機関への診療報酬の支払業務を保険者に代わって行い、「社会保険診療報酬支払基金」「国民健康保険団体連合会」があります。

※画像は省略されています

データホライゾンの平均年収は495万円

データホライゾンの平均年収は495万円です。 去年の全国平均年収430万円より15.0%高いです。 過去のデータを見ると481万円(最低)から546万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、データホライゾンの生涯収入はおよそ1.83億円と推定されます。
平均年収
2013 481万円
2014 484万円
2015 512万円
2016 520万円
2017 517万円
2018 546万円
2019 529万円
2020 534万円
2021 495万円

データホライゾンの平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上ではデータホライゾンは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではデータホライゾンは3679位(全4687社)で、年収偏差値は51.1でした。
データホライゾンの年収ヒストグラム

データホライゾンの年齢別年収

データホライゾンの20代の想定平均年収は350万円、30代の想定平均年収は500万円でした。 データホライゾンの初任給はおよそ22万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 283万円 22万円
25-29歳 417万円 32万円
30-34歳 482万円 37万円
35-39歳 518万円 40万円
40-44歳 554万円 43万円
45-49歳 588万円 45万円
50-54歳 623万円 48万円
55-59歳 611万円 47万円
60-64歳 476万円 37万円
データホライゾンの年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


データホライゾンの賞与・ボーナス

有価証券報告書の賞与引当金によると、データホライゾンの 平均年間賞与額は19万円でした。前述の平均年収にはこの賞与額が含まれます。
平均賞与額
2013 31万円
2014 33万円
2015 48万円
2016 23万円
2016 22万円
2017 48万円
2018 24万円
2019 46万円
2020 48万円
2021 19万円


データホライゾンの業種・地域

データホライゾンの本社所在地は広島県です。広島県を含む中国地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 中国地方内での年収ランキングは64位(全120社)でした。
※こちらは、実際の企業数とは大きく異なる点に注意してください。多くの企業が本社所在地を東京にしているため、それ以外の地域では企業数が少なくなります。
データホライゾンの年収ヒストグラム(中国地方内)
データホライゾンは、業種カテゴリとしては 医療・製薬業に属します。 医療・製薬業内での年収ランキングは 155位(全175社) でした。

医療・製薬業内での年収ランキング
データホライゾンの年収ヒストグラム(医療・製薬業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

データホライゾンの従業員数は279人

データホライゾンの従業員数は279人でした。
従業員数
2013 88人
2014 103人
2015 107人
2016 136人
2017 147人
2018 162人
2019 190人
2020 203人
2021 279人
データホライゾンの従業員数

データホライゾンの売上、純利益

データホライゾンの最新の売上高は28.4億円(売上ランキング3717位)でした。 従業員一人当たりの売上高は1019万円(一人当たり売上ランキング4524位)です。
データホライゾンの売上高
データホライゾンの最新の純利益は-4.66億円(純利益ランキング4296位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約-167万円(一人当たり純利益ランキング4160位)です。
データホライゾンの純利益

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データホライゾンに転職したり、年収アップを考えるなら、まず転職サイトへの登録が第一です。 転職サイトではエージェントに相談することはもちろん、適正年収のシミュレーションができるので、まずは転職サイトに登録することをおすすめします。

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ハイクラス案件をメインで扱うJACリクルートメントのみでしか得られない案件情報も多数あります。 上昇志向があり、現在のポジションからステップアップしてよりハイキャリアを目指す方にはイチオシのサイトです。


ランスタッド

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参考書籍

データホライゾンの歴史

データホライゾンの歴史について年表形式でご紹介します。
1982年3月 広島市中区鉄砲町において㈱ワイエス企画を設立。
1983年4月 ガソリンスタンド向け販売管理システムを開発、発売開始。
1985年4月 養豚場向け生産管理システム「システム・ザ・ポーク」を開発、発売開始。
1989年1月 保険薬局向け薬剤師支援システム「ぶんぎょうめいと」を開発、発売開始。
1996年5月 医療関連データベースの作成を目的として、関連会社㈱医療情報研究所を設立。
1996年7月 病院向け処方監査システム「薬局応援団」を開発、発売開始。
2000年6月 病院向け在庫管理システム「WiT  HL」を開発、発売開始。
2000年10月 保険薬局向けのASPシステムの開発のために関連会社㈱イーメディカルを設立。
2000年12月 病院向けレセプトチェックシステムを開発、発売開始。
2001年3月 当社への情報関連技術者の派遣およびシステムの受託開発を目的として、フィリピン共和国に子会社DATA HORIZON PHILS,INC.を設立。
2001年10月 保険薬局向け薬剤師支援ASPシステム「アポバーン」を開発、発売開始。
2002年12月 保険薬局向け薬剤師支援ASPシステム「ぶんぎょうめいと+e」を開発、発売開始。
2003年4月 保健事業支援システムを開発、健康保険組合に発売開始。
2006年7月 ジェネリック医薬品通知サービスを開発、健康保険組合に提供開始。 製薬会社向け情報サービスを提供開始。
2008年6月 ジェネリック医薬品通知サービスを、地方公共団体に提供開始。

データホライゾンの子会社

データホライゾンの子会社や、資本関係等の関連企業はこちらです。
名称 事業内容
㈱DPPヘルスパートナーズ 看護師等による疾病管理および疾病予防
㈱ブリッジ 地域医療に係るコンサルティングおよびソリューションの提供ほか

データホライゾンの類似企業

データホライゾンを見ている人は他にこのような企業を見ています。
企業名 平均年収 従業員数
ノーリツ鋼機 762万円 17人
日本システム技術 619万円 926人
ソフトマックス 532万円 200人
メドレー 524万円 699人
メディカル・データ・ビジョン 628万円 179人
Welby 729万円 40人
ファインデックス 532万円 280人
JMDC 727万円 348人
UbicomHD 697万円 57人
沢井製薬 606万円 2414人

データホライゾンと平均年収が近い企業

企業名 平均年収
薬王堂 405万円
不二ラテックス 518万円
ビー・エム・エル 561万円
ダイト 491万円
リグア 434万円
ソフトマックス 532万円
クスリのアオキ 432万円
ビオフェルミン製薬 575万円
コスモス薬品 421万円
LTTバイオファーマ 611万円

データホライゾンと売上高が近い企業

企業名 売上高
大和コンピューター 27.6億円
アンドール 28.9億円
アライドアーキテクツ 27.7億円
テイン 28.6億円
アディッシュ 29.8億円
インターワークス 28.6億円
システムソフト 29.1億円
キッズウェル・バイオ 27.8億円
JBCCHD 27.7億円
桂川電機 27.1億円