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ココペリの平均年収

2024年02月22日 09:18

ココペリとは

ココペリとは、SI・SES業を営む東京都の上場企業です。
企業名 ココペリ
本社所在地 千代田区二番町8番地3二番町大沼ビル4階
売上高 17.1億円
社員数 87人
平均年収 605万円
推定初任給 29万円
年収偏差値 56.9
平均年齢 36.7歳
平均勤続年数 2.0年

有価証券報告書によるとココペリの事業内容は次の通りです。

 当社グループは、当社(株式会社ココペリ)、連結子会社1社により構成されており、中小企業の成長を支援するBtoB・SaaS(注)モデルのビジネスプラットフォーム事業を展開しております。

 

(注)Software as a Serviceの略称。サービス提供者がソフトウエア・アプリケーションの機能をクラウド上で提供し、ユーザー側はネットワーク経由で利用する形態のサービスを指します。

 

(1) ミッション・ビジョン

当社グループは「企業価値の中に、未来を見つける。」というミッションのもと、「中小企業にテクノロジーを届けよう。」というビジョンを掲げ、中小企業の成長を支援するBtoB・SaaSモデルのビジネスプラットフォーム事業を展開しております。

 

(2) 取り巻く環境・背景

中小企業は、日本の企業全体の99.7%を占め、労働市場において、全労働者のうち約70%が中小企業に勤めており(「2016年経済センサス」総務省・経済産業省)、現在の日本経済を支えているだけではなく、将来の日本経済においても重要な存在であると当社グループでは考えています。その一方で、中小企業は人材不足や販路開拓のリソース不足、資金不足、事業承継等多くの深刻な経営課題を抱えており、従業員一人当たり付加価値額を表す労働生産性についても大企業の半分以下に留まっています(「中小企業白書2022年版」中小企業庁)。中小企業の労働生産性を10%改善することによる経済効果は16兆円(「2016年経済センサス」及び「中小企業白書2022年版」より弊社独自に算出)とされており、中小企業の成長が地域経済や日本経済に及ぼす効果は小さくありません。

一方、中小企業の成長を支える存在である地域金融機関を取り巻く経営環境も厳しさを増しています。融資を中心とした従来のビジネスモデルでは収益性を保つことが困難な状況であり、中小企業の本業支援等によるコンサルティング業務やDX(デジタルトランスフォーメーション)(注)の実施など、地域金融機関は大きな転換点を迎えていると考えております。そのような状況の中、中小企業が地域金融機関に求めることとして、人材育成やビジネスマッチング(販売先紹介)など事業に対するソリューション提供などが挙げられます(「金融機関の取組の評価に関する企業アンケート調査」金融庁(同庁の委託に基づき帝国データバンクが2018年にアンケート調査を実施))。また、政府の「成長戦略2019」では、中小企業支援機関としての地域金融機関の機能強化が掲げられ、地域を支える金融機関の役割は益々大きくなってまいります。

上記のような「中小企業が抱える課題」と「地域金融機関が抱える課題」をテクノロジーの力で解決していくことで、当社グループは日本経済の発展に寄与することができると考えております。

 

(注)デジタルトランスフォーメーションとは、デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革することと定義します。

 

(3) 事業概要

当社グループは、日本全国の地域金融機関(2023年3月末時点84社)と連携し、各金融機関に対してSaaS形式の経営支援プラットフォーム「Big Advance」を主として提供しております。「Big Advance」は、各金融機関の取引先の中小企業に対して、課題解決や成長支援につながる機能を提供しております。地域金融機関及び中小企業のニーズを汲んだサービスの構築を実現しており、2018年4月の「Big Advance」リリース以降も継続的に金融機関及び中小企業のニーズを収集し、PDCAを回すことで、継続的な機能改善及び新機能追加を図ってまいりました。

地域金融機関と連携して地域の中小企業にサービスを提供することにより、経営支援プラットフォームの活用効果を最大化すると同時に、地域金融機関のビジネス変革を支援するソリューションとしても効果を発揮しており、「Big Advance」に参加する全てのステークホルダーがメリットを享受できるWin-Winのビジネスモデルを構築しています。今後も、「Big Advance」が中小企業の成長、そして地方創生に欠かせないビジネスプラットフォームとなるべく、事業を推進してまいります。

なお、当社グループはビジネスプラットフォーム事業の単一セグメントであるためセグメント別の記載を省略し、サービス別に記載しております。

 

(4) サービス概要

① 中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」

当社グループは地域金融機関と連携し、中小企業の経営支援プラットフォーム「Big Advance」を金融機関ごとに「○○ Big Advance」という名称で提供し、各金融機関がそれぞれの取引先中小企業に対してサービスを提供しています。金融機関ごとにサービスを展開するものの、各金融機関の取引先の枠を超えて全国の会員企業の情報を連携していることから、地域や金融機関の枠を超えて会員企業同士の新しいビジネスが創出されるなどのネットワーク効果を発揮し、「Big Advance」はこれまでにない形での金融機関による中小企業への経営支援を実現しております。「Big Advance」は「Face to Face」と「テクノロジー」の融合をコンセプトに掲げ、金融機関と会員企業のリレーションをさらに強化し、各金融機関が会員企業に対してより充実した経営支援を可能にするサービスの提供を目指しています。

「Big Advance」では金融機関より、サービス導入時の初期導入費用に加えて、毎月運用・保守費を受領しております。

運用・保守費はサブスクリプション型(継続課金型)であり、金融機関より月額固定形式で受領する収益、金融機関と会員企業との間の月額利用料に対するレベニューシェア方式を採用した収益により構成されています。そのため、金融機関数の増加による収益拡大に加えて、「Big Advance」会員企業数の増加が、当社グループと金融機関双方の収益の最大化につながるため、win-winの関係を築いております。また、導入金融機関においては、「Big Advance」月額利用料及びマッチング成約手数料等が収益を押し上げると同時に、「Big Advance」を通して中小企業への本業支援を行った結果として、貸出残高の増加に寄与しております。

新規の会員企業の増加に加え、既存の会員企業が継続的に利用し、解約しない限りは、当該利用料が積み上がるストック型の収益モデルであり、新規の会員企業数が解約数を下回らない限り収益は前事業年度を上回ることから、安定的に収益を確保することが可能です。そして会員企業にサービスを継続利用してもらうことで関係性を深め、アップセル・クロスセル(注)による更なる収益機会の獲得を見込むことができます。

「Big Advance」の基本機能は以下の通りです。中小企業にとって事業及び日常業務の運営に有用な機能が多数搭載されている中で、高価なソフトウエアに対する大きな初期費用をかけずに、月額利用料は3,000円(税抜)と安価な設定にてワンパッケージの機能を提供しており、中小企業にとって導入し易い形で業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実施することが可能となっております。

 

(注)アップセルとは、当社グループが現在提供している商品やサービスに加えて、質及び金額ともにより上位の商品やサービスを提供し、利用者が現在利用する商品やサービスに代わり上位の商品やサービスを購入することであります。一方でクロスセルとは、利用者が現在利用している商品やサービスに追加して、別の商品やサービスも購入することをいいます。

 

 

 

本書提出日における「Big Advance」基本機能(月額3,000円)は以下の通りです。

機能名

内容

ビジネスマッチング

地域や金融機関の枠を越え、会員企業同士すなわち「Big Advance」を導入している全ての取引先とマッチングが可能

金融機関連絡チャット

金融機関とチャットで連絡が可能。

補助金・助成金

毎週更新される全国の補助金・助成金の情報を取得。士業相談を活用することにより、補助金・助成金の申請も可能

士業相談

全国の士業(注3)に24時間相談可能

ホームページ自動作成

フォーマットに文言を記載するだけで、簡単にホームページの作成が可能

共通ドメインでの多数のサイト運営によりSEO効果(注2)を発揮し、ホームページ14,937件(2023年3月末)を作成

福利厚生「FUKURI」

従業員向けクーポンサイト。会員企業は使用するだけなく、自社も新規顧客を増やすツールとしてクーポンを発行することが可能

安否確認

災害時に、従業員の安否確認が可能

ビジネスチャット

社内チャットで、社内コミュニケーションが可能

*社内チャット:ID数は無制限、ルーム数は上限10

オープンイノベーション

1,800社以上の大手パートナー企業(注1)とのマッチングが可能

従業員アカウント

従業員用のアカウントを発行することで、ビジネスチャット、福利厚生「FUKURI」、安否確認などの機能を各従業員向けに提供。また、従業員アカウントは無制限に追加可能

 

(注)1.当社グループ及び導入金融機関が承認した無料で会員登録を行うことが可能な企業であり、会員企業とのマッチングや情報発信を希望する企業・団体です。上場企業や地方公共団体等が該当します。

2.Webサイトが、検索サイトの検索順位の上位に表示されることです。

3.士業は、弁護士、公認会計士、税理士、弁理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、中小企業診断士の8士業を指します。「SHARES」に参加する全ての士業について、国家資格を保有していることを確認しています。

 

ビジネスチャット機能により、企業における業務時間の多くを占めるコミュニケーションを効率化し、中小企業の経営課題であった労働生産性の改善を実現していると考えます。また、地域金融機関におけるIT化の遅れ等により電話もしくは対面が基本であった当該金融機関とのコミュニケーションもチャットで行うことができるようになるため、金融機関との情報共有の頻度が増え、一層のリレーション強化に加えて、適切な金融サービスを受けることにつながります。

ビジネスマッチング機能は、会員企業が自社の案件ニーズを入力することにより、他の会員企業から商談依頼を受けたり、他の会員企業へ商談依頼をすることができます。従来、金融機関が行ってきたビジネスマッチングは、その金融機関内における企業同士の案件ニーズのマッチングに留まっておりますが、「Big Advance」では、金融機関を越えて、「Big Advance」を利用している全会員企業の案件ニーズが検索できるため、地域や金融機関の枠を越えた広域マッチングを実現しています。結果として、導入金融機関へのヒアリング等を通じて、従来マッチングの意向を示した企業のうち、実際に面談を実施した企業の割合は、「Big Advance」導入後に向上していることを確認できており、地域金融機関の収益機会の増加に寄与しています。

そのため、新たなビジネスマッチングの機会の創出により、新たな付加価値が創造され企業の業績が向上することはもちろん、地方創生にもつながるものと考えます。

そのほか、「FUKURI」は会員企業の従業員に対する福利厚生に役立つ、旅行やレジャー、グルメ、ショッピング等のお得なクーポンを掲載したサイトであり、2023年3月末時点では1,500件以上のクーポンを登録しており、会員企業の従業員満足度の向上に寄与していると認識しております。

また、ホームページの自動作成機能を活用することにより、15分程度で簡単にスマートフォンに対応したホームページを開設することが可能です。手軽に情報発信することができる上に、共通ドメインで多数のサイトを運営することによりSEO効果を発揮するため、2023年3月末時点では14,937件のホームページ作成に寄与しており、会員企業の認知度向上に貢献しております。

補助金・助成金機能においては、従来は各中小企業が個別に官庁のホームページ等を確認し情報収集する必要があったものの、中小企業に代わり当社グループが補助金及び助成金に係る情報を官庁より収集し週次で更新していることから、会員企業にとって効率的な情報取得を可能としています。さらに補助金等の申請時に相談したい事項がある場合、士業相談を活用することにより、士業への相談も可能です。

「Big Advance」は月額3,000円の価格水準で提供しております。会員企業は月額3,000円で様々な経営支援サービスを利用することができるため、会員企業の発展に貢献できるものと考えています。

 

なお、2021年3月期から2023年3月期までの当社グループにおける「Big Advance」の導入金融機関数、会員企業数の推移は以下の通りです。

2018年6月末から2023年3月末にかけて、導入金融機関数は1社から84社、会員企業数は1,036社から71,138社に増加しております。結果として42都道府県(2023年3月末)の導入に至っております。

 

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

第1

四半期

第2

四半期

第3

四半期

第4

四半期

第1

四半期

第2

四半期

第3

四半期

第4

四半期

第1

四半期

第2

四半期

第3

四半期

第4

四半期

導入金融機関数(社)

34

42

57

60

71

75

82

83

83

83

83

84

会員企業数

(社)
(注)

15,999

27,914

38,773

49,783

56,787

63,788

67,550

72,050

71,185

72,393

70,951

71,138

 

(注)会員企業数は、パートナー企業数(無料会員企業数)を除いた有料会員企業数を指します。

 

② DX Solutionsについて

中小企業向けの法人ポータルサイトを地域金融機関に提供や、士業が効率的に企業を支援できるよう、士業事務所向けの業務・顧問先管理ツールの提供、中小企業向けに補助金活用コンサルティングサービスの提供等を行っています。

士業の業務効率化や顧問先企業へのコンサルティング業務に貢献することで、間接的に中小企業の活性化に寄与できるものと考えております。

※画像は省略されています

ココペリの平均年収は605万円

ココペリの平均年収は605万円です。 去年の全国平均年収430万円より40.7%高いです。 過去のデータを見ると574万円(最低)から621万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、ココペリの生涯収入はおよそ2.24億円と推定されます。
平均年収
2020 574万円
2021 621万円
2022 605万円

ココペリの平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上ではココペリは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではココペリは2301位(全4687社)で、年収偏差値は56.9でした。
ココペリの年収ヒストグラム

ココペリの年齢別年収

ココペリの20代の想定平均年収は446万円、30代の想定平均年収は611万円でした。 ココペリの初任給はおよそ29万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 372万円 29万円
25-29歳 519万円 40万円
30-34歳 591万円 45万円
35-39歳 631万円 49万円
40-44歳 671万円 52万円
45-49歳 708万円 54万円
50-54歳 746万円 57万円
55-59歳 733万円 56万円
60-64歳 585万円 45万円
ココペリの年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


ココペリの賞与・ボーナス

ココペリの年間賞与額は81万円程度と推定されます。 なお、ココペリ社は有価証券報告書に賞与引当金の記載が無いため、 類似企業や年収マスターが保持しているデータから推測した値となります。
平均賞与額
2020 77万円
2021 83万円
2022 81万円


ココペリの業種・地域

ココペリの本社所在地は東京都です。東京都を含む関東地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 関東地方内での年収ランキングは1585位(全2845社)でした。
ココペリの年収ヒストグラム(関東地方内)
ココペリは、業種カテゴリとしては SI・SES業に属します。 SI・SES業内での年収ランキングは 64位(全106社) でした。

SI・SES業内での年収ランキング
ココペリの年収ヒストグラム(SI・SES業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

ココペリの従業員数は87人

ココペリの従業員数は87人でした。
従業員数
2020 46人
2021 64人
2022 87人
ココペリの従業員数

ココペリの売上、純利益

ココペリの最新の売上高は17.1億円(売上ランキング4028位)でした。 従業員一人当たりの売上高は1969万円(一人当たり売上ランキング4020位)です。
ココペリの売上高
ココペリの最新の純利益は6754万円(純利益ランキング3637位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約78万円(一人当たり純利益ランキング3404位)です。
ココペリの純利益

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ココペリに転職したり、年収アップを考えるなら、まず転職サイトへの登録が第一です。 転職サイトではエージェントに相談することはもちろん、適正年収のシミュレーションができるので、まずは転職サイトに登録することをおすすめします。

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参考書籍

ココペリの歴史

ココペリの歴史について年表形式でご紹介します。
2007年6月東京都練馬区に株式会社ココペリを設立。中小企業向けにバックオフィス業務のアウトソーシングを受けるITサポートサービスを提供開始
2020年12月東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、市場区分をグロース市場へ移行

ココペリの子会社

ココペリの子会社や、資本関係等の関連企業はこちらです。
名称 事業内容
(連結子会社)(株)市岡経営支援事務所 ビジネスプラットフォーム事業

ココペリの類似企業

ココペリを見ている人は他にこのような企業を見ています。
企業名 平均年収 従業員数
NECネッツエスアイ 764万円 5176人
アイティフォー 684万円 457人
エフティグループ 555万円 88人
都築電気 866万円 1295人
ダイワボウHD 836万円 26人
富士電機 776万円 10558人
BIPROGY 816万円 4442人
日本電気 843万円 22036人
日立製作所 916万円 28672人
富士通 879万円 35092人

ココペリと平均年収が近い企業

ココペリと売上高が近い企業

企業名 売上高
横田製作所 17.8億円
バンク・オブ・イノベーション 15.5億円
東福製粉 17.3億円
朝日観光 18.6億円
ヘッドウォータース 15.7億円
ショーケース 16.2億円
ジモティー 18.0億円
CYBERDYNE 17.1億円
トレイダーズHD 16.9億円
CAC Holdings 16.7億円