ミズホメディーの平均年収
ミズホメディーとは
企業名 | ミズホメディー |
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本社所在地 | 鳥栖市藤木町5番地の4 |
売上高 | 176億円 |
社員数 | 175人 |
平均年収 | 739万円 |
推定初任給 | 33万円 |
年収偏差値 | 63.9 |
平均年齢 | 43.9歳 |
平均勤続年数 | 11.8年 |
有価証券報告書によるとミズホメディーの事業内容は次の通りです。
(1) 事業の特徴
当社は、主に体外診断用医薬品に関して、特許権利取得を視野に独自の研究開発及び産学官共同研究を実施するとともに、ISO13485品質マネジメントを骨格とした企画開発、製造、販売組織による自社一貫体制を構築し、各組織において有能で経験豊富なスタッフを配備のうえ事業活動を行っております。また、これらのプロセスを一連の業務執行会議のもと遂行することで、医療現場のニーズに対して優れた品質の製品を提供するとともに、万全のアフターフォローでお客様への安定供給を行っております。なお、当社は、体外診断用医薬品事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、市場分野の区分は「病院・開業医分野」、「OTC・その他分野」としております。
病院・開業医分野では、国内外の医療機関向けに患者の健康状態、疾患の有無、治療の経過等を診断するための生化学検査薬※1、免疫血清検査薬※2を製造販売しており、2018年10月からは新たに微生物を対象とした遺伝子検査薬及び専用装置の製造販売を開始しております。
OTC・その他分野では、主に一般消費者の自己検査として厚生労働省の承認を得ている一般用医薬品※3を薬局・薬店へ販売しております。その他には、農作物の苗木などのウイルス病を見つけるため、免疫血清検査薬の技術を応用した果樹ウイルス検査薬を農業試験場等へ販売しております。
(2) 主な製品
① 病院・開業医分野
医療機関において使用されている体外診断用医薬品は、初診時、入院時のスクリーニング検査、疾患の確定診断、モニタリング、健康診断、院内感染防御などに用いられており、大学や大病院の検査室、検査センターにおいて大量の検体が検査されております。体外診断用医薬品は、診断分野の面から生化学検査薬、免疫血清検査薬、尿糞便検査薬、微生物検査薬、血液検査薬や病理検査薬などその他の検査薬に分類されます。
当社の主力製品は、設立時は生化学検査薬でしたが、現在は診断分野の中でも最も市場規模が大きい免疫血清検査薬となっております。免疫血清検査薬のなかでも、インフルエンザウイルスやアデノウイルス※4などの感染症の検査薬は、中小病院や開業医を中心として市場が形成すると共にシェアが拡大し、さらに新型コロナウイルスの発生によりさらに増大しており、迅速で簡易な検査技術であるイムノクロマト法を用いた多くの製品を販売しております。これに加え、微生物検査の分野において確定診断となる遺伝子検査を当社独自の検出技術により1ステップで測定可能とした遺伝子POCT検査システム機器・試薬を開発し、2018年10月よりマイコプラズマ・ニューモニエ遺伝子を簡易・迅速に検出するキットの販売を開始し、2020年8月には新たに流行し始めた新型コロナウイルス遺伝子を1時間程度で検出可能なキットの販売を開始いたしました。
イ.免疫血清検査薬POCT
当社は、それまで妊娠検査薬など尿中ホルモンの分野でしか用いられていなかったイムノクロマト法を、国内で初めて感染症の検査薬に応用し、血中ウイルス検査薬としてB型肝炎検出用キット「クイックチェイサー HBsAg」を製品化いたしました。本製品は、免疫検査機器を必要とせず簡易迅速に判定が行えることから、免疫検査機器を所有していない中小医療機関に普及いたしました。
その後も、感染症分野での開発に継続して取り組んでおり、血中ウイルス検査薬として、C型肝炎や梅毒の検査薬の製品化を実現するとともに、呼吸器感染症検査薬として、鼻咽頭分泌液を検査対象としたインフルエンザウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Flu A,B」、アデノウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Adeno」、RSウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー RSV」、A群β溶血連鎖球菌検出用キット「クイックチェイサー Strep A※5」、「クイックチェイサー Dip Strep A」、尿中の肺炎球菌莢膜抗原検出用キット「クイックチェイサー 肺炎球菌」、RSウイルス及びhMPV抗原同時検出用キット「クイックチェイサー RSV/hMPV」、マイコプラズマ抗原検出用キット「クイックチェイサー Myco」、肺炎疑い患者の排泄尿を検査対象とした肺炎球菌莢膜抗原及びレジオネラニューモフィラ血清型1LPS抗原検出用キット「クイックチェイサー 肺炎球菌/レジオネラ」、新型コロナウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサーSARS-CoV-2」、新型コロナウイルス抗原及びインフルエンザウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー SARS-CoV-2/Flu(Flu A,B)」、また、消化器感染症検査薬として、ヘリコバクター・ピロリ抗原検出用キット「クイックチェイサー H.ピロリ」、クロストリジウム(クロストリディオイデス)ディフィシル抗原検出用キット「クイックチェイサー CD GDH/TOX」の検査薬の製品化を実現いたしました。
2021年4月、これら迅速診断キットについて、小型で持ち運びのできる機器の使用により機能の強化を図った、デンシトメトリー分析装置「スマート QC リーダー」を発売し、本装置の適応キットを順次リニューアルいたしました。検査結果を自動で判定し、その結果をモニター表示及びプリントアウトするため、測定環境や判定者に依存しない客観的かつ安定した精度の高い判定結果を得られ、また、効率的かつ正確な診断結果の提供が可能となります。
このほか、富士フイルム株式会社との共同開発により、競合するPOCT検査薬企業に先駆けて、銀増幅イムノクロマト法を用いた機器試薬システム※6の製品化を実現いたしました。当該機器試薬システムは、感染症診断では最も重要な性能である高感度を実現しているため、感染初期においても判定が可能であり、また、自動検出と判定結果のプリントアウト機能を備えているため、迅速かつ客観的な判定が可能なものとなっております。機器試薬システムのうち、機器は「クイックチェイサー Immuno Reader」及び「クイックチェイサーImmuno ReaderⅡ」を、試薬はインフルエンザウイルス、アデノウイルス、A群β溶血連鎖球菌、RSウイルス及びマイコプラズマ抗原を対象とするクイックチェイサーAutoシリーズを販売しております。そして、高感度新型コロナウイルス抗原検出用キットとしても、2021年3月、新型コロナウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Auto SARS-CoV-2」、2023年1月、新型コロナウイルス及びインフルエンザウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Auto SARS-CoV-2/Flu」を販売開始し、さらに品揃えが充実いたしました。
なお、本システムに用いる機器は富士フイルム株式会社から当社へ供給され、試薬は当社から富士フイルム株式会社へ供給されており、機器試薬システムとしてそれぞれのブランドで販売されております。
ロ.生化学検査薬、尿糞便検査薬
生化学検査薬は、入院時のスクリーニングや内臓疾患を特定するために血液中の酵素や脂質を測定する際に用いられています。
当社は、オートLシリーズ製品として、CRE、BUN、UAなどの腎機能検査薬※1、T-CHO、TG、HDL、LDLなどの脂質代謝機能検査薬※1を販売しております。
尿糞便検査薬は、一般検査では尿中のタンパクや糖、大腸がん検診では便中のヘモグロビン(下部消化管出血マーカー)を検出する検査などに用いられています。
当社は、消化器内科向けに、便中のヘモグロビンとトランスフェリン(上部消化管出血マーカー)を同時に検出する当社独自の迅速検査薬「クイックチェイサー 便潜血」を販売しております。また、産婦人科向けに、尿中hCGを迅速に測定する妊娠検査薬「HCGクイックチェッカー・S」や、当社の特許技術により妊娠しやすい排卵時期を予測する排卵日検査薬「LHクイックチェッカー・S」を販売しております。
ハ.微生物遺伝子検査薬
微生物遺伝子検査薬は、感染症における適切な抗菌薬の選択を目的として原因微生物の検出や薬剤耐性の鑑別に用いられています。
これまでの微生物検査では、採取した検体を数日間分離培養し原因微生物を同定する検査、また、薬剤耐性の鑑別には培養後のコロニーを用いて各種薬剤が実際に抗菌作用を示すかを検査する感受性試験が主流でした。しかし、これら増菌培養を要する方法は、菌が増殖するまでに数日の期間を要することや、培養や菌の同定には技術や知識・経験を要することから、微生物検査専門の設備や技師による検査が必要でした。
感染症に対する治療は、早期に適切な抗菌薬を投与する必要があることからも、より迅速かつ確実に診療の場で原因微生物を捕えることができるPOCT遺伝子検査が注目されております。さらに、近年の技術革新により抗菌薬に対する耐性変異を検出することが可能となることから、抗菌薬の選定に貢献することも期待されています。
このようななか、当社は、かねてより研究開発に取り組んでおりました遺伝子POCT検査の国内製造販売承認を2018年2月に取得し、同年10月に遺伝子解析装置「全自動遺伝子解析装置 Smart Gene」及びマイコプラズマ核酸キット「スマートジーン Myco」の発売を開始いたしました。2020年8月には、感染拡大が続いていた新型コロナウイルス感染症の検査体制の拡充に寄与し感染拡大防止に貢献すべく、早期開発に取り組み、公的医療保険適用の研究用試薬として、新型コロナウイルス遺伝子POCT検査用キット「スマートジーン 新型コロナウイルス検出試薬」の発売を開始いたしました。2021年4月、体外診断用医薬品として許認可を取得した「スマートジーン SARS-CoV-2」の販売へ切り替えております。このほか、スマートジーンシリーズの新たな検査項目として、2022年1月、インフルエンザウイルス核酸キット「スマートジーン Flu A,B」、同年2月、クロストリジウム・ディフィシル核酸キット「スマートジーン CD トキシンB」の発売を開始いたしました。また、2021年12月に体外診断用医薬品として製造販売承認を取得したヘリコバクター・ピロリ核酸キット「スマートジーン H.pylori G」を、2022年11月に国内で初めて「ヘリコバクター・ピロリ核酸及びクラリスロマイシン耐性遺伝子検出」として、ヘリコバクター・ピロリ菌の遺伝子検査と共にクラリスロマイシン耐性遺伝子を検出する検査を保険収載のうえ、同年12月に発売開始いたしました。
本装置及びこれらのキットは、当社独自の遺伝子抽出技術とPCR増幅産物をリアルタイムに検出する技術を原理とし、小型の装置を用いて、遺伝子の抽出・増幅・検出の全ての工程を1つのカートリッジ内で1ステップかつ短時間(判定時間:30~60分)で行うことを可能とした、遺伝子POCT検査システムです。基幹病院のみならず開業医・診療所など患者に近い診療現場において、簡易迅速かつ高感度に実施することができるため、早期の確定診断が可能となり、投薬や治療方針の決定、院内感染の予防等に大いに貢献するものと期待しております。これらのキットに加え、本装置を用いる各種感染症検査キットの開発に取り組み、スマートジーンシリーズとして検査項目のさらなる充実を図ってまいります。
② OTC・その他分野
一般用医薬品として薬局・薬店で販売されているOTC検査薬は、ドラッグストアでの販売が始まった2003年頃から市場規模が拡大し、特に妊娠検査薬は妊娠の早期判定の補助として広く普及しております。当社は、OTC検査薬として最も市場が拡大した妊娠検査薬を、厚生労働省の製造販売に関する許認可制度が開始された1992年から販売しております。その後は、妊娠しやすい時期がわかる排卵日検査薬とともに、全国の薬局・薬店、ドラッグストア等に販売しており、昨今の少子化対策に貢献しております。
イ.一般用医薬品
当社は、1992年に一般用医薬品としての販売が解禁されると同時に妊娠検査薬の製造を開始し、製薬メーカーを通じて全国の薬局・薬店への販売を開始しました。その後、1997年に、当社から直接全国の薬局・薬店への販売を開始し、現在では、妊娠検査薬「P-チェック・S」を自社ブランド製品として販売するとともに、チェーン展開を行うドラッグストアのプライベートブランド製品としても「S-チェッカー※7」や「プレセルフ※8」などの製品名で販売しております。
排卵日検査薬については、政府による規制緩和方針に基づき、2016年に一般用検査薬としての承認申請及び審査体制が構築され、当社は、同年に製造販売承認を取得いたしました。現在では、OTC市場において販売提携を行ったアリナミン製薬株式会社(旧社名 武田コンシューマーヘルスケア株式会社)を通じて、排卵日予測検査薬「ハイテスター※9H」及び妊娠検査薬「ハイテスターN」を「ハイテスター」シリーズとして販売しております。また、チェーン展開を行うドラッグストアのプライベートブランド製品としては、排卵日予測検査薬「P-チェック・LH クリアリー※7」を販売しております。
ロ.薬局における排卵日検査薬
薬局でのみ取り扱うことができる排卵日検査薬「P-チェック・LH」につきましても、引き続き販売を継続しております。
当社の病院・開業医分野における主な製品は、以下のとおりであります。
製品名 | 一般的名称 | 使用目的 |
クイックチェイサー | インフルエンザウイルスキット | 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液、咽頭ぬぐい液又は鼻汁鼻かみ液中のインフルエンザAウイルス抗原及びインフルエンザBウイルス抗原の検出 (インフルエンザウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | アデノウイルスキット | 咽頭粘膜上皮細胞、鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液又は角結膜上皮細胞中のアデノウイルス抗原の検出 (アデノウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | アデノウイルスキット | 結膜滲出液を含む涙液、又は角結膜上皮細胞中のアデノウイルス抗原の検出 |
クイックチェイサー | RSウイルスキット | 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液又は鼻腔洗浄液中のRSウイルス抗原の検出 (RSウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | A群ベータ溶血連鎖球菌抗原キット | 咽頭検体中のA群β溶血連鎖球菌抗原の検出 (A群連鎖球菌感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | A群ベータ溶血連鎖球菌抗原キット | 咽頭検体中のA群β溶血連鎖球菌抗原の検出 (A群連鎖球菌感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | 脳脊髄膜炎起炎菌莢膜多糖抗原キット | 尿中又は髄液中の肺炎球菌莢膜抗原の検出 (肺炎球菌感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | 脳脊髄膜炎起炎菌莢膜多糖抗原キット・ | 尿中又は髄液中の肺炎球菌莢膜抗原の検出 (肺炎球菌感染の診断の補助) 尿中のレジオネラニューモフィラ血清型1LPS抗原の検出 (レジオネラ症の診断の補助) |
クイックチェイサー | RSウイルスキット・ | 鼻腔ぬぐい液又は鼻腔吸引液中のRSウイルス抗原の検出 (RSウイルス感染の診断の補助) 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液又は咽頭ぬぐい液中のヒトメタニューモウイルス抗原の検出 (ヒトメタニューモウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | マイコプラズマ抗原キット | 咽頭ぬぐい液中のマイコプラズマ・ニューモニエ抗原の検出 (マイコプラズマ感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | SARSコロナウイルス抗原キット | 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原の検出 (SARS-CoV-2感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | SARSコロナウイルス抗原キット・インフルエンザウイルスキット | 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原,A型インフルエンザウイルス抗原及びB型インフルエンザウイルス抗原の検出 (SARS-CoV-2感染又はインフルエンザウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | インフルエンザウイルスキット | 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液、咽頭ぬぐい液又は鼻汁鼻かみ液中のインフルエンザAウイルス抗原及びインフルエンザBウイルス抗原の検出 (インフルエンザウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | アデノウイルスキット | 咽頭粘膜上皮細胞又は角結膜上皮細胞中のアデノウイルス抗原の検出 (アデノウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | アデノウイルスキット | 結膜滲出液を含む涙液、又は角結膜上皮細胞中のアデノウイルス抗原の検出 |
クイックチェイサー | A群ベータ溶血連鎖球菌抗原キット | 咽頭検体中のA群β溶血連鎖球菌抗原の検出 (A群連鎖球菌感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | RSウイルスキット アデノウイルスキット | 鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液又は咽頭ぬぐい液中のRSウイルス抗原及びアデノウイルス抗原の検出 (RSウイルス感染及びアデノウイルス感染症の診断の補助) |
クイックチェイサー | マイコプラズマ抗原キット | 咽頭ぬぐい液中のマイコプラズマ・ニューモニエ抗原の検出 (マイコプラズマ感染の診断の補助) |
製品名 | 一般的名称 | 使用目的 |
クイックチェイサー | SARSコロナウイルス抗原キット | 鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液又は唾液中のSARS-CoV-2抗原の検出 (SARS-CoV-2感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | SARSコロナウイルス抗原キット・インフルエンザウイルスキット | 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のSARS-CoV-2抗原・A型インフルエンザウイルス抗原及びB型インフルエンザウイルス抗原の検出 (SARS-CoV-2感染又はインフルエンザウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | ノロウイルス抗原キット | 糞便中のノロウイルス抗原の検出 (ノロウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | ロタウイルスキット アデノウイルスキット | 糞便中のロタウイルス抗原及びアデノウイルス抗原の検出 (ロタウイルス感染及びアデノウイルス感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | ヘモグロビン/トランスフェリンキット | 糞便中ヒトヘモグロビン、ヒトトランスフェリンの検出 |
クイックチェイサー | ヘリコバクター・ピロリ抗原キット | 糞便中のヘリコバクター・ピロリ抗原の検出 (ヘリコバクター・ピロリ感染の診断の補助) |
クイックチェイサー | クロストリジウムディフィシルキット | 糞便中のクロストリディオイデス(クロストリジウム)・ディフィシル抗原及びトキシン(トキシンA及びトキシンB)の検出 (クロストリディオイデス(クロストリジウム)・ディフィシル感染の診断の補助) |
スマートジーン Myco | マイコプラズマ核酸キット | 咽頭ぬぐい液中のマイコプラズマ・ニューモニエDNAの検出(マイコプラズマ感染の診断の補助) |
スマートジーン | SARSコロナウイルス核酸キット | 生体試料中のSARS-CoV-2 RNAの検出 (SARS-CoV-2感染の診断の補助) |
スマートジーン Flu A,B | インフルエンザウイルス核酸キット | 鼻咽頭ぬぐい液又は鼻腔ぬぐい液中のA型及びB型インフルエンザウイルスRNAの検出 (インフルエンザウイルス感染の診断の補助) |
スマートジーン | クロストリジウム・ディフィシル核酸キット | 糞便中のクロストリディオイデス・ディフィシル トキシンBのDNAの検出 (クロストリディオイデス・ディフィシル感染の診断の補助) |
スマートジーン | ヘリコバクターピロリ核酸キット | 胃内視鏡廃液中のヘリコバクター・ピロリDNA及び23S rRNA遺伝子ドメインV領域の変異の検出 (ヘリコバクター・ピロリ感染及びクラリスロマイシン低感受性のヘリコバクター・ピロリ感染の診断補助) |
HCGクイックチェッカー・S | ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンキット | 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出 |
LHクイックチェッカー・S | 自己検査用黄体形成ホルモンキット | 尿中の黄体形成ホルモン(LH)の検出 |
当社のOTC・その他分野における主な製品は、以下のとおりであります。
製品名 | 一般的名称 | 使用目的 |
P-チェック・S | 一般用ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンキット | 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出 (妊娠の検査) |
P-チェック・LH | 自己検査用黄体形成ホルモンキット | 尿中の黄体形成ホルモン(LH)の検出 |
ハイテスターN | 一般用ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンキット | 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出 (妊娠の検査) |
ハイテスターH | 一般用黄体形成ホルモンキット | 尿中の黄体形成ホルモン(LH)の検出 |
(3) 当社の販売形態
当社は体外診断用医薬品の原材料を国内外から仕入れ、当社で製造を行い、国内外の医薬品卸、代理店を通じて販売しております。当社の事業を事業系統図として示すと下記のとおりであります。
[事業系統図]
[用語集]
※1 生化学検査薬とは、血液の中でも血清といわれる液体部分を生化学的に分析する検査薬のことです。この検査により、特に内臓の異常をチェックすることができます。
例として、下記に腎機能と脂質代謝機能の検査項目を説明します。
腎機能検査:
・ CRE(クレアチニン)とは、筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種クレアチンが代謝されてできた物質で、老廃物のひとつです。通常、クレアチニンは、腎臓が正常に働いていれば濾過され尿中に排泄されますが、腎機能に障害があると血液中のクレアチニンが増加します。クレアチニンを測定することで腎機能低下の程度を把握できます。
・ BUN(尿素窒素)とは、血清成分からタンパク質を取り除いた残りである残余窒素の30~40%を占める成分です。尿素窒素は、通常、腎臓で濾過されて尿中に排出されますが、急性や慢性の腎不全などで腎臓の働きが低下すると濾過しきれない分が血液中に残ってしまい、尿素窒素の値が高くなります。
・ UA(尿酸)とは、代謝(体内の細胞が死んだり新しく生まれる活動)の結果、燃えかすとして尿に排泄される物質です。腎機能に障害が起こって尿酸が正しく排泄されなかったり、何らかの原因で尿酸が作られすぎたりすると、血液中で増加した尿酸が異常を引き起こします。その代表が痛風であり、主に痛風の診断をするため、血液中の尿酸値を測定します。
脂質代謝機能検査:
・ T-CHO(総コレステロール)とは、細胞膜の材料となり血管の強化や維持に重要な役割を果たしている脂質の一種です。この総コレステロールの血液中の濃度を測定することにより、動脈硬化や心臓病などの循環器障害の診断を行うことができます。コレステロールは体内では、脂肪酸と結合したエステル型と別々に分かれた遊離型があり、これら二つを合わせて総コレステロールといいます。
・ TG(中性脂肪)とは、糖質、炭水化物、動物性脂肪などを主な成分として肝臓で作られます。これらの成分を必要以上に摂取すると、中性脂肪は皮下脂肪に蓄積されます。人間が活動するとき、第一のエネルギー源となるのはブドウ糖ですが、ブドウ糖が不足してくると、貯蔵されていた脂肪が分解され、血液中に放出されることでエネルギーとして使われます。しかし、血液中の中性脂肪が増えすぎると動脈硬化の危険が高まります。
・ HDL(善玉コレステロール)とは、高比重リポタンパクともいい、コレステロールがタンパク質と結びついたもので、血管内壁に結合して動脈硬化を引き起こすコレステロールを引き抜いて肝臓まで運ぶ働きをしています。このことから「善玉コレステロール」と呼ばれています。総コレステロールの値に関係なく善玉コレステロールの値が低いと、動脈硬化が進んで狭心症や心筋梗塞を引き起こしやすいことがわかっています。
・ LDL(悪玉コレステロール)とは、肝臓で作られたコレステロールを各臓器に運ぶ働きをしている低比重リポタンパクをいいます。血液中の悪玉コレステロールの値が高いと、細胞内に取り込まれなかった余剰なコレステロールを血液中に放置し動脈硬化を引き起こす原因となります。
※2 免疫とは、外部から侵入してくる細菌やウイルスに対して体内が抵抗する働きのことで、この免疫反応が引き起こされると作られる抵抗物質が抗体です。免疫血清検査薬は、この抗体及び細菌、ウイルスの有無や量を調べる検査薬で、B型肝炎やC型肝炎の感染の診断や、輸血の際の適合不適合判断などに使用されます。
※3 一般用医薬品とは、「一般の人が、薬剤師などから提供された適切な情報に基づき、自らの判断で購入し、自らの責任で使用する医薬品であって、軽度な疾病に伴う症状の改善、生活習慣病などの疾病に伴う症状発現の予防、生活の質の改善・向上、健康状態の自己検査、健康の維持・増進、その他保健衛生を目的とするもの」と定義されています。十分な説明や情報を示した上で、消費者が自ら簡単な治療を行うというセルフメディケーションが推進されており、厚生労働省が認可を与えた医薬品のみ薬局やドラッグストアにおいて販売されています。
※4 アデノウイルスとは、扁桃腺やリンパ節で増殖するウイルスです。アデノウイルスに感染すると、軽い風邪程度から重症の扁桃腺炎や肺炎を発症します。
※5 Strep A(A群β溶血連鎖球菌)とは、のどや皮膚にみられる細菌です。一般に、咽頭炎や扁桃炎を発症し、気管支炎を起こすことも多い細菌です。
※6 装置を用いて検査を行う試薬は、複数の機器メーカーが販売する汎用の装置に適用する検査薬と、専用の機器でのみ使用可能な検査薬に分類されます。機器試薬システムは後者をいい、1つのメーカーが装置と検査薬をセットで販売し、かつ、同じ装置に適用できる各種測定項目の検査薬を供給する販売形態です。
※7 「S-チェッカー」及び「P-チェック・LH クリアリー」は、ドラッグストアや薬局など営む法人または個人を加盟社として構成したチェーン組織である日本ドラッグチェーン会(株式会社ニッド)のプライベートブランド商品の名称です。
※8 「プレセルフ」は、株式会社マツモトキヨシのプライベートブランド商品の名称です。
※9 「ハイテスター」は、武田薬品工業株式会社の登録商標です。
ミズホメディーの平均年収は739万円
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、ミズホメディーの生涯収入はおよそ2.73億円と推定されます。
年 | 平均年収 |
---|---|
2014 | 542万円 |
2015 | 543万円 |
2016 | 564万円 |
2017 | 537万円 |
2018 | 588万円 |
2019 | 549万円 |
2020 | 527万円 |
2021 | 688万円 |
2022 | 739万円 |
平均年収と社数のヒストグラム上ではミズホメディーは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではミズホメディーは941位(全4687社)で、年収偏差値は63.9でした。
ミズホメディーの年齢別年収
年齢 | 想定平均年収 | 月額給与 |
---|---|---|
20-24歳 | 423万円 | 33万円 |
25-29歳 | 623万円 | 48万円 |
30-34歳 | 719万円 | 55万円 |
35-39歳 | 774万円 | 60万円 |
40-44歳 | 828万円 | 64万円 |
45-49歳 | 878万円 | 68万円 |
50-54歳 | 931万円 | 72万円 |
55-59歳 | 913万円 | 70万円 |
60-64歳 | 712万円 | 55万円 |
ミズホメディーの賞与・ボーナス
年 | 平均賞与額 |
---|---|
2014 | 46万円 |
2015 | 17万円 |
2016 | 18万円 |
2017 | 17万円 |
2018 | 18万円 |
2019 | 17万円 |
2020 | 17万円 |
2021 | 20万円 |
2022 | 32万円 |
ミズホメディーの業種・地域
ミズホメディーの従業員数は175人
年 | 従業員数 |
---|---|
2014 | 137人 |
2015 | 137人 |
2016 | 142人 |
2017 | 157人 |
2018 | 165人 |
2019 | 175人 |
2020 | 175人 |
2021 | 173人 |
2022 | 175人 |
ミズホメディーの売上、純利益
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参考書籍
ミズホメディーの歴史
1977年11月 | 臨床試薬※1の販売を目的として福岡市博多区に株式会社九州カイノス設立 |
1981年10月 | 新工場で製造開始 |
1982年6月 | Feテスト※2を開発、販売開始 |
1983年4月 | 工場増設及び研究室落成、操業開始 |
1984年5月 | 海外輸出開始 |
1986年11月 | 免疫血清検査薬※4の新製品HBs抗原検出用キット※5「HBs-Ag QUIKテスト「ミズホ」」の開発、販売開始 |
1989年2月 | 免疫学的糞便中ヒトヘモグロビン・ヒトトランスフェリン検出用キット「LAヘモチェイサー」の開発、製造を開始し、塩野義製薬株式会社を通じ販売開始 |
1992年6月 | POCT検査薬※7の新製品であるHBs抗原検出用キット「HBs-Agクイックパック」の開発、販売開始 |
1992年7月 | 薬局・薬店※8向けの新製品である妊娠検査薬※9「アン・ドゥ・トロワS」の開発、製造を開始し、久光製薬株式会社を通じ販売開始 |
1994年9月 | イムノクロマト法※10を感染症に応用した、HBs抗原検出用キット「クイックチェイサー HBsAg」を開発、先発品として販売開始 |
1996年6月 | HCV抗体検出用キット「オーソHCV Abクイックパック」の開発、製造を開始し、オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社を通じ販売開始 |
1997年10月 | OTC※12事業部設立 |
1997年10月 | 薬局・薬店向けとして妊娠検査薬「P-チェック」を開発、販売開始 |
2004年10月 | 小児呼吸器感染症分野におけるPOCT検査薬としてインフルエンザ抗原検出用キット※13「クイックチェイサー Flu」の開発、販売開始 |
2008年11月 | 薬局・薬店向けデジタル型妊娠検査薬として「デジタルP-チェック」を開発、販売開始 |
2011年10月 | 機器を用いたPOCT検査薬としてインフルエンザ抗原検出用キット「クイックチェイサー Auto Flu A,B」を富士フイルム株式会社と共同にて開発、販売開始 |
2014年10月 | 消化器感染症分野におけるPOCT検査薬としてノロウイルス抗原検出用キット※15「クイックチェイサー Noro」の開発、販売開始 |
2014年12月 | 消化器感染症分野におけるPOCT検査薬としてロタウイルス及びアデノウイルス抗原検出用キット※16「クイックチェイサー Rota/Adeno」の開発、販売開始 |
2015年10月 | クイックチェイサーAutoシリーズ製品としてRSウイルス及びアデノウイルス抗原検出用キット※17「クイックチェイサーAuto RSV/Adeno」の開発、販売開始 |
2015年12月 | 東京証券取引所JASDAQに株式を上場資本金4億6,454万円に増資 |
2016年4月 | 呼吸器感染症分野におけるPOCT検査薬として肺炎球菌尿中抗原検出用キット※19「クイックチェイサー 肺炎球菌」の開発、販売開始 |
2016年5月 | 呼吸器感染症分野におけるPOCT検査薬としてヒトメタニューモウイルス抗原検出用キット※20「クイックチェイサー hMPV」、RSウイルス及びヒトメタニューモウイルス抗原同時検出用キット※21「クイックチェイサー RSV/hMPV」を開発、販売開始 |
2016年10月 | 呼吸器感染症分野におけるPOCT検査薬としてマイコプラズマ抗原検出用キット※22「クイックチェイサー Auto Myco」及び「クイックチェイサー Myco」を開発、販売開始 |
2016年12月 | 薬局・薬店向けの新製品である排卵日予測検査薬「ハイテスターH」及び妊娠検査薬「ハイテスターN」の製造を開始し、武田薬品工業株式会社を通じ販売開始 |
2017年7月 | 眼科向けの新製品である業界初の「結膜滲出液※23を含む涙液」を対象検体としたアデノウイルス抗原検出用キット「クイックチェイサー Adeno 眼」を開発、製造を開始し、株式会社日本点眼薬研究所を通じ販売開始 |
2017年8月 | 呼吸器感染症分野におけるPOCT検査薬として尿中の肺炎球菌抗原及びレジオネラ抗原同時検出用キット※24「クイックチェイサー 肺炎球菌/レジオネラ」を開発、販売開始 |
2018年10月 | 新たな診断技術である遺伝子POCT検査として「全自動遺伝子解析装置 Smart Gene」及びマイコプラズマ核酸キット※25「スマートジーン Myco」を開発、販売開始 |
2018年11月 | 東京証券取引所市場第二部に市場変更 |
2019年1月 | 消化器感染症分野におけるPOCT検査薬としてヘリコバクター・ピロリ抗原検出用キット※26「クイックチェイサー H.ピロリ」を開発、販売開始 |
2019年9月 | 久留米工場・遺伝子研究所操業開始 |
2020年4月 | 消化器感染症分野におけるPOCT検査薬としてクロストリジウムディフィシル抗原検出用キット※27「クイックチェイサー CD GDH/TOX」を開発、販売開始 |
2020年8月 | 呼吸器感染症分野における遺伝子POCT検査薬として新型コロナウイルス感染症遺伝子検査キット※28「スマートジーン新型コロナウイルス検出試薬」を公的医療保険適用の研究用試薬として開発、販売開始 |
2021年3月 | 呼吸器感染症分野におけるPOCT検査薬として高感度新型コロナウイルス抗原検出用キット※29「クイックチェイサー Auto SARS-CoV-2」を富士フイルム株式会社と共同にて開発、販売開始 |
2021年4月 | 公的医薬保険適用の研究用試薬「スマートジーン新型コロナウイルス検出試薬」に代わり、体外診断用医薬品として許認可を取得した「スマートジーン SARS-CoV-2」を販売開始 |
2021年11月 | 呼吸器感染症分野におけるPOCT検査薬として新型コロナウイルス抗原及びインフルエンザウイルス抗原同時検出用キット※30「クイックチェイサー SARS-CoV-2/Flu」「クイックチェイサー SARS-CoV-2/Flu A,B」を開発、販売開始 |
2022年1月 | 呼吸器感染症分野における遺伝子POCT検査薬としてインフルエンザ核酸キット※31「スマートジーン Flu A,B」を開発、販売開始 |
2022年2月 | 消化器感染症分野におけるCDトキシンB遺伝子POCT検査薬としてクロストリジウム・ディフィシル核酸キット※32「スマートジーン CD トキシンB」を開発、販売開始 |
2022年4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行 |
2022年12月 | 消化器感染症分野における遺伝子POCT検査薬としてヘリコバクター・ピロリ核酸キット※34「スマートジーン H.pylori G」を開発、販売開始 |
2023年1月 | 呼吸器感染症分野におけるPOCT検査薬として高感度新型コロナウイルス抗原及びインフルエンザウイルス抗原同時検出用キット※35「クイックチェイサー Auto SARS-CoV-2/Flu」を開発、販売開始 |
ミズホメディーの子会社
名称 | 事業内容 |
---|---|
(関連会社) 株式会社AMBiS | 抗体の開発・生産 |
ミズホメディーの類似企業
企業名 | 平均年収 | 従業員数 |
---|---|---|
栄研化学 | 769万円 | 708人 |
H.U.グループHD | 891万円 | 392人 |
カイノス | 696万円 | 144人 |
オンコリスバイオファーマ | 791万円 | 33人 |
ビー・エム・エル | 561万円 | 2550人 |
クボテック | 558万円 | 45人 |
DNAチップ研究所 | 527万円 | 36人 |
ウインテスト | 494万円 | 55人 |
免疫生物研究所 | 423万円 | 59人 |
医学生物学研究所 | 627万円 | 285人 |
ミズホメディーと平均年収が近い企業
企業名 | 平均年収 |
---|---|
PHCHD | 981万円 |
テーオーシー | 700万円 |
ココカラファイングループ | 614万円 |
ゼリア新薬工業 | 773万円 |
ペプチドリーム | 966万円 |
カルナバイオサイエンス | 708万円 |
マルホ | 833万円 |
ヘリオス | 799万円 |
メディアスHD | 637万円 |
武田薬品工業 | 1097万円 |