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ウイングアーク1stの平均年収

2024年02月22日 09:18

ウイングアーク1stとは

ウイングアーク1stとは、ソフトウェア業を営む東京都の上場企業です。
企業名 ウイングアーク1st
本社所在地 港区六本木三丁目2番1号
売上高 217億円
社員数 705人
平均年収 753万円
推定初任給 35万円
年収偏差値 64.7
平均年齢 40.1歳
平均勤続年数 4.5年

有価証券報告書によるとウイングアーク1stの事業内容は次の通りです。

 現在、スマートフォンやIoTの普及により、日々生み出されるデータは加速度的に増加しております。当社グループは、この様々なデータ(ビッグデータ)を「新しい資源」として捉えており、この資源を活用して企業や社会に様々な価値をもたらすソフトウェア及びサービスの提供を行っております。

 

 当社グループは、当社、連結子会社7社の計8社で構成されており、「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとしておりますが、提供しているソフトウェア及びサービスの性質により、企業の基幹業務を支える「帳票・文書管理ソリューション」と、様々なデータを活用し、今までにない新たな価値を生み出す「データエンパワーメントソリューション」の2つに売上収益を区分しております。

 

[帳票・文書管理ソリューション(BDS)]

 帳票・文書管理ソリューションでは、帳票に関する業務基盤として国内で最も多く利用されているソフトウェア及びそれらをベースとしたソリューションを提供しています。請求書、納品書、発送伝票、eチケットなどの業務帳票から公的機関が発行する各種証明書まで社会の様々な場所で帳票の作成や出力、管理に利用されています。主力の「SVF」は、帳票の作成や出力を担っています。現在では「SVF」での帳票出力の85%はデジタル化されています。文書管理基盤の「invoiceAgent」と合わせて企業、公的機関の多くでデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に貢献しています。

 当社グループは帳票ソフトウェアの先駆者として、多くの顧客にご利用頂いており、機能の豊富さやシステムの安定性等が評価されております。その結果、「SVF」の帳票市場(帳票運用製品)における市場シェアは、65.1%(注)となっております。主なソフトウェア及びサービスは以下のとおりです。

(注)デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社発刊 ミックITリポート2021年11月号「帳票設計・運用製品の市場動向 2021年度版」図表2-3.[運用]製品のベンダー別売上・シェア動向 2020年度実績

(主要な関係会社) 当社、文雅科信息技術(大連)有限公司、文雅科信息技術(上海)有限公司、

WINGARC SINGAPORE PTE. LTD.

 

(a)SVF

 当社グループの主力製品である「SVF」は、帳票開発の効率化と多様な出力要件に応えるための帳票基盤ソリューションです。「SVF」は、日本固有の複雑な帳票フォームをノンプログラミングで直感的に設計し、PDF、Excel、紙などへ多様な形式で出力できるソフトウェア/ソリューションです。独自開発のソフトウェアにより高い汎用性を有しており、メーカーやOSの種類に依存しない帳票運用を実現しています。企業や公的機関の多くで複数のシステムを共通化した帳票基盤として活用されており、システム運用の効率化や内部統制の強化に貢献しています。

 「SVF Cloud」は、従来の「SVF」の強みに加え、柔軟性とリアルタイム性を兼ね備えた帳票クラウドサービスです。クラウド上でのSFAサービスを提供している株式会社セールスフォース・ドットコムと連携した「SVF Cloud for Salesforce」やビジネスプラットフォームを提供しているサイボウズ株式会社と連携した「SVF Cloud for kintone」を提供しております。更に、Web API機能により様々なクラウドサービスと連携し、企業間のシステムの違いやシステム変更にも柔軟に対応することができます。また、外出先で、スマートフォンやタブレットからその場でPDFの見積書を出力する、といったリアルタイム性が求められる場面での利用も可能となっております。

 

(b)invoiceAgent

 「invoiceAgent」は、企業や公的機関で流通している帳票を電子化し、保管から流通までを一元管理することで、生産性の大幅な向上を実現するソフトウェア及びクラウドサービスです。「invoiceAgent」は、電子文書の保管・管理業務を効率化するとともに、電子化された文書からデータを自動的に抽出し、他の業務システムにシームレスに連携させることができます。さらに、企業間で紙をベースにやり取りされている見積書や請求書等の書類をプラットフォーム上で電子的に送付・受領を行うことが可能で、関連する業務の大幅な効率化が可能です。また、2022年1月に施行された改正電子帳簿保存法及び2023年10月に導入が予定されているインボイス制度に対応しており、企業は「invoiceAgent」を導入することによりこれらの法的要件を満たすことが可能となります。

 

[データエンパワーメントソリューション(DE)]

 データエンパワーメントソリューションでは、エンドユーザーに対して、ソフトウェアの販売、クラウドサービス、保守サポートの提供を主に行っております。これらは様々な種類のデータを組み合わせ、分析することにより、気づきや今までにない価値を生み出すビジネスの基盤となる(一般的にビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)と呼ばれる)ソフトウェア及びそれらをベースとしたソリューションを提供しています。生産性の向上やビジネスプロセスの効率化による経営スピードの向上を実現することをコンセプトとし、データの集計、分析、可視化、意思決定支援というデータ活用の一連の流れをカバーしております。企業の業務プロセス等に組み込まれるなどして、経営者から現場の業務担当者まで多くの方々にご利用頂いております。

主なソフトウェア及びサービスは以下の通りです。

(主要な関係会社) 当社、株式会社リテールマーケティングワン、株式会社Everforth、株式会社traevo、

WINGARC AUSTRALIA PTY LTD

(c)Dr.Sum

 「Dr.Sum」は、企業内外のデータを収集、蓄積し、そのデータを加工・分析することによって企業の意思決定に活用することを目的としたソフトウェアです。数百億件ものビッグデータを数秒で処理できる性能と、ユーザーが使い慣れたwebベースとExcelベースのユーザーインターフェースを備えており、システム担当者でなくともビッグデータの集計や分析を容易に行うことが可能となっております。また、「Dr.Sum」上で販売や会計といった社内の様々なデータを統合管理することで、企業を支える情報分析基盤として利用されております。また、様々なクラウドサービスの普及によりクラウド上に存在ずるデータが加速度的に増加しているため、クラウドサービスとの連携が容易な「Dr.Sum Cloud」のニーズも拡大しております。

 

(d)MotionBoard

 「MotionBoard」は、企業をとりまく様々なデータを価値ある情報に変え、企業にイノベーションをもたらすことをコンセプトとした情報活用ダッシュボードです。

 第一の特徴は多彩な表現力です。PC画面上にグラフィカルな数多くのチャートを自由に配置可能で、業務内容の確認から事業戦略の遂行状況の確認まで、目的に合わせた使い方が可能です。また、GIS機能を備えており、位置情報を持つデータを地図上にプロットすることが可能です。これにより、競合店舗情報と人口動態情報を組み合わせた店舗戦略や走行情報を利用したトラックの運行管理等、新しい情報活用の形が生まれております。第二の特徴は、リアルタイム処理です。「MotionBoard」は、基幹システム、情報系システム、SFAや CRM、外部のクラウドサービス等様々なデータソースとリアルタイムに接続し、これらの情報を一つのチャート上で統合し、分析して可視化することができます。またノンプログラミングで利用できることが特長で、多くは企業内のシステムに組み込まれる形で利用されています。近年では、Salesforceと連携した営業の生産性向上や小売業でのビッグデータ活用に加え、IoTで発生するデータの分析、可視化や閾値の設定によるリスク検知等にも利用されています。第三の特徴は、高いメンテナンス性です。通常、情報システムの構築は、高度な知識を持ったシステム担当者が行うことが一般的ですが、「MotionBoard」は、ユーザーが自由な発想で可視化や分析を行うことを想定しているため、データの設定から表示項目やチャートの選定、配置までユーザー自身で行うことが可能です。これにより、業務フローの変更等にも迅速に対応できます。

 

(e)プロフェッショナルサービス

 当社グループのソフトウェア及びサービスは、導入が容易であることが特徴の一つですが、大規模案件では、複雑なシステム要件が発生することがあります。そのような場合には、システムに熟知した当社の技術スタッフが、導入支援サービスの提供を行っております。また、近年では、製造業でのIoTを用いた工場の可視化や小売業でのビッグデータ分析といった業界特有の課題解決のニーズが増加しており、このような要望に対しては、社内の専門チームが要件定義から導入まで、総合的なコンサルティングサービスを提供しております。

 

[用語の説明]

 本書において使用しているIT業界特有の主な用語についてご説明いたします。

用語

説明

SIer

システムインテグレーター(System Integrator)の略。主に企業のシステム構築、運用業務を一括して請け負う事業者。

IoT

Internet of Thingsの略。通信技術やインフラの発達により、インターネットを介して、あらゆるものがネットワークにつながること。

AI

Artificial Intelligenceの略。人間の脳が行っているような認識や判断といった作業を自律的に行うソフトウェアやシステム。

SFA

Sales Force Automationの略。案件管理や見込管理等、企業の営業活動の効率化を目的とするソフトウェアやシステム。

CRM

Customer Relationship Managementの略。顧客属性や対応履歴を管理し、顧客ごとに最適な対応を行うことで、長期的に良好な関係を築き、結果として収益の最大化を目的とするソフトウェアやシステム。

API

Application Programming Interfaceの略。外部の他のプログラムから機能やデータなどを呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めたもの。開発効率やシステム間連携が大幅に向上する。

BI

ビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)の略。企業活動によって生じた様々なデータを集計・分析し、企業の意思決定を支援するソフトウェアやシステム。

GIS

Geographical Information Systemの略。デジタル化された地図情報と位置情報を持ったデータを統合し、情報全体の視覚的な把握を可能とするソフトウェアやシステム。

KPI

Key Performance Indicatorの略。企業における業績管理評価のための重要な指標。

DX

デジタルトランスフォーメーションの略。企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

 

 事業系統図は次のとおりであります。

[事業系統図]

 

 (注) 上記系統図の子会社は当社グループの事業上重要なものについて記載しております。

※画像は省略されています

ウイングアーク1stの平均年収は753万円

ウイングアーク1stの平均年収は753万円です。 去年の全国平均年収430万円より75.1%高いです。 過去のデータを見ると716万円(最低)から753万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、ウイングアーク1stの生涯収入はおよそ2.79億円と推定されます。
平均年収
2017 716万円
2018 743万円
2020 751万円
2021 752万円
2022 753万円

ウイングアーク1stの平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上ではウイングアーク1stは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではウイングアーク1stは849位(全4687社)で、年収偏差値は64.7でした。
ウイングアーク1stの年収ヒストグラム

ウイングアーク1stの年齢別年収

ウイングアーク1stの20代の想定平均年収は545万円、30代の想定平均年収は761万円でした。 ウイングアーク1stの初任給はおよそ35万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 449万円 35万円
25-29歳 641万円 49万円
30-34歳 734万円 56万円
35-39歳 787万円 61万円
40-44歳 839万円 65万円
45-49歳 887万円 68万円
50-54歳 938万円 72万円
55-59歳 921万円 71万円
60-64歳 727万円 56万円
ウイングアーク1stの年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


ウイングアーク1stの賞与・ボーナス

有価証券報告書の賞与引当金によると、ウイングアーク1stの 平均年間賞与額は95万円でした。前述の平均年収にはこの賞与額が含まれます。
平均賞与額
2017 95万円
2018 99万円
2020 132万円
2021 78万円
2022 95万円


ウイングアーク1stの業種・地域

ウイングアーク1stの本社所在地は東京都です。東京都を含む関東地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 関東地方内での年収ランキングは626位(全2845社)でした。
ウイングアーク1stの年収ヒストグラム(関東地方内)
ウイングアーク1stは、業種カテゴリとしては ソフトウェア業に属します。 ソフトウェア業内での年収ランキングは 36位(全265社) でした。

ソフトウェア業内での年収ランキング
ウイングアーク1stの年収ヒストグラム(ソフトウェア業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

ウイングアーク1stの従業員数は705人

ウイングアーク1stの従業員数は705人でした。
従業員数
2017 518人
2018 557人
2020 595人
2021 623人
2022 705人
ウイングアーク1stの従業員数

ウイングアーク1stの売上、純利益

ウイングアーク1stの最新の売上高は217億円(売上ランキング1907位)でした。 従業員一人当たりの売上高は3075万円(一人当たり売上ランキング3288位)です。
ウイングアーク1stの売上高
ウイングアーク1stの最新の純利益は21.4億円(純利益ランキング1434位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約303万円(一人当たり純利益ランキング2173位)です。
ウイングアーク1stの純利益

【広告】ウイングアーク1stに転職するには?

ウイングアーク1stに転職したり、年収アップを考えるなら、まず転職サイトへの登録が第一です。 転職サイトではエージェントに相談することはもちろん、適正年収のシミュレーションができるので、まずは転職サイトに登録することをおすすめします。

転職サイトはサイトごとに特色があり、2〜3サイトを登録してそれぞれの良い部分を利用するのが賢い利用方法です。年収マスターイチオシのサイトを紹介します。

JACリクルートメント

JACリクルートメント」はハイクラスな転職案件を多数持っており、市場価値の高い応募者におすすめのサイトです。 内資系の高額案件はもちろん、JACリクルートメントはイギリスやシンガポールでも展開しており、そのつながりを活かした外資系案件も多数あります。


他の転職サイトでは一気に大量の案件を提示されることがありどれを選べばわからないということが起こりますが、JACリクルートメントではそのようなことはありません。 ひとりの応募者につき複数のエージェントが担当し、選りすぐりの案件を紹介してくれるためマッチ度が高い仕事に出会えます。


ハイクラス案件をメインで扱うJACリクルートメントのみでしか得られない案件情報も多数あります。 上昇志向があり、現在のポジションからステップアップしてよりハイキャリアを目指す方にはイチオシのサイトです。


ランスタッド

ランスタッド」は敏腕コンサルタントが専任で案件紹介をしてくれる転職サイトです。 ランスタッドのエージェントは評判が良く、最近人気が大きく伸びてきてきています。 よくある転職サイトはエージェントが十分なヒアリングも無くノルマ達成のためにたくさんの案件を紹介してきますが、 ランスタッドはそのようなことはありません。


ランスタッドは少数精鋭のコンサルタントで運営されており、現状のスキルや今後構築したいキャリアなどを入念にヒアリングした上で案件紹介をしてくれます。 特に20代後半から30代の転職に力を入れており、応募者にマッチした案件を紹介してくれます。


そのため案件の質も高く、JACリクルートメントと同様に高年収案件に強い印象です。800万円や1200万円を超える案件も多数あり、 ハイキャリアを目指す方には心強いパートナーです。ランスタッドのみでしか公開されてない案件もかなり多いので、 一度無料登録して相談してみることをオススメします。


参考書籍

ウイングアーク1stの歴史

ウイングアーク1stの歴史について年表形式でご紹介します。
1972年4月 東京都北区において照明器具及び同部品の製造・販売を目的とし、株式会社ヤマギワ工作所を設立
2006年1月 開発、機能評価及び検証作業強化のため、当社100%出資でHITコミュニケーションズ株式会社を設立
2008年2月 当社販売製品の開発のため、当社100%出資で株式会社フォー・クルーを東京都渋谷区に設立
2009年5月 中華人民共和国における当社製品の販売を目的とし、当社100%出資で文雅科信息技術有限公司を設立
2009年11月 会社分割により設立したウイングアークテクノロジーズ株式会社に当社のデータエンパワーメント事業を承継し持株会社体制に移行するとともに、1stホールディングス株式会社に商号変更
2010年12月 大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場
2012年2月 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2012年11月 大阪証券取引所JASDAQの上場を廃止
2013年9月 東京証券取引所市場第二部の上場を廃止
2021年3月 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2022年4月 東京証券取引所市場第一部から新市場区分へ移行

ウイングアーク1stの子会社

ウイングアーク1stの子会社や、資本関係等の関連企業はこちらです。
名称 事業内容
株式会社リテールマーケティングワン クラウドサービスの提供
株式会社Everforth クラウドサービスの提供
株式会社traevo クラウドサービスの提供
文雅科信息技術(大連)有限公司 ソフトウェアの開発
文雅科信息技術(上海)有限公司 ソフトウェア・クラウドサービスの販売、保守サポートの提供
WINGARC SINGAPORE PTE. LTD. ソフトウェア・クラウドサービスの販売、保守サポートの提供
WINGARC AUSTRALIA PTY LTD ソフトウェア・クラウドサービスの販売、保守サポートの提供
伊藤忠商事株式会社 総合商社
東芝デジタルソリューションズ株式会社 システムインテグレーション及びIoT/AIを活用したICTソリューションの開発・製造・販売

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ディー・ディー・エス 670万円 59人
ミロク 500万円 16人
ATグループ 828万円 56人
前澤工業 617万円 723人
池上通信機 596万円 683人
アイレックス 393万円 378人
ニューテック 709万円 53人
アクモス 502万円 269人
シーシーエス 594万円 240人
昭和HD 958万円 2人

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