ダイキョーニシカワの平均年収
ダイキョーニシカワとは
企業名 | ダイキョーニシカワ |
---|---|
本社所在地 | 東広島市寺家産業団地5番1号 |
売上高 | 1052億円 |
社員数 | 2840人 |
平均年収 | 523万円 |
推定初任給 | 23万円 |
年収偏差値 | 52.6 |
平均年齢 | 41.0歳 |
平均勤続年数 | 15.1年 |
有価証券報告書によるとダイキョーニシカワの事業内容は次の通りです。
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、国内外に当社、連結子会社14社及び関連会社2社で構成され、自動車樹脂部品の製造、販売を主な事業としております。
当社グループは、商社、メーカーから原材料を仕入れ、インストルメントパネル、バンパー等の自動車部品及びバスユニット部材等の住宅設備機器を製造し、自動車メーカー、住宅機器メーカーに販売しております。
当社グループのセグメントは日本、中国・韓国、アセアン、中米・北米であり、日本は自動車樹脂部品の設計開発、製造販売を行う自動車部品製造部門と住宅設備機器の設計開発、製造販売等を行うその他の部門に分かれております。
1 当社グループの概要
当社グループは、開発から品質保証まで手がける提案型の総合プラスチックメーカー(フルサービスサプライヤー)であります。
当社での材料開発、新工法、新設備開発が可能にする新製品の開発提案と多彩な生産技術を有することが強みであり、長年培ってきた生産管理の仕組みと製造工程の技術力により、得意先からの多品種変量かつ厳しい納期管理についても対応できる体制が整っております。
また、常に新しい発見と可能性を追い求め、軽くて加工自由度が高いというプラスチックの特性をさらに高めつつ、機能性・安全性・強度・耐久性・環境配慮など、より付加価値の高い製品の提供を目指し、開発と提案を行っております。
2 当社グループ企業の位置づけと役割
セグメント | 事業名 | 主な事業内容と担当関係会社 |
日本 | 自動車部品製造部門 | 〔自動車樹脂部品の製造、販売〕 関東大協株式会社 |
その他の部門 | 〔住宅設備機器の製造、販売〕 | |
中国・韓国 | 自動車部品製造部門 | 〔自動車樹脂部品の製造、販売〕 |
アセアン | 〔自動車樹脂部品の製造、販売〕 | |
中米・北米 | 〔自動車樹脂部品の製造、販売〕 メキシコ:DaikyoNishikawa Mexicana,S.A. de C.V. 米国:DaikyoNishikawa USA Inc. |
(注) 1 上記会社は当社及び当社連結子会社であります。
2 上記の他に、持分法適用関連会社2社があります。
3 事業系統図
4 主要な製品と各事業の特徴
事業名 | 製品区分 | 主要製品 | 製品概要 |
自動車部品製造部門 | 内装部品 | インストルメントパネル | 運転席前面の計器盤。運転に必要なメーター類、操作装置、空調装置、オーディオ装置、グローブボックスなどが装備された部品。 |
コンソールボックス | 運転席横のシフトレバー・カップホルダーなどが装着された部品。 | ||
トリム | 車内側のデザイン及び遮音、吸音、衝撃を吸収するための、車室内側の部品。 | ||
外装部品 | バンパー | 自動車の前・後端に取り付ける緩衝装置で、衝突時の衝撃を吸収し車体の損傷を防ぐ部品。 | |
サイドステップモール | 車体下部のデザイン性、空力性能を向上させるための部品。 | ||
スポイラー | 空気の流れをなめらかにし、車を地面に押し付ける力を得るための部品。 | ||
テールゲート | ワゴン(ハッチバック)タイプの自動車後部のウィンドガラスを装着した開閉可能なドア。 | ||
給電・給油口 | 給電・燃料給油口の蓋と開閉機構の構造部品。 | ||
パワートレイン部品 | インテークマニホールド | シリンダーヘッドの吸気ポートに空気を供給するための管。 | |
オイルストレーナー | オイルポンプに吸引されるエンジンオイル中の大きな異物を取り除くためのメッシュ状の濾過装置。 | ||
バッテリーカバー | 電気自動車バッテリーにおいて水・異物侵入を防ぐためのカバー。 | ||
バスバー | 電池からモータ・インバータなどの駆動系部品に電流を伝える部品。 | ||
シュラウドパネル | ラジエター、ヘッドランプの取付とサイドボディを繋ぐフロント部の樹脂フレーム部品。 | ||
冷却パイプ | 冷却水を専用ラジエーターへつなぐ長尺並走管。 | ||
エンジンカバー | エンジンの断熱、吸音を目的としたエンジン上部の機能的加飾カバー。 | ||
その他の部門 | 住宅設備機器 | バスユニット部材 | バスユニット(周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂)を構成するバスタブ等の部分品。 |
洗面部材 | 洗面カウンター。 |
(1) 自動車部品製造部門
当社グループの主要な顧客は自動車メーカーでありますが、その中でも、マツダ株式会社(以下、「同社」という。)に対しては、主要な樹脂部品供給サプライヤーとなっており、同社の樹脂部品の多くを当社グループで取り扱い、特にインストルメントパネルにおいては全車種に供給しております。
バンパー、インストルメントパネル等の大物部品については、同社の順序指示(例:生産ライン別の車種の製造順序を指示すること)に従って計画順序搬入する生産形態を採用することで最小のリードタイムで納入対応ができるとともに、当社グループにおいても各工程を効率化することにより生産リードタイムを短縮することができ、コスト削減に寄与しております。
また、自動車メーカーにおいて、環境対策の一環としての車の軽量化による燃費向上や車のコストダウンが求められており、それらに対応して従来の金属部品から樹脂部品が採用されている外部環境に対し、当社グループの持つ技術力で、エンジンカバー、インテークマニホールド、オイルストレーナー等の耐熱性、耐振性能など過酷な条件が求められるエンジンルーム内の部品及びシュラウドパネル、フューエルリッド等の自動車ボディ部品の樹脂化についても成功し、当社の主力製品となっております。
① インストルメントパネル(Instrument Panel)
インストルメントパネルの主な工法として、パウダースラッシュ表皮法と発泡ウレタン注入法を使用してソフトタッチのインストルメントパネルを生産しております。パウダースラッシュ表皮法におきましては、成形工程との同時トリム法を開発し工程削減も行っております。また、ステッチ技術も取入れ、インストルメントパネルの質感向上も行っております。
② バンパー(Bumper)
低温衝撃にも強い樹脂材を使用した軽量バンパーフェースにおいては、トリクロロエタンを使用しない脱脂レス工法をいち早く開発し、環境に優しい塗装方法で生産を行っております。開発領域においては、レインホースメントを含めた衝突エネルギー吸収開発も実施可能であります。また、当社は樹脂材料を内製化するため、タルクマスターバッチ製法も開発し、価格競争力のある効率的な生産を実現しました。このバンパーは、マツダ株式会社及びダイハツ工業株式会社に採用されております。
③ サイドステップモール(Side Step Molding)
車体ドア下部に装着される空力性向上とボディの保護を目的とした樹脂でしか実現できないデザインの自由度を可能にした部品です。当社は生産コスト低減のため、大型部品の塗装ラインを開発し、効率的な生産を行って、主にマツダ株式会社やダイハツ工業株式会社等に採用されております。
④ テールゲート(Lift Gate Module)
鋼板から樹脂製に変更することで、内装トリム、スポイラー、ガーニッシュ等の一体化で軽量化、部品点数の削減による製造工程の簡略化を実現しました。軽量化による燃費の向上や、開閉のしやすさの利点に加え樹脂化による設計の自由度が向上し、斬新なデザインも可能となり、空力性能の向上にもつながっております。この樹脂製テールゲートは初めてマツダ株式会社に採用され、現在ではダイハツ工業株式会社、本田技研工業株式会社に採用されております。
⑤ 給電・給油口(Charger Receives Electric Power,Fuel Lid)
ボックスを高強度樹脂と開閉構造の検討により、従来の鉄製構造と比較して、軽量で高外観な樹脂構造を国内でいち早く確立しました。この給電・給油口はダイハツ工業株式会社、株式会社SUBARU、マツダ株式会社、三菱自動車工業株式会社等のメーカーに採用されております。
⑥ インテークマニホールド(Intake Manifold)
樹脂の持つ特長を生かし、軽量で各配管の流路抵抗等を低減した低価格な吸気多岐管の生産を実現しました。当社独自のDRI工法の開発によって三次元に湾曲した等長の樹脂管を安価に作ることが可能となり、初代トヨタヴィッツに採用されました。これを足がかりに国内の多くの自動車メーカーへの拡販に繋がっております。このインテークマニホールドは、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、マツダ株式会社、その他多くの顧客に採用されております。
⑦ バッテリーカバー(Battery Cover)
電気自動車のバッテリーにおいて水・異物の侵入を防止し、ショートを防ぐことと、車両火災時のバッテリーへの燃焼を防ぐための大型のカバー。難燃性を有した熱可塑もしくは熱硬化材料を使用することで、耐熱焼性、シール性を確保しております。また、樹脂の形状自由度を活かし、電気自動車の限られたスペースにレイアウトも可能になり、車体の軽量化にも貢献しております。このバッテリーカバーは、マツダ株式会社、トヨタ自動車株式会社、本田技研工業株式会社に採用されております。
⑧ オイルストレーナー(Oil Strainer)
当社独自の樹脂技術と溶着技術の開発による極小の樹脂メッシュを含む樹脂製オイルストレーナーは、従来の金属製オイルストレーナーに対し、軽量、安価、高性能に加えて、設計の自由度が大幅に向上しております。現在、樹脂製オイルストレーナーでは世界一のシェアを誇っており、あらゆる形状にも対応しております。このオイルストレーナーはマツダ株式会社、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、本田技研工業株式会社、日産自動車株式会社、スズキ株式会社及び株式会社SUBARUに採用され、現在は日本、中国、タイ、インドネシア、メキシコにて生産し、顧客に供給しております。
(2) その他の部門(住宅設備機器)
住宅設備機器部門では、自動車部品製造で培った設計・開発・成形・塗装技術、そして品質管理力を活かし、SMC浴槽、塗装浴槽、塗装エプロン、樹脂便座を主にTOTOグループ向けに生産しております。
① 人造大理石
当社独自のBMC材料開発により、大理石調の色・柄の配合調整を行い、従来の注型工法でしか表現出来なかった「マーブル模様」を可能にし、洗面カウンターのコスト低減と抗菌性能の付加も実現しました。
② 塗装浴槽
当社は、自動車の大型部品の塗装技術を活かして浴槽の質感を向上させております。塗装技術開発により従来のSMC浴槽に比べ、深み感と色彩感を大幅に向上させ、TOTOグループの主力浴槽に採用されております。
ダイキョーニシカワの平均年収は523万円
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、ダイキョーニシカワの生涯収入はおよそ1.93億円と推定されます。
年 | 平均年収 |
---|---|
2013 | 500万円 |
2014 | 518万円 |
2015 | 509万円 |
2016 | 516万円 |
2017 | 515万円 |
2018 | 536万円 |
2019 | 527万円 |
2020 | 501万円 |
2021 | 516万円 |
2022 | 523万円 |

平均年収と社数のヒストグラム上ではダイキョーニシカワは赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングではダイキョーニシカワは3354位(全4687社)で、年収偏差値は52.6でした。

ダイキョーニシカワの年齢別年収
年齢 | 想定平均年収 | 月額給与 |
---|---|---|
20-24歳 | 302万円 | 23万円 |
25-29歳 | 442万円 | 34万円 |
30-34歳 | 509万円 | 39万円 |
35-39歳 | 547万円 | 42万円 |
40-44歳 | 585万円 | 45万円 |
45-49歳 | 620万円 | 48万円 |
50-54歳 | 657万円 | 51万円 |
55-59歳 | 645万円 | 50万円 |
60-64歳 | 504万円 | 39万円 |

ダイキョーニシカワの賞与・ボーナス
年 | 平均賞与額 |
---|---|
2013 | 54万円 |
2014 | 66万円 |
2015 | 64万円 |
2016 | 69万円 |
2017 | 63万円 |
2018 | 61万円 |
2019 | 57万円 |
2020 | 65万円 |
2021 | 52万円 |
2022 | 52万円 |
ダイキョーニシカワの業種・地域
※こちらは、実際の企業数とは大きく異なる点に注意してください。多くの企業が本社所在地を東京にしているため、それ以外の地域では企業数が少なくなります。

自動車部品業内での年収ランキング


ダイキョーニシカワの従業員数は2840人
年 | 従業員数 |
---|---|
2013 | 2315人 |
2014 | 2327人 |
2015 | 2513人 |
2016 | 2611人 |
2017 | 2708人 |
2018 | 2794人 |
2019 | 2828人 |
2020 | 2841人 |
2021 | 2763人 |
2022 | 2840人 |

ダイキョーニシカワの売上、純利益


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参考書籍
ダイキョーニシカワの歴史
2010年11月 | 中国の日系自動車メーカー向けに樹脂部品供給のため、大協西川汽車部件(常熟)有限公司(現 連結子会社)を設立 |
2013年2月 | インドネシアの日系自動車メーカー向けに樹脂部品供給のため、天馬株式会社と共同でPT.DaikyoNishikawa Tenma Indonesia(現 連結子会社)を設立 |
2014年3月 | 東京証券取引所市場第一部へ上場 |
2016年5月 | 大分県中津市に大分工場を新設し、樹脂外板部品の量産開始 |
2019年5月 | 東広島市に本社工場を新設し、操業開始 |
2022年4月 | 東京証券取引所の株式市場区分の再編に伴い、東京証券取引所プライム市場に移行 |
ダイキョーニシカワの子会社
名称 | 事業内容 |
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デック株式会社 | 成形金型、精密治型具の設計、製作 |
三伸化工株式会社 | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
関東大協株式会社 | 住宅設備機器、自動車樹脂部品の製造、販売 |
エイエフティー株式会社 | 自動車樹脂部品の製造、生産設備・生産治具等の開発 |
DNCサービス株式会社 | 生保・損害保険代理業務、人材派遣・職業紹介事業 |
DaikyoNishikawa(Thailand) Co.,Ltd. | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
DMS Tech Co.,Ltd. | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
PT.DaikyoNishikawaTenma Indonesia | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
帝恩汽車部件(上海)有限公司 | 自動車部品の設計/技術サービス等 |
大協西川汽車部件 (常熟)有限公司 | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
大協西川東陽汽車部件 (南京)有限公司 | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
DaikyoNishikawa Korea Co.,Ltd. | 自動車樹脂部品の設計、開発 |
DaikyoNishikawaMexicana, S.A.de C.V. | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
DaikyoNishikawa USA Inc. | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
長春万隆大協西川汽車部件有限公司 | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
如陽股份有限公司 | 自動車樹脂部品の製造、販売 |
ダイキョーニシカワの類似企業
企業名 | 平均年収 | 従業員数 |
---|---|---|
クラスターテクノロジー | 405万円 | 68人 |
三ツ知 | 510万円 | 183人 |
盟和産業 | 560万円 | 230人 |
日本ユピカ | 628万円 | 117人 |
菊池製作所 | 415万円 | 291人 |
ファルテック | 575万円 | 926人 |
日邦産業 | 552万円 | 316人 |
リード | 369万円 | 177人 |
ムロコーポレーション | 506万円 | 664人 |
森六HD | 723万円 | 58人 |