FCMの平均年収
FCMとは
企業名 | FCM |
---|---|
本社所在地 | 大阪市東成区神路三丁目8番36号 |
売上高 | 235億円 |
社員数 | 239人 |
平均年収 | 508万円 |
推定初任給 | 23万円 |
年収偏差値 | 51.8 |
平均年齢 | 39.9歳 |
平均勤続年数 | 9.5年 |
有価証券報告書によるとFCMの事業内容は次の通りです。
当社は、電気機器や電子部品に使用されている材料・部品の金属メッキ加工や化学処理加工を主たる業務とする「電子機能材事業」と、電線用導体などの伸線加工を主たる業務とする「電気機能線材事業」を行っています。
また、「電子機能材事業」と「電気機能線材事業」は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
なお、当社は親会社である古河電気工業株式会社を中心とする企業グループの中で事業運営を行っております。
(1)電子機能材事業
①金属メッキ加工部門
携帯電話やパソコン、家電製品や自動車など私達の身の回りには様々な機器が存在し、さらにその内部にはコネクタやコンデンサ、各種センサや半導体など数多くの電子部品が使用されています。電子部品の材料・部品には半田付け性、耐腐食性、耐摩耗性、導電性、高周波特性、寸法精度などの機能や特性が要求されており、金、銀、ニッケル、スズや3元合金(FCM-Ⅱ)(*1)などのメッキ加工を行うことでその機能や特性を実現しています。
当部門では、販売先より支給された材料・部品へのメッキ加工を主たる業務としています。
②フィルム・特殊機能材部門
デジタル家電に代表される電気製品や電子機器の高機能化と小型化の進展に伴い、電子部品の軽薄短小化が進んでいます。電子部品を軽く、薄く、小さく、より高密度にするために、フィルム素材を利用する技術が注目されています。当部門ではセラミックなど非金属へのメッキ加工から始まった研究開発を通じて、各種の化学処理加工を精密かつ微細に行ったフィルム基材・回路を開発し、多くの製品への応用を可能としています。
③製造プロセスにおける解析データとノウハウの蓄積について
メッキ加工や各種の化学処理加工においては、その反応のプロセスが物理化学的に解明されていても、工業的には種々の条件(温度、濃度、配合比率、反応時間、不純物の存在など)により安定して均質な製品を生産することが困難なものが多くあります。特に当事業で行っている電子回路の加工においては、加工が均質になるように化学反応をコントロールし、回路に欠陥が生じないようミクロン単位(μ、千分の1㎜)で加工する必要があるため、生産設備を含めた製造プロセス全体のノウハウ蓄積が重要となります。
当社は、分析や解析を外部に依頼することなく社内で行うことができます。そのため、開発時だけでなく加工・生産条件の変更に伴うデータの収集などを適時に行えるため、製品や製造プロセスにおける諸問題の原因を早期に特定することができ速やかに改善を図ることが可能となっています。また、自社内で生産設備の開発と製作を行うため、解析で得たデータやノウハウを容易に生産設備に反映させることができ、生産効率の向上や品質の安定化に寄与しています。解析・製造・生産設備の製作までを自社内で行うことは、解析データや製造ノウハウが社内に蓄積されるだけでなく外部への漏洩を防ぐことにもなっています。
〔事業系統図〕
電子機能材事業における事業系統図は、以下のとおりです。
(2)電気機能線材事業
当事業では、電線の製造工程の1つである伸線加工を主たる事業として行っています。販売先から支給を受けた荒引線(直径8~16mmの銅線)、当社が仕入れた荒引線または当社で製造した荒引線を、各種用途に応じた形状や細さにまで加工し、販売します。その最終製品はビルや住宅などの屋内配線用ケーブル、通信用ケーブル、電柱等に設置されている配電用トランス(*2)やモーター用巻線(*3)などに使用されています。また、当事業では押出加工も行っており、伸線加工と相互に補完しあう生産体制をとっております。特に平角線や異形線の製造においては、品質及びコストの面で押出加工に利点が多く、非電線分野における新規顧客開拓の一助となっております。
電線の製造工程は一般的に前工程にさかのぼるほど大きな設備が必要となります。また、安定して設備を稼動させるためには、その設備に見合った操業量を確保することが不可欠です。電線加工を事業として行う多くの電線メーカーにとって、自社内で伸線加工をまかなうことは電線加工に比して大きな設備投資の負担となり、また、安定した設備稼動に必要な操業量を確保することが難しいため、品質面及びコスト面での不安定要素となっています。当社は設備の新規導入や更新を適宜行い、多くの電線メーカーの伸線加工工程を担っています。
なお、当社の親会社である古河電気工業株式会社は、原材料・商品の仕入れ及び製品・商品の販売で重要な取引先となっています。
〔事業系統図〕
電気機能線材事業における事業系統図は、以下のとおりです。
用語解説
(*1)3元合金(FCM-Ⅱ)
スズ、銀、銅の3元素からなる合金で、鉛を含まないためRoHS指令への対応が可能となります。また、狭ピッチコネクタ向けの金メッキの代替品としても有効です。
(*2)配電用トランス
発電所や変電所からの電気は、送電中の損失を少なくするため高電圧で送電されております。高電圧のままでは住宅などで使用するには危険なため適正な電圧にまで下げる(変圧)装置で、電柱などに設置されています。
(*3)モーター用巻線
モーター内部のコイルに使用されている銅線。モーターやトランスに使われる銅線は、芯材に巻きつけて使用されるため、一般に巻線と呼ばれています。
FCMの平均年収は508万円
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、FCMの生涯収入はおよそ1.88億円と推定されます。
年 | 平均年収 |
---|---|
2013 | 516万円 |
2014 | 528万円 |
2015 | 500万円 |
2016 | 506万円 |
2017 | 508万円 |
平均年収と社数のヒストグラム上ではFCMは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではFCMは3525位(全4687社)で、年収偏差値は51.8でした。
FCMの年齢別年収
年齢 | 想定平均年収 | 月額給与 |
---|---|---|
20-24歳 | 298万円 | 23万円 |
25-29歳 | 431万円 | 33万円 |
30-34歳 | 495万円 | 38万円 |
35-39歳 | 531万円 | 41万円 |
40-44歳 | 568万円 | 44万円 |
45-49歳 | 601万円 | 46万円 |
50-54歳 | 636万円 | 49万円 |
55-59歳 | 624万円 | 48万円 |
60-64歳 | 490万円 | 38万円 |
FCMの賞与・ボーナス
年 | 平均賞与額 |
---|---|
2013 | 69万円 |
2014 | 70万円 |
2015 | 67万円 |
2016 | 68万円 |
2017 | 68万円 |
FCMの業種・地域
FCMの従業員数は239人
年 | 従業員数 |
---|---|
2013 | 193人 |
2014 | 197人 |
2015 | 228人 |
2016 | 235人 |
2017 | 239人 |
FCMの売上、純利益
【広告】FCMに転職するには?
転職サイトはサイトごとに特色があり、2〜3サイトを登録してそれぞれの良い部分を利用するのが賢い利用方法です。年収マスターイチオシのサイトを紹介します。
JACリクルートメント
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他の転職サイトでは一気に大量の案件を提示されることがありどれを選べばわからないということが起こりますが、JACリクルートメントではそのようなことはありません。 ひとりの応募者につき複数のエージェントが担当し、選りすぐりの案件を紹介してくれるためマッチ度が高い仕事に出会えます。
ハイクラス案件をメインで扱うJACリクルートメントのみでしか得られない案件情報も多数あります。 上昇志向があり、現在のポジションからステップアップしてよりハイキャリアを目指す方にはイチオシのサイトです。
ランスタッド
「ランスタッド」は敏腕コンサルタントが専任で案件紹介をしてくれる転職サイトです。 ランスタッドのエージェントは評判が良く、最近人気が大きく伸びてきてきています。 よくある転職サイトはエージェントが十分なヒアリングも無くノルマ達成のためにたくさんの案件を紹介してきますが、 ランスタッドはそのようなことはありません。
ランスタッドは少数精鋭のコンサルタントで運営されており、現状のスキルや今後構築したいキャリアなどを入念にヒアリングした上で案件紹介をしてくれます。 特に20代後半から30代の転職に力を入れており、応募者にマッチした案件を紹介してくれます。
そのため案件の質も高く、JACリクルートメントと同様に高年収案件に強い印象です。800万円や1200万円を超える案件も多数あり、 ハイキャリアを目指す方には心強いパートナーです。ランスタッドのみでしか公開されてない案件もかなり多いので、 一度無料登録して相談してみることをオススメします。
参考書籍
FCMの歴史
1949年6月 | 銅線の伸線加工及び販売を目的として株式会社筒井リベット製作所を設立。 |
1965年9月 | 電子部品の金属メッキ加工を開始。 |
1991年2月 | 金属メッキ加工部門の生産増強のため、富山県婦負郡八尾町に工場を新設。 |
1992年10月 | セラミックやフィルム等の非金属へのメッキ加工及び化学処理加工の研究開発を開始。 |
2007年2月 | 大阪証券取引所ヘラクレスに株式を上場。 |
2010年10月 | 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQに株式を上場。 |
2011年5月 | 販路拡大のため、名古屋営業所を開設。 |
2013年7月 | 大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQに株式を上場。 |
2016年8月 | 販路拡大のため、東京営業所を開設。 |
2018年4月 | フィリピンに拠点を設立。 |
FCMの子会社
名称 | 事業内容 |
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古河電気工業株式会社 | 電線、非鉄金属製品及びその他製品の製造販売 |