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阿波製紙の平均年収

2024年02月22日 09:18

阿波製紙とは

阿波製紙とは、製紙業を営む徳島県の上場企業です。
企業名 阿波製紙
本社所在地 徳島市南矢三町三丁目10番18号
売上高 134億円
社員数 420人
平均年収 505万円
推定初任給 22万円
年収偏差値 51.6
平均年齢 41.0歳
平均勤続年数 18.8年

有価証券報告書によると阿波製紙の事業内容は次の通りです。

 当社グループは、当社(阿波製紙株式会社)、連結子会社1社(Thai United Awa Paper Co.,Ltd.)、持分法適用関連会社1社(滁州市国豊阿波濾材有限公司)、非連結子会社で持分法非適用会社1社(イノベーション創出投資事業有限責任組合)により構成されており、機能紙(※1)・不織布の開発、製造・販売を主たる業務としております。

 当社は1916年に機械抄き和紙メーカーとして創業し、時代ニーズに合わせた製品の開発、製造・販売を行うことで機能紙・不織布メーカーへと成長を続けてまいりました。さらには、パートナー企業と共同開発を行い、顧客のニーズにマッチした製品の開発や他業種との交流により新たな原材料・製造のノウハウの蓄積を図ってまいりました。

 当社グループの特徴としましては、自動車関連業界において、エンジン用濾材やクラッチ板用摩擦材原紙といった、自動車の動力部分に欠かすことの出来ない製品を長年にわたり製造・販売しております。また、水処理関連業界において、海水淡水化や超純水製造といった高度な水処理に欠かすことの出来ない分離膜支持体用不織布の製造・販売を行っております。その他、食品用、電気・電子部品用などの各種産業用途向け機能紙の製造・販売を行っております。

 

 (※1)機能紙………書く、拭く、包む以外に、化学繊維、合成繊維、無機繊維、金属繊維、鉱物繊維など、多種多様な原料に、当社の培ったコア技術を加え、電気絶縁、導電、遮光、耐熱、防音、濾過、分離、吸着などの働きを持たせた紙をいいます。

 

 当社グループの主な事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

 なお、当社グループは、機能紙・不織布の製造・販売を事業内容としており、単一の事業活動を行っておりますので、品目別に記載しております。

 

(1)自動車関連資材

  主要な製品はエンジン用濾材、クラッチ板用摩擦材原紙、鉛蓄電池用セパレータ原紙などであります。

① エンジン用濾材

 エンジン用濾材は、当社及び子会社のThai United Awa Paper Co.,Ltd.が製造・販売をしております。また、持分法適用関連会社の滁州市国豊阿波濾材有限公司においても、製造・販売をしております。

 エンジン用濾材とは、主に自動車のエンジン周りに使用されております。その用途としては、吸気用、潤滑油用、燃料用があります。エンジンの燃焼には大量の空気が必要になりますが、空気中にはエンジンに有害なダスト(ゴミ、他車から排出されるススなど)が含まれており、エンジンの不調やエンジン各部を傷めてしまうことがあります。そこで、これらを防止するために吸気用濾材が使用されています。また、潤滑油は使用することで、カーボン粒子などで汚れていきます。このような不純物除去を行うために潤滑油用濾材が使用されています。燃料用濾材は、燃料タンクに入ったゴミを濾過し、水分を分離することで、エンジンの燃焼を適正に保つ役割を担っています。エンジン用濾材は、これらの働きを通じてエンジンに清浄な空気、燃料を供給及び潤滑油の性能を維持し、自動車の燃費向上や排気ガスの浄化などに貢献しております。

 

② クラッチ板用摩擦材原紙

 クラッチ板用摩擦材原紙は、当社が製造・販売しております。

 主にオートマチック自動車のクラッチ板用摩擦材として使用され、自動車のトランスミッション(変速機)に組み込まれます。クラッチの機能としては、薄い何枚ものクラッチディスクを摩擦させることによりエンジンの動きをトランスミッションに伝え車輪を回し、発進・停止・変速を行います。クラッチ板用摩擦材は、クラッチディスクの表面に張り付けられており、優れた摩擦性能により変速時のショックを吸収し、スムーズなギアチェンジを可能にします。また、トランスミッション内は非常に高温になるため、耐熱性に優れた材料が使用されております。

 

③ 鉛蓄電池用セパレータ原紙

 鉛蓄電池用セパレータ原紙は、当社が製造・販売するほか、子会社のThai United Awa Paper Co.,Ltd.が製造・販売しております。

 鉛蓄電池は主に自動車用として使用されており、正と負の鉛極板、セパレータ、電解液で構成されており、電解液のイオン移動により充放電を行います。当社の製品は鉛蓄電池に入っているプラスとマイナスの極板同士がショートしないように、極板の間に入れるセパレータに使用されております。

 

 

(2)水処理関連資材

  主要な製品は分離膜支持体用不織布、MBR(※2)用浸漬膜及びユニットであります。

① 分離膜支持体用不織布

 分離膜支持体用不織布は、当社が製造・販売を行っております。

 当製品は、主に世界の水処理用分離膜メーカーが製造する逆浸透膜モジュールに分離膜支持体として使用されております。用途市場としては、海水淡水化や廃水処理などのインフラ用途をはじめ、工業用、家庭用浄水器などに幅広く使用されております。

 

② MBR用浸漬膜及びユニット

 廃水処理に使用されるMBR用浸漬膜及びユニットの製造・販売を行っております。水資源問題が世界的に深刻化する昨今、水のリサイクル利用などに活用され、水資源の保全と有効利用に貢献が期待される商品です。

(※2)MBR…… Membrane Bio Reactor(膜分離活性汚泥法)の略称であります。膜分離活性汚泥法とは、活性汚泥槽に膜を沈めて直接濾過水を引き抜く方法で、標準活性汚泥法に比べて、水質良好・管理費削減・設置面積削減などの利点があります。

 

(3)一般産業用資材

  主要な製品群は食品用、電気・電子部品用機能紙などであります。

 食品用は、主に加工食品の鮮度保持用に使用される脱酸素剤の包材として使用され、当社が製造・販売しております。電気・電子部品用は、主に電子機器などの断熱部材や放熱部材として使用され、当社が製造・販売しております。その他、主に耐熱プレス用の工程紙として使用される耐熱クッション材などがあります。

 

[事業系統図]

(注)非連結子会社で持分法非適用会社1社につきましては、投資ファンドであるため、事業系統図には記載

   しておりません。

※画像は省略されています

阿波製紙の平均年収は505万円

阿波製紙の平均年収は505万円です。 去年の全国平均年収430万円より17.4%高いです。 過去のデータを見ると446万円(最低)から505万円(最高)の範囲で推移しています。 この平均収入は賞与を含んだ金額です(一部例外を除く)。
生涯収入の全国平均である約1.9億円に対し、阿波製紙の生涯収入はおよそ1.87億円と推定されます。
平均年収
2013 446万円
2014 477万円
2015 482万円
2016 489万円
2017 488万円
2018 494万円
2019 489万円
2020 456万円
2021 471万円
2022 505万円

阿波製紙の平均年収



平均年収と社数のヒストグラム上では阿波製紙は赤色の箇所に位置しています。 年収ランキングでは阿波製紙は3558位(全4687社)で、年収偏差値は51.6でした。
阿波製紙の年収ヒストグラム

阿波製紙の年齢別年収

阿波製紙の20代の想定平均年収は358万円、30代の想定平均年収は510万円でした。 阿波製紙の初任給はおよそ22万円と推定されます。
年齢 想定平均年収 月額給与
20-24歳 291万円 22万円
25-29歳 426万円 33万円
30-34歳 492万円 38万円
35-39歳 528万円 41万円
40-44歳 565万円 43万円
45-49歳 599万円 46万円
50-54歳 635万円 49万円
55-59歳 623万円 48万円
60-64歳 486万円 37万円
阿波製紙の年齢別平均年収
※国税庁の民間給与実態統計調査を元にした推測値です


阿波製紙の賞与・ボーナス

有価証券報告書の賞与引当金によると、阿波製紙の 平均年間賞与額は55万円でした。前述の平均年収にはこの賞与額が含まれます。
平均賞与額
2013 51万円
2014 58万円
2015 60万円
2016 56万円
2017 57万円
2018 55万円
2019 52万円
2020 40万円
2021 47万円
2022 55万円


阿波製紙の業種・地域

阿波製紙の本社所在地は徳島県です。徳島県を含む四国地方内での年収ヒストグラムがこちらです。 四国地方内での年収ランキングは35位(全57社)でした。
※こちらは、実際の企業数とは大きく異なる点に注意してください。多くの企業が本社所在地を東京にしているため、それ以外の地域では企業数が少なくなります。
阿波製紙の年収ヒストグラム(四国地方内)
阿波製紙は、業種カテゴリとしては 製紙業に属します。 製紙業内での年収ランキングは 41位(全52社) でした。

製紙業内での年収ランキング
阿波製紙の年収ヒストグラム(製紙業内)
※有価証券報告書を開示している企業のみが対象のため、図中の企業数と実際の企業数とは異なります。

阿波製紙の従業員数は420人

阿波製紙の従業員数は420人でした。
従業員数
2013 407人
2014 409人
2015 407人
2016 420人
2017 430人
2018 438人
2019 436人
2020 423人
2021 417人
2022 420人
阿波製紙の従業員数

阿波製紙の売上、純利益

阿波製紙の最新の売上高は134億円(売上ランキング2381位)でした。 従業員一人当たりの売上高は3179万円(一人当たり売上ランキング3235位)です。
阿波製紙の売上高
阿波製紙の最新の純利益は7.14億円(純利益ランキング2339位)でした。 従業員一人当たりの純利益は約170万円(一人当たり純利益ランキング2798位)です。
阿波製紙の純利益

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参考書籍

阿波製紙の歴史

阿波製紙の歴史について年表形式でご紹介します。
1916年2月 阿波製紙株式会社を設立
1943年5月 株式会社平和製紙所、三和製紙所と合併、徳島合同製紙株式会社を設立
1949年10月 三光工業株式会社を設立、阿波製紙株式会社内に徳島工場を設置、セルロイド原紙の生産販売を開始
1961年4月 自動車エンジン用濾紙の販売を開始
1979年11月 樹脂含浸加工部門を分離独立し、日米加工株式会社を設立
1982年10月 リード工業株式会社を設立、合成繊維紙などの開発に着手
1983年4月 分離膜支持体用不織布の販売を開始
1984年7月 クラッチ板用摩擦材原紙の販売を開始
1988年12月 James River Corporationと業務提携、バージニア州にてエンジン用濾材の委託生産開始
1989年11月 生産能力拡大のため阿南工場を新設、同工場にて建材用ガラス繊維紙の生産開始
1994年2月 アジア市場に向けて、タイ国にThai United Awa Paper Co.,Ltd.を設立
1996年1月 Thai United Awa Paper Co.,Ltd.が営業開始
2000年11月 Hankuk Carbon Co.,Ltd.と技術支援契約を締結、ガラス繊維紙の委託生産開始
2003年4月 中国市場への進出のため、中国に阿波製紙有限公司を設立
2004年2月 河南舞陽申鑫特種紙業有限公司と技術許諾契約を締結、エンジン用濾材の委託 生産開始
2006年1月 阿波製紙有限公司が営業開始

阿波製紙の子会社

阿波製紙の子会社や、資本関係等の関連企業はこちらです。
名称 事業内容
(連結子会社) Thai United Awa Paper Co.,Ltd. エンジン用濾材、鉛蓄電池用セパレータ原紙などの製造及び販売
(持分法適用関連会社) 滁州市国豊阿波濾材有限公司 エンジン用濾材の製造及び販売

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