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シキノハイテックの平均年収

2024年02月22日 09:18

シキノハイテックとは

シキノハイテックとは、電気・電子業を営む富山県の上場企業です。
企業名 シキノハイテック
本社所在地 魚津市吉島829番地
売上高 64.8億円
社員数 370人
平均年収 527万円
推定初任給 23万円
年収偏差値 52.8
平均年齢 42.5歳
平均勤続年数 12.5年

有価証券報告書によるとシキノハイテックの事業内容は次の通りです。

 当社は、半導体に関連する事業分野について設計・生産・販売・サービス活動を展開し、自社にて製造及び販売の一貫体制を整えております。魚津工場では、電子機器製品や半導体検査装置、画像処理システム、カメラモジュール製品などを生産し、魚津工場、大阪デザインセンター、東京デザインセンター、九州事業所、福岡デザインセンター及び熊本事業所の各拠点では営業、設計開発及び保守業務を行っております。

 なお、次の3部門は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 以下の(※)表記のある用語・内容につきましては、本項末尾の《用語解説》の項におきまして解説しておりますので、ご参照ください。

 当社の事業セグメント別の主要製品及び技術は、次のとおりです。

事業セグメント

区分

主要製品及び技術

電子システム事業

半導体検査・装置関連

バーンイン装置、バーンイン装置レンタル、バーンインボード(※1)、半導体部品の検査ボード、半導体のテストプログラム、各種電子機器検査用ボード、専用計測器、高速通信機器、電子機器の開発・設計・製造

マイクロエレクトロニクス事業

LSI(※2)設計

(アナログ・デジタル)

電源IC(※3)設計、高速I/F(※4)設計、イメージセンサ設計、画像処理系LSI設計、FPGA(※5)設計、ASIC(※6)設計、技術者派遣

IPコア(※7)

JPEG(※8)、MIPI(※9)、ISP(※10)

製品開発事業

製品開発事業

画像関連機器、CMOS(※11)カメラモジュール、画像処理システム、画像処理モジュール

 

(1)電子システム事業

 電子システム事業では、半導体製造工場で使用される検査関連機器及び装置を扱っております。半導体検査業務は顧客企業の製品に必要な工程であり、特に車載向けの顧客製品では、同工程は重要な検査工程です。

 当社は半導体検査工程のうち、主に車載用半導体部品に検査実施が要求されるバーンイン装置とバーンインボード及び周辺機器や治具の開発・製造を行っております。

 また、半導体周辺機器開発により培われた技術で、産業顧客の製品生産工程における検査ボードや専用計測器、更には各種電子機器の開発・設計・製造を行っております。

 

(2)マイクロエレクトロニクス事業

 マイクロエレクトロニクス事業では、半導体のLSI設計(アナログ・デジタル)及びIPコアの開発などを行っております。

 LSI設計アナログ系では、回路設計、レイアウト設計、特性評価から、テスト部門との連携によるLSIテストプログラム作成までの一貫設計体制を構築しております。また、設計技術者の人材派遣を行っております。特に、高速I/F及び電源ICの設計技術で設計・評価技術を確立しております。また、LSI設計デジタル系では、画像処理及び高速I/Fをメインに設計しております。開発したLSIの主な用途としましては、デジタル情報家電(携帯電話、DVD、デジタルカメラ、液晶テレビなど)及び車載機器関連(カーナビゲーションなど)となっております。

 ASIC開発で培った画像処理技術をベースに、オリジナルIPコアの開発を行っており、豊富な実績を誇るIPコアのライセンスから周辺回路設計やカスタマイズまで対応可能であります。

 

(3)製品開発事業

 画像技術を活用した産業用組込カメラ、画像処理カメラの開発・製造及びシステムの開発を行っております。複雑な画像処理をカメラ単体で実現可能としており、画像検査や計測、各種認識処理等、様々な用途に幅広く活用できます。専用クリーンルームを完備した国内自社工場での一貫生産による、高信頼性と中長期にわたる安定供給を実現しています。

 システム開発事業は、主に画像処理システムを開発しております。カメラを中心としたソフト開発を行っており、組み込みカメラシステム分野での技術力が強みとなっております。

 

《用語解説》

(※1) バーンインボード

 バーンインは、半導体の初期不良を除去する選別方法の一種で、半導体製品を通常の使用状態よりも高温環境下で動作させることで、通常の使用環境であれば2~3年以内で故障するおそれのある半導体を取り除くテスト工程(パッケージバーンインテスト)です。バーンイン装置は、高温環境下をつくる試験装置、バーンインボードは、半導体を動作させる周辺回路を持ち、バーンイン装置内で駆動するボードのことです。

 

(※2) LSI(Large Scale Integrated Circuit)

 「LSI」とは、シリコンウェハ(半導体製品の製造に使用される導体と絶縁体の中間の性質を持つ物質)で形成される大規模集積回路を意味しております。「LSI」は、Large Scale Integrationの略称であり、「半導体」とも呼ばれています。

 

(※3) IC(Integrated Circuit)

 半導体集積回路。トランジスタ、抵抗、コンデンサ、ダイオードなどの素子を集めて基板の上に装着し、各種の機能を持たせた電子回路のことです。

 

(※4) I/F回路(アイエフ回路)

 受信機・通信機において周波数変換された信号を処理する電子回路のことです。

 

(※5) FPGA(Field Programmable Gate Array)

 ユーザーが欲しい機能を作る(プログラムする)ことができる論理LSIのことです。マイクロプロセッサやASIC(ある特定用途のために設計されたIC)の設計図を送り込んでシミュレーションすることができます。

 

(※6) ASIC(Application Specific Integrated Circuit)

 ある特定の用途のために設計されたICのことです。注文に応じてゼロから設計するフルカスタムICと、あらかじめ特定の機能を持った回路ブロックを組み合わせた「半完成品」をもとに、配線を変えることで要求に合わせるセミカスタムICの2種類があります。

 

(※7) IPコア(Intellectual Property)

 「IPコア」とは、LSIを構成するための部分的な回路情報のうち、特に単一機能でまとめられた物を指します。「IPコア」は、Intellectual Property Coreの略称です。

 

(※8) JPEG(Joint Photographic Experts Group)

 静止画像データの圧縮方式の一つです。ISOにより設置された専門家組織の名称がそのまま使われています。圧縮の際に若干の画像劣化を許容する(一部のデータを切り捨てる)方式と、まったく劣化のない方式を選ぶことができ、許容する場合はどの程度劣化させるかを指定することが可能です。現在のデジタルカメラのほとんどは、記録画像のファイル形式にJPEGを使用しています。

 

(※9) MIPI(Mobile Industry Processor Interface)

 非営利な企業団体MIPI Alliance(本部米国:ノキア、テキサス・インスツルメンツ等により設立)が策定する、モバイル機器のカメラやディスプレイとのインターフェイス規格です。

 

(※10) ISP(Image Signal Processor)

 「ISP」とは、カメラの中に入っている機能であり、画像の信号を処理する機能です。

 

(※11) CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)

 半導体素子の構造の一つで、金属酸化物でできた一対のP型トランジスタとN型トランジスタを組み合わせたもの。消費電力が少なく高速に動作するため、半導体製品の多くに採用されております。

※画像は省略されています

シキノハイテックの平均年収は527万円

シキノハイテックの平均年収は527万円です。 去年の全国平均年収430万円より22.5%高いです。 過去のデータを見ると496万円(最低)から527万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、シキノハイテックの生涯収入はおよそ1.95億円と推定されます。
平均年収
2020 496万円
2021 501万円
2022 527万円

シキノハイテックの平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上ではシキノハイテックは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではシキノハイテックは3306位(全4687社)で、年収偏差値は52.8でした。
シキノハイテックの年収ヒストグラム

シキノハイテックの年齢別年収

シキノハイテックの20代の想定平均年収は370万円、30代の想定平均年収は532万円でした。 シキノハイテックの初任給はおよそ23万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 298万円 23万円
25-29歳 442万円 34万円
30-34歳 513万円 39万円
35-39歳 552万円 42万円
40-44歳 591万円 45万円
45-49歳 628万円 48万円
50-54歳 666万円 51万円
55-59歳 653万円 50万円
60-64歳 507万円 39万円
シキノハイテックの年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


シキノハイテックの賞与・ボーナス

有価証券報告書の賞与引当金によると、シキノハイテックの 平均年間賞与額は61万円でした。前述の平均年収にはこの賞与額が含まれます。
平均賞与額
2020 40万円
2021 55万円
2022 61万円


シキノハイテックの業種・地域

シキノハイテックの本社所在地は富山県です。富山県を含む中部地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 中部地方内での年収ランキングは351位(全574社)でした。
※こちらは、実際の企業数とは大きく異なる点に注意してください。多くの企業が本社所在地を東京にしているため、それ以外の地域では企業数が少なくなります。
シキノハイテックの年収ヒストグラム(中部地方内)
シキノハイテックは、業種カテゴリとしては 電気・電子業に属します。 電気・電子業内での年収ランキングは 246位(全275社) でした。

電気・電子業内での年収ランキング
シキノハイテックの年収ヒストグラム(電気・電子業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

シキノハイテックの従業員数は370人

シキノハイテックの従業員数は370人でした。
従業員数
2020 345人
2021 359人
2022 370人
シキノハイテックの従業員数

シキノハイテックの売上、純利益

シキノハイテックの最新の売上高は64.8億円(売上ランキング3100位)でした。 従業員一人当たりの売上高は1750万円(一人当たり売上ランキング4148位)です。
シキノハイテックの売上高
シキノハイテックの最新の純利益は4.77億円(純利益ランキング2696位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約129万円(一人当たり純利益ランキング3057位)です。
シキノハイテックの純利益

【広告】シキノハイテックに転職するには?

シキノハイテックに転職したり、年収アップを考えるなら、まず転職サイトへの登録が第一です。 転職サイトではエージェントに相談することはもちろん、適正年収のシミュレーションができるので、まずは転職サイトに登録することをおすすめします。

転職サイトはサイトごとに特色があり、2〜3サイトを登録してそれぞれの良い部分を利用するのが賢い利用方法です。年収マスターイチオシのサイトを紹介します。

JACリクルートメント

JACリクルートメント」はハイクラスな転職案件を多数持っており、市場価値の高い応募者におすすめのサイトです。 内資系の高額案件はもちろん、JACリクルートメントはイギリスやシンガポールでも展開しており、そのつながりを活かした外資系案件も多数あります。


他の転職サイトでは一気に大量の案件を提示されることがありどれを選べばわからないということが起こりますが、JACリクルートメントではそのようなことはありません。 ひとりの応募者につき複数のエージェントが担当し、選りすぐりの案件を紹介してくれるためマッチ度が高い仕事に出会えます。


ハイクラス案件をメインで扱うJACリクルートメントのみでしか得られない案件情報も多数あります。 上昇志向があり、現在のポジションからステップアップしてよりハイキャリアを目指す方にはイチオシのサイトです。


ランスタッド

ランスタッド」は敏腕コンサルタントが専任で案件紹介をしてくれる転職サイトです。 ランスタッドのエージェントは評判が良く、最近人気が大きく伸びてきてきています。 よくある転職サイトはエージェントが十分なヒアリングも無くノルマ達成のためにたくさんの案件を紹介してきますが、 ランスタッドはそのようなことはありません。


ランスタッドは少数精鋭のコンサルタントで運営されており、現状のスキルや今後構築したいキャリアなどを入念にヒアリングした上で案件紹介をしてくれます。 特に20代後半から30代の転職に力を入れており、応募者にマッチした案件を紹介してくれます。


そのため案件の質も高く、JACリクルートメントと同様に高年収案件に強い印象です。800万円や1200万円を超える案件も多数あり、 ハイキャリアを目指す方には心強いパートナーです。ランスタッドのみでしか公開されてない案件もかなり多いので、 一度無料登録して相談してみることをオススメします。


参考書籍

シキノハイテックの歴史

シキノハイテックの歴史について年表形式でご紹介します。
1975年1月 富山県高岡市において、志貴野メッキ株式会社がメッキ材料の購入・販売を目的の100%子会社として、株式会社シキノを設立。
1986年5月 志貴野メッキ株式会社がエレクトロニクス事業を開始。
1986年11月 志貴野メッキ株式会社がマイコンのソフトウエア・ハードウエア業務を開始。
1987年5月 志貴野メッキ株式会社が半導体検査用基板の設計・製作事業を開始。
1988年8月 ICのレイアウト設計業務を開始。
1990年4月 計測技術関連業務を開始。
2004年11月 カメラ開発事業を開始。
2012年6月 シンガポールに、現地法人Shikino High-Tech Singapore Pte.Ltd.を設立。
2021年3月 東京証券取引所JASDAQに株式を上場。 資本金を41,262万円に増資。
2022年4月 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQからスタンダード市場に移行。 福岡デザインセンターを拡張。
2023年3月 当社株式が東京証券取引所貸借銘柄に選定。

シキノハイテックの類似企業

シキノハイテックを見ている人は他にこのような企業を見ています。
企業名 平均年収 従業員数
日本電設工業 779万円 2509人
きんでん 850万円 8136人
エクシオグループ 772万円 3851人
トーエネック 710万円 4808人
関電工 748万円 7682人
ユアテック 715万円 3750人
新生テクノス 672万円 1340人
東京エネシス 676万円 1313人
中電工 748万円 3364人
九電工 685万円 6472人

シキノハイテックと平均年収が近い企業

企業名 平均年収
テクノクオーツ 590万円
アピックヤマダ 537万円
サンテック 589万円
ジオマテック 467万円
ミツバ 530万円
フクシマガリレイ 588万円
FIG 546万円
高見沢サイバネティックス 503万円
西芝電機 598万円
シンクレイヤ 569万円

シキノハイテックと売上高が近い企業

企業名 売上高
アピリッツ 63.6億円
信越放送 61.0億円
サムコ 64.0億円
フジシールインターナショナル 66.1億円
ポート 66.4億円
東北放送 65.0億円
HYUGA PRIMARY CARE 66.6億円
アサヒHD 61.8億円
みらいワークス 63.5億円
ケーユーHD 66.2億円