ヤマシンフィルタの平均年収
ヤマシンフィルタとは
企業名 | ヤマシンフィルタ |
---|---|
本社所在地 | 横浜市中区桜木町一丁目1番地8 |
売上高 | 132億円 |
社員数 | 166人 |
平均年収 | 659万円 |
推定初任給 | 30万円 |
年収偏差値 | 59.7 |
平均年齢 | 39.6歳 |
平均勤続年数 | 8.8年 |
有価証券報告書によるとヤマシンフィルタの事業内容は次の通りです。
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と連結子会社7社により構成されており、建機用フィルタ製品及びエアフィルタ製品を主たる事業としております。
当社グループは、経営理念として、「仕濾過事」(ろかじにつかふる)を掲げ、フィルタビジネスを通じて社会貢献するという意思のもと、フィルタビジネスを通じた新規事業ポートフォリオの確立に取り組んでおり、本業である建機用フィルタ事業に加え、2019年10月1日よりエアフィルタ事業を第2の事業ポートフォリオとして追加いたしました。
当社グループの各セグメントの関連は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。
建機用フィルタ事業
建設機械向け油圧フィルタ(以下、建機用フィルタ)、産業機械向け油圧フィルタ(以下、産業用フィルタ)、プロセス用フィルタの開発・製造・販売を行っております。
エアフィルタ事業
エアフィルタの開発・製造・販売を行っております。
当社グループについて
(1) 当社グループの概要
当社グループは、創業以来、一貫してフィルタの専門メーカとして実績を重ねてきました。当社グループは、フィルタのキーパーツである「ろ材」の主な材料であるガラス繊維や不織布及びフィルタの構成部品に使用される金属加工品や樹脂加工品等の仕入を行い、建機用フィルタ、産業用フィルタ、プロセス用フィルタ、エアフィルタを製造・販売しております。
当社グループは、各フィルタの「ろ材」の開発及び製品設計から製造をグループ内で一貫して行い、建設機械、産業機械等の業界向けに販売を行っております。当社グループの特徴は、「ろ材」を内製化することで、顧客が要望する様々な仕様に対応した「ろ材」及び「ろ材構造」を独自に開発し、最適な製品を顧客へ供給できることであります。特に主力品目である建機用フィルタでは、油圧ショベルが国産化された同時期からフィルタ製品の開発、生産を手掛けており、搭載される回路の知識や長年に亘るノウハウは競合他社との差別化に貢献しております。
また、近年において、現在の主要な材料であるガラス繊維と比較し、その耐久性や濾過効果において優位性が高く、かつ環境負荷の低減に貢献する次世代の「ろ材」として、合成高分子系ナノファイバーの量産化技術の確立に成功しました。この合成高分子系ナノファイバーを使用したフィルタ製品は、建機用フィルタ事業及びエアフィルタ事業における新たな主力製品として期待されており、主要な取引先への供給が開始されております。
更には、この合成高分子系ナノファイバーにより量産される「ろ材」は、建機用フィルタ製品やエアフィルタ製品のみならず、様々な産業資材としての活用が可能であります。
(2) 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけ
品目 | 事業内容及び関係会社との位置づけ |
建機用フィルタ | 当社、YAMASHIN CEBU FILTER MANUFACTURING CORP.及びYAMASHIN VIETNAM CO., LTDにおいて製造を行っております。 製品販売は、国内は当社が行っており、海外は主として各連結子会社が行っております。連結子会社の販売担当地域は次のとおりであります。 YAMASHIN AMERICA INC.・・・・・・・当社製品の米国向け販売 YAMASHIN EUROPE BRUSSELS・・・ 当社製品の欧州向け販売 YAMASHIN THAI LIMITED・・・・・・・当社製品の東南アジア・インド向け販売 また、YAMASHIN FILTER(SIP)TECHNOLOGY INC.においては、主に建機用フィルタの設計開発業務、製品評価試験業務及び当社製品の中国向け販売を行っております。 |
産業用フィルタ | 当社、YAMASHIN CEBU FILTER MANUFACTURING CORP.及びYAMASHIN VIETNAM CO., LTDにおいて製造を行っております。国内の販売は当社が行っており、海外の販売は、建機用フィルタと同様であります。 |
プロセス用フィルタ | 当社及びYAMASHIN CEBU FILTER MANUFACTURING CORP.において製造を行っております。国内の販売は当社が行っており、海外の販売は、建機用フィルタと同様であります。 |
エアフィルタ | 株式会社アクシーにおいて製造を行っております。国内の販売は株式会社アクシー及びその代理店が行っております。 |
(3) 取扱製品について
当社グループの取り扱う主要な製品の内容は次のとおりであります。
・建機用フィルタ分野
建機用フィルタとは、建設機械の駆動に不可欠である油圧回路の作動油をはじめ、燃料のディーゼル・オイル、エンジン駆動に必要な潤滑油のろ過に用いられるフィルタのことで、あらゆる建設機械に搭載されております。
当社グループの主力分野である建機用フィルタ製品は、建設機械の高性能化に伴い、機械回路のあらゆる部分で採用が拡大されてきました。特に油圧回路は機械駆動に大きな役割を担っているため、フィルタによる回路環境の整備は不可欠であり、多数のフィルタが建設機械には搭載されております。
品目 | 製品名 | 主な特徴・用途 | |
建機用フィルタ | 作 動 油 用 フ ィ ル タ | リターンフィルタ | 作動油がオイルタンクに戻る前に、細かい不純物を除去する目的で装備されるフィルタであります(交換用のカートリッジを特にフィルタエレメントと呼称します)。 油圧ショベル及びその他建設機械、一般油圧システムに使用されております。 |
サクション ストレーナ | オイルタンク内の比較的大きな不純物を除去する目的で、サクションポート(オイルタンクの吸いこみ口)に直接装着されております。油圧ショベル及びその他建設機械、一般油圧システムに使用されております。 | ||
ラインフィルタ | 油圧回路に用いられるフィルタで、圧力のかかる箇所に設置されるフィルタであります。油圧ショベル及びその他建設機械、一般油圧システムに使用されております。 | ||
エアブリーザ | 建設機械のオイルタンク内への外気に含まれる不純物の侵入の防止、油圧システム稼働中のオイルタンク内の圧力の保持、オイルタンク内のオイル清浄度の維持といった多目的なフィルタであります。油圧ショベル及びその他建設機械に使用されております。 | ||
リリーフバルブ | 作動油の温度が高い時にはオイルクーラーを通し、温度が低い時(差圧がかかる時)にはオイルクーラーを通さずにオイルタンクへ向けて作動油を流すという振り分けを行うバルブとして使用されております。中大型油圧ショベル、ミニ油圧ショベルにおいて使用されております。 | ||
ナイロン ストレーナ | 各種オイルタンクの給油口に装着し、給油の際、オイルタンク内への汚染物資の侵入を防ぎます。油圧ショベル及びその他建設機械に使用されております。 | ||
トランスミッション用 | ブルドーザー、ホイールローダー等のトランスミッション機構を持つ建設機械に設置されるフィルタであります。 高粘度の潤滑油に混入したギアなどの摩擦にて発生した金属粉などの不純物のろ過に使用されております。 | ||
燃料用フィルタ | 建設機械のディーゼル燃料に含まれる不純物、水分の除去に使用されております。 | ||
エンジンオイル用 フィルタ | ディーゼルエンジンに用いられるエンジンオイル内の細かい不純物のろ過を行っております。 |
・産業用フィルタ分野
産業用フィルタとは、様々な業界に応用されている油圧ユニットの作動油や潤滑油のろ過に用いられるフィルタのことであり、工作機械、冷凍用圧縮機、農業機械、船舶、鉄道車両、航空機やヘリコプター等の産業機械に用いられております。
当社グループの産業用フィルタ製品は、油圧ユニットを搭載する機械分野全般で使用されております。そのため、取引先の業種も様々であり、求められる性能や機能も異なります。主な販売先は、工作機械メーカや圧縮機メーカ、農業機械メーカなどがあります。
品目 | 製品名 | 主な特徴・用途 |
産業用フィルタ | ラインフィルタ | 工作機械、プレス機、搬送油圧ユニットの油圧回路などに使用され、作動油等のろ過を行います。 |
・プロセス用フィルタ分野
プロセス用フィルタとは、顧客製品の製造工程で行われるろ過・分離に必要なフィルタのことであり、電子部品、精密部品、液晶ディスプレイや食品等の業界に用いられております。
当社グループのプロセス用フィルタ製品は、建機用、産業用と比較して、より細かいろ過を求められる分野へ提供されております。具体的な用途として、電子部品の精密洗浄やコンデンサ・フィルム関連のナノレベルの分級(対象物の分離工程)等があります。
品目 | 製品名 | 主な特徴・用途 |
プロセス用 フィルタ | 糸巻フィルタ | 半導体業界、化学業界、食品業界において、精密なろ過を行う前に大きな物質をろ過する際に使用されております。 |
不織布フィルタ | 半導体業界、化学業界、食品業界において、精密洗浄用フィルタに使用されております。 | |
メンブレンフィルタ | 半導体業界、化学業界、食品業界において、精密洗浄用フィルタに使用されております。ろ過の最終工程で用いられます。 |
・エアフィルタ分野
エアフィルタとは、空気中からごみ、塵埃などの除去に用いられるフィルタのことであり、ビル・建物をはじめ、食品や薬品などの製造工場、電力配電盤や鉄道車両など特殊な用途に至るまで幅広い分野に用いられております。
当社グループのエアフィルタ製品は、多様化する顧客の要求に応えるため、比較的大きな粒子を除去するために用いられるプレフィルタから半導体製造工場や病院(手術室)など高い清浄度が求められる空間で用いられるHEPAフィルタ、異物混入が許されない食品工場で用いられる防虫フィルタなど幅広い製品をラインナップしております。
品目 | 製品名 | 主な特徴・用途 |
エアフィルタ | プレフィルタ | 空気中の比較的大きな塵埃(5μm以上)を除去し、次段フィルタの寿命を伸ばす目的で外気取入口などに装着されております。 |
中高性能フィルタ | 空気中の塵埃(5μm以下)を除去し、中程度の清浄空気を得る目的で設置されているフィルタであります。 | |
HEPAフィルタ | 0.3μmの大きさの粒子を99.97%以上除去する、超高効率のフィルタであります。 | |
オイルミスト フィルタ | 金属加工工場など室内に立ち込めるオイルミストを除去する目的で使用されます。 | |
防虫フィルタ | 建物への虫の侵入を防ぐ目的で使用されています。 | |
脱臭フィルタ | 空気中の臭いやガス成分を除去する目的で設置されております。 | |
ケーシング | 各種フィルタを設置・搭載する目的の取付枠であります。 |
ヤマシンフィルタの平均年収は659万円
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、ヤマシンフィルタの生涯収入はおよそ2.44億円と推定されます。
年 | 平均年収 |
---|---|
2014 | 691万円 |
2015 | 663万円 |
2016 | 740万円 |
2017 | 628万円 |
2018 | 641万円 |
2019 | 597万円 |
2020 | 626万円 |
2021 | 620万円 |
2022 | 659万円 |
平均年収と社数のヒストグラム上ではヤマシンフィルタは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではヤマシンフィルタは1657位(全4687社)で、年収偏差値は59.7でした。
ヤマシンフィルタの年齢別年収
年齢 | 想定平均年収 | 月額給与 |
---|---|---|
20-24歳 | 393万円 | 30万円 |
25-29歳 | 561万円 | 43万円 |
30-34歳 | 642万円 | 49万円 |
35-39歳 | 688万円 | 53万円 |
40-44歳 | 734万円 | 56万円 |
45-49歳 | 776万円 | 60万円 |
50-54歳 | 820万円 | 63万円 |
55-59歳 | 806万円 | 62万円 |
60-64歳 | 636万円 | 49万円 |
ヤマシンフィルタの賞与・ボーナス
年 | 平均賞与額 |
---|---|
2014 | 93万円 |
2015 | 95万円 |
2016 | 95万円 |
2017 | 127万円 |
2018 | 85万円 |
2019 | 89万円 |
2020 | 85万円 |
2021 | 91万円 |
2022 | 93万円 |
ヤマシンフィルタの業種・地域
ヤマシンフィルタの従業員数は166人
年 | 従業員数 |
---|---|
2014 | 116人 |
2015 | 112人 |
2016 | 113人 |
2017 | 129人 |
2018 | 149人 |
2019 | 158人 |
2020 | 190人 |
2021 | 168人 |
2022 | 166人 |
ヤマシンフィルタの売上、純利益
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JACリクルートメント
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ランスタッド
「ランスタッド」は敏腕コンサルタントが専任で案件紹介をしてくれる転職サイトです。 ランスタッドのエージェントは評判が良く、最近人気が大きく伸びてきてきています。 よくある転職サイトはエージェントが十分なヒアリングも無くノルマ達成のためにたくさんの案件を紹介してきますが、 ランスタッドはそのようなことはありません。
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そのため案件の質も高く、JACリクルートメントと同様に高年収案件に強い印象です。800万円や1200万円を超える案件も多数あり、 ハイキャリアを目指す方には心強いパートナーです。ランスタッドのみでしか公開されてない案件もかなり多いので、 一度無料登録して相談してみることをオススメします。
参考書籍
ヤマシンフィルタの歴史
1956年4月 | フィルタの製造販売会社として東京都大田区東蒲田に山信工業株式会社を資本金500千円で設立 |
1981年8月 | ワイエスケー工業株式会社がフィルタの製造販売を目的として資本金5,000千円で設立される |
1984年10月 | 東京都品川区東大井にR&Dラボラトリを設立 |
1989年4月 | コスト・生産性等の観点から最適な生産地域で生産を行うため、フィリピン・セブ島に現地法人 YAMASHIN CEBU FILTER MANUFACTURING CORP.を設立 |
1995年7月 | 北米市場の拡販を目的として、アメリカ・シカゴに現地法人YAMASHIN AMERICA INC.を設立 |
1996年4月 | 欧州市場の拡販を目的として、オランダ・ロッテルダムに現地法人YAMASHIN EUROPE B.V.を設立 |
2001年2月 | 東南アジア市場の拡販を目的として、タイ・アユタヤに現地法人YAMASHIN THAI LIMITED を設立 |
2007年5月 | 中国市場の拡販を目的として、中国・上海に現地法人YAMASHIN FILTER SHANGHAI INC.を設立 |
2010年9月 | 拡大を続ける中国市場のニーズに対応するため、中国・蘇州に現地法人YAMASHIN FILTER(SIP)RESEARCH & DEVELOPMENT CENTER INC.を設立 |
2010年12月 | 欧州市場の更なる販路の拡販を目的として、ベルギー・ブラッセルに現地法人YAMASHIN EUROPE BRUSSELS BVBAを設立 |
2012年6月 | 業務の効率化、商流の見直し等を図るため、佐賀県三養基郡上峰町に新設分割によりYSK株式会社設立 |
2014年10月 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2020年11月 | ベトナム・ヴィンフック省に現地法人 YAMASHIN VIETNAM CO., LTDを設立 |
2022年1月 | 研究開発拠点集約のため、神奈川県横須賀市光の丘に横須賀イノベーションセンタを設立 |
ヤマシンフィルタの子会社
名称 | 事業内容 |
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YAMASHIN AMERICA INC. | 当社製品の販売 |
YAMASHIN EUROPE BRUSSELS | 当社製品の販売 |
YAMASHIN CEBU FILTER MANUFACTURING CORP. | 当社製品・半製品の製造 |
YAMASHIN THAI LIMITED | 当社製品の販売 |
YAMASHIN FILTER(SIP)TECHNOLOGY INC. | 当社製品の研究・開発及び販売 |
株式会社アクシー | エアフィルタ製品の製造・販売及び当社製品の製造 |
YAMASHIN VIETNAM CO., LTD | 当社製品・半製品の製造 |